徒歩・徒然

2003年2月上期


2003年2月1日(土)

朝から晩まで、一日中 ふとんに潜り込んでいました。気が付いたら夜。
たぶん、疲れているんでしょう。


Boston Red Sox のチケット申し込み、受け付けてもらえないです。
technical problem って、何ですか それは。

ま、もうちょっと あとでも いっか。


2003年2月2日(日)

夜中の1時過ぎに寝床に入り、気が付いたら夕方4時でした。

いくらなんでも これは寝過ぎかな。おかげで、ちゃんと寝なきゃいけない夜になっても目がさえて仕方がありません。


雪国暮らしは命懸け

いや、決して大袈裟な話ではなく。
冬の間の身の危険は、どう考えても「非雪国」で暮らすよりも多いと思います。多くないかなぁ?

23歳になって初めて雪国暮らしを始めた私には、とても適応の出来る環境ではありません。


2003年2月3日(月)

郵便局に行きました。
でかい封筒を出すんで、窓口に並びました。

ところが、例に無く混んでいました。三つある窓口に、どれも長い行列が出来ています。
大学の願書の封筒を持った人が殆どです。「書留」「速達」など、手続きに時間が掛かる郵便のため、行列が進むのに時間が掛かります。なるほど、そういう時期ですもんね。
中には、北海道に5日必着の郵便を今日出すと 万一 飛行機が飛ばなかったりした時に 着かない場合も有り得る、とか不吉な事を言われて困っている人も居ました。今ここで そんなこと言われたって。
(「そんなことなら土曜日に開けとけばいいのに」とか話してた人、中央郵便局は土日も開いてますぜ)

ただ よくよく周りを見渡すと、どう見ても受験生には見えない年齢の男性・女性ばかりが居ます。要するに、本人ではなく親御さんが出しに来てるみたいなんですね。なんか、なんつうか……もう、信じられませんでしたよ。ちょっと、言葉が見付からない。あまりに自分の考え方から 懸け離れてるもんで。僕が こういうことやってた時は、僕と同じ位の年齢の人たちが 郵便局にたくさん来ていたような気がするんですけどね。記憶違いでしょうか。それとも、時間帯や地方によって違うのかな。
いや、「俺らが出してくっから、おめぇは勉強してれ」ってことなんだと思いますよ。思いますけどね、そこまで暇を惜しませる必要が あるんでしょうかね。そこまで やったげる必要が あるんでしょうかね。願書ぐらい てめぇで出しに行かせりゃ いいじゃないスか。なんも時間かかることじゃないし、なんも難しいことなんか無いスよ。窓口に出してカネ払やぁ 終わりなんだから。
親御さんは お金は出してるかも知れませんけど、書類に書いてあるのは 本人の名前なんですよ。本人の将来の事に関わる書類なんですよ。危ないから一人で道を歩いちゃいけません、って歳でも無いでしょうに。

な……なんなんでしょうね、これって。
「全く、最近の親は……」って言っとけば良いですか? とりあえず。

ま、僕の場合は、机にくっついて勉強してるのが嫌で、「願書を出しに行く」のを言い訳にして逃げ出して、わざわざ遠い郵便局に自転車で行って時間をつぶしてた、ってのが真実だったんで、あんまり偉そうなこと言えませんけど。


2003年2月4日(火)

Columbia は、最初に宇宙へ行ったスペースシャトルでした。一番はじめは、もう20年以上も前の出来事です。当時の僕は、普段は起きていない筈の時刻にムリヤリ目を覚まし、テレビで打ち上げの様子を見ていました。

コロンビアは、カッコいい宇宙船でした。
それまでの宇宙船は、ただ宇宙を飛ぶだけの乗り物、という感じで、外見のことは あまり考えていないようでした。アポロは 僕の生まれる前に すでに月に飛んで行くのを止めていたので 写真を見たことしかないのですが、あの歴史的偉業を成し遂げた宇宙船は、すごいとは思ったけれど どうしてもカッコいいとは思えなかった。スカイラブにしても同じ事で、やっていることは立派だけれど、姿は 不恰好で味気なかった。

しかし スペースシャトルは、それまでの宇宙船とは全く違う姿をしていました。
翼を備え、前と後ろがハッキリしていて、未知の宇宙に向かって進んで行く乗り物に相応しい体型でした。変な形の太陽電池とか、無遠慮に突き出た姿勢制御用のエンジンも無く、実にスマートで 凛とした出で立ちでした。
発射台に据え付けられた姿も、それまでの宇宙船にはないものでした。棒が 一本 立っているだけのサターン型ロケットと違い、何やら仲間を従えて、かなり大所帯の様相です。いったい あの中には 何が入っているんだろうと、そんな事を思うだけでワクワクしたものです。

