徒歩・徒然

2000年12月上期


2000年12月1日(金)

気が付いたら12月になっていました。

師走の入りは、みあげる青空でした。


2000年12月2日(土)

「職員が捜索していますが、まだ行方は分かっていません」
と神妙に話されるニュースの主役は ヤマアラシ (秋田市大森山動物園にて)。

北国の、おだやかで平和な冬の陽が注ぐ一日でした。


追:

 突然さまよいたくなり、夜の散歩に出る。
 歩くこと二時間。
 脚もくたびれ、気持ちも掃われ、
 いよいよ家が近付いて来たというところで、信号待ちの車から窓を叩く音が。
 見たら職場の人だった。

 まさか、それまで二時間歩き詰めだったとは思われまい。
 トンデモナイところで会わなくて良かったよ。ほんと。


2000年12月3日(日)

食料品を仕入れてきて、一所懸命に小さな冷蔵庫に詰め込もうとしていて、ふと、冷蔵庫の中も外も温度が違わないことに思い至りました。

いいんだ別に。もやしとエノキぐらい、外にほっぽり出しといたって。


2000年12月4日(月)

TEACの空気清浄機をタダで貰ってきました。
LaOX仙台店のポイントが貯まりに貯まっていたので(電車賃使って往復して、なんだか釈然としませんが)。
マイナスイオンとかオゾンとかのことは良く分かりませんが、部屋の埃にいくばくかの効き目があることを期待しています。

ついでにハードディスクドライブも二つほど。しかし、どうやって使いましょうか。


2000年12月5日(火)

さあ帰ろうと職場を出ると、まあ、すごい風、すごい風。

いわゆる北西の季節風というやつで、ラーメン屋さんの半分壊れた立て看板が、ぎしぎし音を立てています。
不思議と、そんなに冷たさを感じませんでした。
天気予報では、ダルマさんが吹雪の中に佇んでいます。

秋田県、内陸は大雪の恐れ。
秋田市は、あした目が覚めたらどうなっているかな。


2000年12月6日(水)

夕方までに、秋田市では2cm積もりました。
県内では、10cm以上積もったところもあるようです。
風と雪。夕方、街は、道も空気も真っ白になりました。

こないだから、寒いの雪のと色々書いておりますが、正式に“積雪”を記録したのは今日が初めてです。
帰ってくるとき、見事に道が白くなっていました。

さ、この冬は、何回転ぶかな。
今まで3度、秋田の冬を越しましたが、3度とも何回か転んでます。去年の冬あたり、そろそろコツを掴んだんじゃないか、と油断してたら、やっぱり職場の近くで引っくり返りました。
冬道のうまい歩き方を教えてもらいたいです。地元の人は、幼い頃から体に染み付いているので、言葉でうまく説明してくれないんです。つるっつるの道を厚底ブーツ履いて駆けている、そこのお姉さん。どうしたら、そんな芸当ができるんですか。僕は不思議で仕方がありません。


2000年12月7日(木)

雪は止みました。
風も止みました。
でも、寒くなりました。朝の気温が氷点下2度。

あんまりたくさん積もらなかったところへ、ぐっと気温が下がったので、「うっすらと積もった雪が踏み固められてカチカチに凍る」という、一番やって欲しくない道になってしまいました。

出勤時に一回、帰宅時に二回、滑りました。
周りには、平然として歩く秋田の人たち。
なんか、くやしいったら。


京王線に女性専用車両

実は、僕がこの話題を初めて読んだのは(なぜか)イギリスBBCのニュースサイトでした。
そこには、『日本で長距離の電車通勤をする女性にとって、痴漢 (“groping”) が深刻な問題となっている』とハッキリ書かれています。

なんだかなぁ、と思いますよ。
あんたら、世界の恥になりつつありますぜ。


2000年12月8日(金)

最近、雪のことばっかり書いていますが、今日もです。

気温が5度前後まで上がったので、常に日陰の所を除いて、雪が解けました。
最初に積もった雪は、だいたい、そのまま残らずに消えてしまいます。

明日は雨になるかもしれないとのこと。

土曜日の雨。金曜日の夜更かし。


2000年12月9日(土)

毎年のことですが、この季節、米を研いでいると指がもげそうな気がします。
みなさん、我慢してやっているんでしょうか?
湯沸し器のお湯でやったらダメ?


2000年12月10日(日)

昨日の続き(?)

研いだ後、何時間か水に漬けておくのは、たぶん、昔から言われているやり方だと思います。
美味しく炊くにはそうすべし、と。
そして、そのまま、その水から炊いていくわけですね。
ウチの、ごくごく簡単な炊飯器でも、結構まともに出来上がります。
ただ、その「漬けておく」時間がなかなか取れないのが、今の生活の悲しいところ。
はらへったー、早くなんか食いたーい、と帰ってくるので、米を ざっざっざ とかき回して、すぐさま炊飯器に突っ込んでしまいます(出かける前に研いでおけばいいじゃないか? おっしゃる通りでございます。でも、いつもギリギリまで寝ている身では、とてもとても……)。
ま、それでも、特段マズくなるわけではないので、別にいいやと、思っています。

で、今日、「お湯から炊けば早いよ」という、さらなる時間短縮の技を聞いて試してみました。
米を研いでる脇でお湯を沸かして、研ぎ終わったなと思ったら、そのお湯を どぼどぼどぼ と入れて、やけどに注意しながら炊飯器にガシャ。スイッチ、オン。

確かに炊き上がるまでの時間(つまり、スイッチが切れるまでの時間)は短くなるのですが、芯の残る米があったりして、お世辞にも美味いとは言いがたかったです。
時間短縮の度合いも、目に見えて、とはいかないので、普通に炊いた方が無難でしょう。


2000年12月11日(月)

冷えた今日、このままでは洒落にもならないので、部屋の暖房を入れることにしました。
ウチのは、今の所、ガスエアコンです(高燃費、低出力)。

リモコンでピッ。
とやれば、動き始めるはずでした。しかし……
何も起こりません。

リモコンを見ると、普段、温度の数字やなにかが出てくる所が、まっさらのままです。何度ボタンを押しても、そのまま。
電池が切れてます。

リモコンの電池がなきゃ、こんなの、ただの箱じゃないか。

とりあえず、カセットデッキのリモコンなんか滅多に使わないから、そのあたりから拝借するか、と思って裏の蓋を開けると、入っていたのは単4電池。
こんなちっちゃいの、ほかで使ってないよ。

で結局、粉雪が乱れ飛ぶ夜道をコンビニまで。
なんかすっきりしません。


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written by tardy@k.email.ne.jp