徒歩・徒然

2003年6月下期


2003年6月17日(火)

昨日、秋田に帰ってきました。
まあ、親孝行ということにしといて頂ければ。

450kmを初めて飛んで移動しましたが、東京―大阪より短いんですよね、真っ直ぐ行けば。だから、飛行機だと 上って下りて終わりです。ホント、そんな感じ。それなのに、あっちは新幹線で2時間半・こっちは4時間って……


映画 “Silverado”
(邦題「シルバラード」 1985年・米)

1985年に製作された西部劇。西部劇は時代と共に流行らなくなったので、有名な作品と言うと古いのばかりです。その、古き良き西部の映画を再び、というわけでしょうか、Lawrence Kasdan 監督によって作られました。馬と幌馬車、埃っぽい町と酒場、どこまでも続くような広い景色。そして、銃の撃ち合いや牛の暴走、お約束の一対一の決闘など、かつての西部劇の懐かしい要素を ふんだんに織り込みつつ、画面の作りや音などは 新しい技術でスッキリと纏まっています(だから、見ていて古臭い感じがしない)。また、主人公4人組の中に黒人を一人くわえているのも、新たな時代を感じさせます。と言って、これも すでに20年近く前の作品ですけども。
ストーリーは、単純明快そのもの。主人公たち4人と牧場主との対決です。そこに悪徳保安官が絡んできたりしますが、とりあえず、「痛快西部劇」と言ってしまえば終わりでしょう。他には何の説明も要りません。実に分かりやすい作品です。

しかし、僕には とても面白い。西部の広大な景色が綺麗。オーケストラの音楽もピッタリだし、配役も絶妙です。主人公4人の銃の腕前がホンマかいなと思うほど超人的なのですが、まあ良しとしましょう。まだ売り出して間もない頃の Kevin CostnerDanny Glover といった顔ぶれも見られます。ただ、Rosanna Arquette が ほとんど何の活躍もしないのには がっかりです。あの役、何のために用意されたのやら。

で、いつまで待ってもDVDが作られる気配が無く、これは衛星放送頼みだと思っていたら、こないだ放送されました。ちゃんと、シネマスコープサイズ そのままで(VHSのビデオは普通の4:3の画面にしてあるため、最後の一対一の対決のシーンで 片方が画面の外に行ってしまうという 非常に間抜けな状態に)。そこで問題。135分のこの作品を、上手い具合にDVD-RかDVD-RWに収める方法は あるでしょうか? いま店で売ってるディスクは、大抵が4.7GBもので 120分しか録画できません。両面記録のヤツに裏と表でモードを違えて収めるのも、何かなぁと思いますし。LPモードは とても見られた画質で無いので却下です。溢れるのは15分だけなんですけどね。何とかならないもんでしょうか。

 製作・監督:Lawrence Kasdan
 脚本:Lawrence KasdanMark Kasdan
 音楽:Bruce Broughton
 出演:Kevin KlineScott GlennRosanna ArquetteJohn CleeseKevin CostnerBrian DennehyDanny Glover ほか


2003年6月18日(水)

職場を出、家まで あと30秒! という所で雨が降ってきました。けっこう大粒です。

ここで、「あと少しの所で降って来てくれたから、ほとんど濡れずに済んだ」と思うのと、「なんで家に帰り着く寸前に降って来なくちゃいけないんだよ、間が悪い」と思うのとで、今後の人生が大きく違ってくる……ことは おそらく無いでしょうが、前者の方が 何かと上手く人生を渡って行ける人なんだろうなと思います。

あぁ……また今日も夜が更けてしまった。


2003年6月19日(木)

初めて David Beckham が喋ってるの聞きましたが、もう、典型的なイギリス訛りですね。大西洋渡っただけで なぜ こんなに違う物か。(「訛り」って言うのか、これが本家なんでしょうが)
“players” が「プレアーズ」に聞こえます。

この男、僕より年下なんだよな。


「闘わなきゃ、現実と」

別に闘うもんじゃないでしょう。
髪が無いのがダメだなんて決めたのは どこの誰ですか。


1位のチームと2位のチームが6位と5位のチームと試合してんですもん。そりゃ、コテンパンに やられます

あーあ。土曜日から秋田に来るのになぁ。せっかくの「こまちスタジアム(ウムム……)の お披露目なんだから、もっと景気よく乗り込んで来て欲しかったです。


2003年6月20日(金)

ETC 利用はわずか3%、機器の値段の高さがネックに (Japan.internet.com)

なぜ利用しないのか。回答の中で上位に挙がった「機器の値段が高い」「そこまでの必要性を感じない」「高速道路をそれほど頻繁に利用しない」が、事の本質を表してるんじゃないでしょうか。

渋滞解消がどうのという議論が偉い人達の間で交わされていますが、あれ、ホントなんでしょうか? 慢性的に混雑している東名高速などでは「何もやらないよりはマシ」という程度の効果しか見込めないような気がしますし、秋田道なんかは そもそも交通量が少ないので ETCで車が止まらなくなろうが今のままだろうが 一緒です。