秒読みが終わり 空に舞い上がったあと、補助燃料ロケットを切り離します。
その一連の流れを、僕は夢中で見ていました。そんな「空の上で機械が分離する」なんて光景は、お話の世界の中にしか無かったのです。そんな光景を見るだけで、僕は とてもすごい物を見ているのだ、と興奮してしまうのでした。

何日か経って、コロンビアは帰って来ました。
普通の飛行機が降りて来るのと同じ感じで 滑走路に戻って来ます。パラシュートにぶら下がってユラユラ落っこちてくるのではなく。これも、それまでの宇宙船とは全く違う姿で、実に優雅でした。僕は、コロンビアの名前の由来どころか 綴りすら知りませんでしたが、宇宙開発が全く新しい時代に入ったのではないかと、幼いながら、大きな夢を覚えていました。

それから2〜3年後のことと記憶しています。
Challenger が日本の上空を飛行するのが見える!」と話題になったことがありました。
その頃には、スペースシャトルの打ち上げや帰還はニュースになることもなくなるくらい、当たり前になっていました。僕も、コロンビアを初めて見た時のような興奮や感動は すでに感じなくなっていました。しかし、この「地上からスペースシャトルが見える」という出来事は、また新鮮なものでした。それまでにも スペースシャトルが日本の上を通った事はあるが、いずれも昼間で見ることは出来なかった。それが今回は、夕方、空がいくぶん暗くなった時に通るので、ハッキリ見えるはずだというのです。

いよいよ その日、僕は、近所のビルの屋上に行きました。少しでも高い所の方が、良く見えるのではないかと単純に考えたからです。夕焼け空から だんだん暗くなってきました。
そして、チャレンジャーがやってきました。藍色の空を、ひときわ明るくて大きな星のような光が、音も無く流れて行きました。あの光の点が、あの 翼を持った機体なのだとは 俄かには信じられませんでした。しかし、宇宙船がこんな風に見えるのだというのは、僕にとって新たな発見でした。「あそこを飛んでる人たちが居る」。それを思うと、本当に不思議で、本当に心が浮き立ってきました。僕は、しばらく空を見上げたままでした。

しかし、僕に感動を与えてくれた二つの宇宙船は、もう、どちらも この世にありません。

チャレンジャーは、まさに宇宙に飛び立とうとしている その時に爆発し、コロンビアは、地球に降りる その前に バラバラになってしまいました。

いずれも、中に7人の人が乗っていたのは分かっています。その人達の命は決して軽い物ではないし、機械と同列に考えられる物でもないし、それは 充分 承知しているつもりです。

でも僕は、どうしても、「あの宇宙船が無くなってしまったんだ」ということに、寂しさを感じてしまうのです。その姿や打ち上げの光景を見ただけでワクワクしてしまうような、そんな宇宙船に これから先 出逢う事ができるのでしょうか。あちこちから 夢の欠片も無い批判や悪口が聞こえてくるたび、僕は、寂しくなってしまうのです。


2003年2月5日(水)

今朝は、秋田市内に霧氷が発生。さむー


そんでもって、これから夜のお仕事。さむー。


2003年2月6日(木)

今日気になってるのは、昼寝てた時に掛かってきて出たら切れてた あの電話は何だったんだろうということです。


先月分の家賃を振り込み忘れていたことに気付く。


2003年2月7日(金)

第一級陸上無線技術士 取ったーッ!!

初めての受験から数え 苦節6年と少し、やっと「試験勉強」から開放されます。これで 無免許運転だの仮免許練習中だのと 肩身の狭い思いをしなくて済みます。はー。

ただ、「試験に受かった」てのと「その物の本質を理解している」てのとは全く別の話なので、僕に電磁気学のこととか訊かれても困ります。境界条件? 何それ。


この資格試験の現状をご存知の方は、ん? と思われるかも知れません。
そうです。あまりに時間を掛けすぎているため、4科目中2科目は中途で期限切れとなり(3年で消滅)、2回も合格しています。それで仕事をしていたのですか? そうです。こんなんだから ヘマばかりしてるんです。

一時は、僕は 一生 合格なんか出来ないんじゃないか とか、僕の答案の時だけコンピューターがおかしくなってるんじゃないか とか、僕のマークシートの塗りつぶし方だと読み取ってくれないんじゃないか とか、ヤケクソになったりしましたが、今日で 全部 忘れました。(勉強したことも忘れました)

