徒歩・徒然

2001年7月下期


2001年7月16日(月)

SKY PerfecTV ! の放送は現在、PerfecTV ! サービスが東経128度の JCSAT-3、SKY サービスの方が東経124度の JCSAT-4A から降って来ています(緯度は言わずもがな ですよね。赤道の真上です)。
JCSAT-3 は地上から 35788km、JCSAT-4A は 35795km の所に浮かんでいます。地球の直径が 12750kmぐらいですから、だいたいその3倍の距離があります。ものすごく遠くです。衛星の送信アンテナは、せいぜい2m程度の直径しかありません。そこからの電波を捕らえるには、まさにピンポイントの照準合わせが必要になります。
通信衛星の電波は非常に微弱です。JCSAT-3 が 出力60W、JCSAT-4A は 75W です(単純に考えれば、そこら辺の白熱電球と同じ程度でしかない)。メーカーは何とか工夫して直径の小さいアンテナでも安定して受信できるようにしていますが、厳しい条件に変わりはありません。また、すぐそばに別の衛星が浮かんでいるので、それらからの混信を防ぐために、受信アンテナのビームは意図的に狭くしてあるということもあります。
デジタルですからアナログの放送と違って「電波状態が悪いけど、どうにか受かる」という状況がありません。受信できるかできないか、という「0か1」の世界になります。
これら様々なことがありまして、デジタルCS放送の受信アンテナ設置は、非常に微妙な調整が必要になっています。

以上、inakano さんのCS受信導入に際した薀蓄でございました。
来年には、東経110度(放送衛星と同じ場所)からCS放送を始め、BSと同じアンテナで受けられるようになるとかいうハナシもあります。そうなると、また新製品の売り込み合戦ですかね。


2001年7月17日(火)

よそで見た話題に ここで茶々を入れる、のが続きますが。

病院の中って、携帯電話の電源は切っとけ、っていうんじゃないんですか?
メールの送受信なんかしてたら、危なくないスか?

飛行機でも、離着陸の大事な時は、電子機器類は切っとけって言われますよね。


ちなみに、勘違いなさってる方も多分にいらっしゃるようですが、電源をオンにしただけで電波は出てますからね。通話や通信をしてなくても。


2001年7月18日(水)

3連続早番に備えて寝た方がいいんじゃないか。


2001年7月19日(木)

たぶん ここ十数年来の、疑問。
政治家の人たちが街頭演説かなんかする時に「全力で」と言うと、どうしてアクセントが「ぜ」のトコに来るんでしょう?


2001年7月20日(金・祝)

「早寝早起きは健康の元」

そりゃ、ずっとその生活が出来ればの話だろ。(キレ気味)


MYCY 様

我が方には、とりあえず、SUPER FAMICOM と、最初の Play Station の後期のバージョンがあります。
ソフトは、RPGを中心に買い揃えていましたが、そんなに多くありません。最近、休みでも あちこちに出掛けたりしていて体が開かない(空かない?)ので、ほとんどゲーム機の電源を入れることがないんです。もったいない。
色んな人に話しているんですが、プレイ時間10時間ぐらいまでで放り出してあるソフトが ごろごろしています。Dragon Quest VII も その一つ。Wild Arms (1も2も)、Legend of Dragoon、Grandia、Legaia、Wizardry、Mystic Dragoons……おいおい、こんなにあるんかい。
一時期、なんか知らないけど、こういう「物語のあるゲーム」に熱中していたことがありまして(Wizardry は ちょっと違うか)。実は、どれも その後の展開が気になっていて、とっとと進めたいんですが、なかなか時間が。

そんな状況なんで、Play Station 2 を買うのも ためらっている所です。


2001年7月21日(土)

梅雨が明けたって言われました。
今年は どうも意志薄弱で、すでにエアコン三昧の生活を送っております。関東に住んでたら倒れてますな。


2001年7月22日(日)

国土交通大臣ともあろう人が、韓国に新しく出来た“仁川空港”を「じんせん空港」だなんて読んでるとは知りませんでした。

あんた、何年前の人だね。
“釜山”は相変わらず「ふざん」ですか。“済州島”は相変わらず「さいしゅうとう」ですか。その辺りの、昔から日本で一般的に「音読み」されてきた地名ならばともかく、“仁川”ですよ。
いまさら「じんせん」に しますか。はあ。
信じられんわ。

韓国と日本が、外交レベルでちっとも歩み寄れないわけですね。保守党の支持率も下がるはずだわさ。
感覚が、あまりにズレ過ぎ。


仁川駅の駅名標を、ご参考までに。(撮影は昨年)
(空港からは だいぶ離れた所にありますので、おそらく、日本から韓国へ旅行する人にはあまり縁の無い駅だと思います)
インチョン駅

「インチョン」って読みましょうよ。そうでしょ?