僕は、車での移動は基本的に一般道を使うので(東京まで13時間かけて「下道」で行った男ですから)、高速道路を日常的には通りません。そんな人に向かって、高い機械を買ってETCを使えと言っても無理です。機械の値段の分だけタダで通らせてくれる、ってのなら話は別ですが。
「高速道路を どれくらいの頻度で利用しますか?」というアンケートも取ってみる必要があるのでは。

記事の最後でも触れられているように、高速道路以外の場所(有料駐車場など)で共通に使用できるシステムが確立されない限り 普及は難しいのではないでしょうか。
あとは、もっと高速の料金を安くするとか。しかし、民営化への道を突き進んでいますから、値段が下がると言う事は もはや あり得ないか。


2003年6月21日(土)

新・秋田県立野球場の最初のプロ野球公式戦。広島×中日。
2年ぶりに秋田にやってきてくれた我らがカープは、見事に勝って連敗を3で止めました(ん? 3年ぶりだったかな?)。

先取点は、綺麗な右中間2塁打を放った前田を シーツがライトフライで3塁に送って、ハーストのショート内野安打で1点入れるという、まことに地味な攻撃。
1点だけじゃ安心ならんと思っていたら、今度は前田がホームランを打ってくれました。海風がライト方向から強く吹き、左打者にとっては向かい風なんですが、低いラインドライブが右翼席に そのまんま飛び込んで行きました。
その次の回には、まず満塁になって押し出しの1点(また地味だ)。そしたら、前田が走者一掃の二塁打を放ち、一挙に6点リード。今日の攻撃は前田様様でした。
高橋建は、例によって のらりくらりと打者をかわす感じで、七回まで2失点。天野・西川と繋いで最後は永川。6対3で広島の勝ち。最後の方は 中日打線に捕まりかけましたが、残りの回が少なかったのが幸いして どうにか逃げ切れました。

さて、いろいろあるのですが、まずは何と言ってもシーツの守備。オープン戦を除くと生で見るのは初めてなので、今日は1塁側のダグアウト上方に席を取り、試合前の守備練習から じっくり見せて貰いました。彼は本当に「守備の職人」です。打球を処理する動きに全く無駄が無く、流れるような守備とは ああいうのを言うのだなぁと思います。間違いなく左手のグラブに納まったはずのボールが 気が付くと右手に移っていて、ほとんど間を置かずに一塁への送球が為されます。終盤の8回、ピッチャー西川が弾いてマウンドの近くに転がった打球に駆け寄り、目にも止まらぬ速さで一塁へ送ったプレーは、まさに芸術品です。メジャーの一般的な選手ですと、ああいう球は素手で拾って そのまま投げてしまうもんですが、シーツはグラブの方で捕りに行きました。しかし、まるで右手で直接拾ったような素早さ。一塁はギリギリでしたから、あれより少しでも遅ければセーフです。広島の他の内野手だったら、失礼ながら あれは内野安打でしょう。打つ方は4タコでしたが、それは もう どうでも良いです。依然、チームの首位打者ですし。ショートに飛んだ打球は安心して見ていられる、というのは大き過ぎます。
次、永川くん。90km/h台のカーブと140km/hのストレート。それから120km/hくらいの変化球。という自在さで、どのバッターもタイミングを取るのに苦労していたようです。もしかしたら、「抑え」は適材適所と言えるのかも。ただ、ファウルで粘られる(と言うより、微妙に芯を外れる球の所為なのか、前に飛ばずにバックネットの方ばかりに飛ぶ)と苦しい。あと、ランナーを背負ったときのピッチングが少々ぎこちない。その辺りは、これからの経験でしょう。

しかし、連敗の後だけに胸のすく勝利でした。明日も この勢いで。


えーと、球場についても少し。

外野のフェンスより内野のフェンスの方が高いという、ある意味 常識を覆す作りです。で、相変わらずファウルグラウンドが だたっぴろいので、内野席では 最前列に行っても グラウンドまで果てしない距離があるような感じがしてしまいます。
広さは、もう日本の球場では おなじみになりました、センター122m・両翼100mの寸法。天然芝は 残念ながら外野部分だけ。スコアボードに球速表示が出るようになったのは嬉しい進歩です。
かなり海に近い所に位置しているので、今日のような ライトからホームプレート方向への風の強い場合が多いかも知れません。
球場の外観は コンクリート打ちっ放しの地味な雰囲気ですが、こういう感じが 僕は好きです。


2003年6月22日(日)

カープ、秋田で2連勝!
(♪今日も カープは 勝ーち勝ーち勝ッち勝ち 「ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」)

今日は、町田の先制ホームランで幕を開けました。やっぱり、出た時は やってくれる男です。2回の表に すぐさま2点を取られて逆転を許し、どうなる事かと思ったら、その裏、なんとハーストの同点ホームラン。私、あの人が試合でホームラン打ったの初めて見ました。打てば打てるんじゃん。先発の鶴田が 徐々に立ち直ってきたところ、お次は町田の2点適時打が出ました。昨日は前田で今日は町田。2人ともカッコいいなあ。
その後、ハーストと緒方が打点を挙げ、気が付いたら昨日と同じスコア、6対3で勝っていました。抑えの永川くんは、やっぱりランナーを出すとイカンですね。今日は1点取られてしまいました。