要するに、その程度の実力なのであります。


2003年2月8日(土)

鹿児島・宮崎で春一番

いや、そりゃ、確かに今日は7℃くらいまで上がったから あったかかったかも知れんけど……


一万円が6600万円

要するに あれですね、絵の中身なんかは どうでも良くて、描いた人だけが問題だってワケね。


2003年2月9日(日)

夜中にテレビ付けたら たまたま流れてた 映画 “Paris, Texas” に いつの間にか見入ってしまう。あのHunterって子、素敵だ。
あの後どうなったのか、とか考えると 決して平坦な結末ではないな などと思ったりしてしまうわけですが。
(律儀に書くなら「1984年 西独/仏」なんですけど、これはアメリカの映画ですよね)

ドライブ行こ。


洗濯物を干していて、特に目立つほどではないんですが 所々にインクの染みみたいなのがくっついているのに気付きました。なんだろうなと思いましたが、その場では深く考えませんでした。洗濯機の底の方に転がっていたボールペンを発見したのは、それから少し後でした。どうやら、シャツの胸ポケットに入れてたのを忘れて、そのまま回してしまったようです。

ボールペンの中は インクが溢れて真っ黒になっていましたが、密閉の構造が比較的しっかりしていたおかげで 外に出てきたのは少しにとどまり、大事に到らなくて済みました。
(最近、こういう生活態度がだらけていることを示す出来事が増えているような気がします)


ワカサギ釣りで落っこちた

あぶない。今日は あぶない。


2003年2月10日(月)

突然の(僕が聞いてなかっただけ)懇親会で臨時支出。

だからと言って、財布の中に二千円しか入れていないのは、暮らしに対する元々の取り組み方が間違ってるような。いいじゃないか、自分が食えれば いいんだからー。


2003年2月12日(水)

今日は夜勤明けで眠いので、リンクを三つ貼って 誤魔化します。すみません。


“A discreet presence at Heathrow” : BBC

あ、あの空港だ あの空港だ。
テロの警戒でお巡りさんと兵隊さんだらけに なってるらしい、のに、あんまり目立たないとのこと。

どうも、どこの偉い人も態度を頑なにして行く一方みたいですね、ここの所。何も言わずに事態を静観してる方が 巻き込まれなくて済むんじゃないかと思っちゃいます。偉い人が下手に口出して どっかの気が違った輩に爆弾ぶっつけられたりしたら たまったもんじゃない。偉い人だけに爆弾がぶつかるんなら いいけどさ。そうじゃないでしょ? ぶっつけられるのは私らだ。あんまり無責任な放言は しないで貰いたい。


“Springtime for Godzilla” : Sports Illustrated/AP

「日本の報道陣が6ダース」とか。迷惑を掛けないようにしましょう。

あせらず 怪我せず、じっくりと。まだ2月です。是非、SkyDome で初ホームランを。


アカデミー賞ノミネート

アニメーションが一つの部門を設けて分けられちゃうのは、仕方ないことなんでしょうか。

しかし問題は、リストに並んだ名前から この作品を見付けるのに手間取ったことです。パッと見ただけじゃ、どれが これだか 分からないんですよ。spirit away とか spirit off で「神隠しにする」なんだそうです。「千と千尋」が どっかに行っちゃってますが?

サイトに置かれてる Windows Media の予告編の動画も赤い気がしますね。


2003年2月13日(木)

自業自得とは言え、視界50m程度の吹雪の中を運転するのは ちょっとしたもんでした。
駐車場から出る時は大して積もっていなかったはずなんですが、帰って来たら……

おい、僕の車を停める所はどこだ?

一面 真っ白の駐車場は、どこを見ても同じで 車を入れる境界線など さっぱり分かりません。猛吹雪の中、僕が どうやって駐車場を右往左往していたかは、ご想像にお任せします。

(本人にとっては全く笑い事でないのに 傍から見てると面白くて仕方ない、という典型です)


2003年2月14日(金)

日本開幕戦に妙な暗雲

どうしてこういう話が出てきちゃうかな……

選手の契約・帰属云々は球界内部の問題だから まだいいとして、戦争とかテロとか言った下らない問題で(どんな理由付けがなされようとも、僕は それらのことは根本的に下らないと思う)楽しみが奪われるのは我慢がなりません。

あらゆる障害を乗り越え、予定通りに試合が開催される事を切に願います(僕自身は見に行けそうに無いけど)。


似合わないという声も聞きますが、要するに見慣れてないってだけだと思いますよ。


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written by tardy@k.email.ne.jp