2001年7月24日(火)

仙台からの出張帰りです。
(仙台がこんなに暑いなんて異常だ、と思っていたら、今日は あちこちで異常に暑くなってたみたいですね。前橋で40度? どひゃー)

新幹線に乗りますと、前の席に とある家族が。若夫婦と、その赤ちゃんです。
こんな風に座ってた

赤ちゃんが座席でスヤスヤと。お父さんは椅子を追い出され、前の座席との間の床に腰を下ろしています。窮屈そうです。
(指定席の車両なんで、しょうがなかったんですね)

どっこい、俺たちゃ生きているんだ。頑張れ、お父さん。


2001年7月25日(水)

カレーにカボチャを入れて作ったんですが、煮すぎてしまって ほとんどが皮を残してなくなっちゃいました。やっぱり対策を取らなきゃダメか。

今回は隠し味ね。


2001年7月28日(土)

いろいろやることが溢れかえってまして とにかく家に帰ったら眠らせて欲しいというのがここ3日間の状況でした まる

あしたの夜は かえれません


2001年7月29日(日)

出勤前に、最近思うことをちょいと書いておきます。

ホームページに画像を乗せる際は、HTMLの方ではなく、「画像そのもので」大きさを調整して頂けると非常に助かります。
特に、もともと大きい画像を HTML で小さく表示させるように記述すると、ごく小さい画像のくせに延々とデータを受信し続けることになって、表示がちっとも終わらないんです。

田舎のダイヤルアップ環境には辛くて(いや、田舎も都会も無いですけど)。

流行りの「ブロードバンド」環境にするには、ちょっと踏み切れないところがありまして。プロバイダの選択、誤ったかなぁ……いっそのこと、全面的に DION に乗り換えちまうか?


今夜は、闘いです。


2001年7月30日(月)

映画 “Frequency”

本編よりも、ドキュメンタリーの方に興味を引かれてしまったのはいかがなものかと思いますが、しょうがない。

“すくなくとも6つの次元、おそらくは7つの次元が存在する。我々に見えないだけで。”

机の上で、こんな、とてつもない真実に追い付こうとしている人が沢山いるんですから。自分の知っていることなんて、ほんの些細なものでしかありません。
世の中の奥深さと、それを求めて進む人たちに、改めて敬服と感謝を。
知り得た事実は、ぜひ、こちらにも知らせて下さい。楽しみに、待ってます。

あ。
映画そのものは、可も不可も無くと言った感じでした。肩に力を入れず、難しい事は考えず、見られる作品。
(どうも、あんまり心に残っていないらしい)

邦題:オーロラの彼方へ(2000年・米)
監督:Gregory Hoblit
脚本:Toby Emmerich
出演:Dennis QuaidJim CaviezelAndre Braugher ほか


2001年7月31日(火)

連日、政治に関する報道が行われ、内閣支持率も史上空前の数字なのに、なぜ投票率がこんなに低いのだと新聞に投書している二十歳の青年がいらっしゃいます。
他人任せで本当に明るい未来が来るのか? と嘆いていらっしゃいます。

その志は大変立派で賞賛すべきなのですが、あえて一言二言申し上げたい。

投票率が低迷したのは、どうしたらいいか分からなかった人が多かったんですよ。
あちこちで言い古されたことですが、「小泉さんは何かやってくれそうだけども、だからと言って自民党に投票するのは……」という心理状態です。
今回、自民党が大勝ちしたのは「小泉さん支持」→「自民党投票」の『単純な考え方をした』人たちの投票行動によったとも言えるわけで、投票に行ったからって決して偉そうには出来ないんではないですか?

投じた2票が いずれも いわゆる「死票」となった僕は、当然の権利を行使した と言えるだけで、とてもじゃないけど、これで 政治に参加した などとは口に出来ません。そんな気が、全然しない。

自ら主体的な当事者として政治に参加するという姿勢が、いかに多数の人から欠如しているかがわかる。観客民主主義とはよく言ったものだ。 とおっしゃっていますが、そんな陳腐な分析で済ませちゃうのこそ危険ですよ。投票に行かない人を、全部一まとめにして一喝して切り捨てるのは、どうでしょうか。
確かに、「政治? なにそれ? むずかしくてわかんなーい」とか「選挙? そんなのあったの?」とかって人もいるでしょうが、考えに考えた末、今回は棄権したという人もいるはずです。

「投票に行った」=「政治に参加した」
「投票に行かない」=「政治に無関心」
こういう考えをお持ちなわけですよね。人々の考え方や行動が多様化している現代社会です。もう、そんな公式めいた理想論は通用しないでしょう。
投票率が50%前後。つまり、行った人と行かない人が半分半分ってのは、とても健全な数字に思えます。行かなかった人が何を考えていたのか、その辺りの分析を徹底的に進める必要が、そろそろ出てきているんじゃないでしょうか(今回の「大勝利」に浮かれている自民党の皆さんには無理としても)。

投票に行く権利も行かない権利も、僕らは等しく持っています。たとえ投票に行っても、紙に名前を書くことでしか、僕らは意思表示は出来ません。
紙に名前を書いて箱に入れることと、それをしないこと。意思表示の価値として、その二つに いくばくの違いがあるというのでしょう。「投票に行かない」のも立派な意思表示なんだと、僕は思います。


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