今日は、久し振りに「トンネル」のエラーを見ました。カープのキムタクこと木村拓也。よし、これでチェンジと思った途端に 打球がライトへ転がって来ました。確かに当たりは強かったかも知れんけど、球に触れもしないとは。その後、鶴田が「守備なんか信用ならん」とでも言わんばかりに 三振を奪ってスリーアウトにしたのが印象的でした。

内野で じっくり見るのは昨日やったので、今日はライト側の芝生席に行ってみました。日差しが けっこうあって 暑かったので、名物「スクワット応援」は大変です。みんな汗だく。表の中日の攻撃の時に体力を取り戻して カープの攻撃に備える、と言った感じでした。「宮島様のうた」(正確な題は知らない。例の「花咲か爺さん」の節に乗せて歌うやつ)が何度も鳴り響く様は、実にいい気分です。

最後に、「この勢いで、明後日からの阪神戦、ぜひとも、3連勝したいと思いまーす」とか言っていた応援団の人が居ました。そりゃー、分不相応というものさ。1勝2敗で充分です。


2003年6月23日(月)

なんだか、あっちぃのなんのって。

最高気温 高い順・上位10地点(06月23日)
順位最高気温(度)時間地点都道府県
132.214時名瀬鹿児島県
232.015時矢島秋田県
332.014時大原八重山支庁
431.914時秋田秋田県
531.914時岩見三内秋田県
631.814時角館秋田県
731.315時下関新潟県
831.313時多良間宮古支庁
931.114時鷹巣秋田県
1031.114時鹿角秋田県

日本気象協会のサイト から)

なんだや こりゃ、秋田県ばっかでねぇの。
冬寒くて夏暑い、東北・西海岸へ ようこそ いらっしゃいました。洒落にも ならんです。


2003年6月24日(火)

事業者宛てに「26日までにお振込み下さい」とか言って振込み用紙までくっつけて送ってくるのは どうかと思いますよ(しかも、その「締切日」の3日前に)。
「〆」の日は決まってるんですから。

そんなこんなを、職場からお送りしました(夜勤中。こんなことやってるから、やること忘れるんだって)。


2003年6月25日(水)

一番 雨が激しい時に出掛ける羽目に。だって、郵便局が閉まるもの。

帰って来たら、新星堂から なんか葉書が来ていました。ポイント会員の皆様へって、そっちの都合で勝手に秋田から出て行って何を申されますやら。仙台まで買いに行けと言うのか。

行ってもいいけど


ひろぼ〜様

野球を観に行って ちょっと はしゃいだ文を書いたくらいで それをネタに延々と冷やかし続けられると 何か悪い事でもしたような気分になるので、そろそろ自粛して頂けませんか? ええ、確かに心行くまで楽しんできましたよ、二日も続けて。それが どうかしましたか。娯楽の少ない田舎なんだから たまにはいいじゃないですか。

あと、あなたが「わたしなんか、何も楽しんでませんよ」とか言ったところで 聞く耳を持つ人は居ないと思います、僕は。どうせ、パタゴニアかどっかに行って楽しんでくるんでしょ、また?

(↑事情の分からない方のために念のため申し上げますが、真剣に腹立てたりしてるワケじゃ ございませんので)


2003年6月26日(木)

秋田県沿岸とか内陸とか、そんな大雑把な天気予報だと困る事があるのを 今日 学びました。

だからと言って、どうしたら良いものか。


2003年6月27日(金)

「ヤマハ スタジアム」誕生

バイクが走ってそうです。


巨人ああ、憂ターン (スポーツニッポン)
巨人貯金3の不景気折り返し (サンケイスポーツ)
巨人 憂ターン (報知新聞)
“清原巨人”、これじゃあ勝てない! (夕刊フジ)

だーかーら。もー。もう一回 言いましょうか。
まだ2位なんだ、あそこは! (え? 今日、3位に落ちたって? ま、おんなじようなもんです)

勝てないとか不景気とか。揃いも揃って いい加減な事を。どこが勝てないんですか。どこが不景気なんですか。あれで不景気なら、広島や横浜なんか 破綻してるようなもんじゃないですか。


2003年6月28日(土)

cosmetic (WOWOW)

いや、何の気なしに ちらっと見てみたら……なんだか、出てくる人 出てくる人、芝居が あまりに わざとらしくて、話を追い掛ける以前に見る気が失せました。葉月里緒菜って、こんなに たどたどしい芝居する人なんだなぁ。西田尚美の方が よっぽど光ってるじゃん。もう いいや。

てなわけで、Wimbledon方面に早々と退却したのでありました。(そしたら今度は、日本のアナウンサー・解説者が ひっきりなしに お喋りするのに嫌気がさして、殆ど聞き取れない英語の方にしたり。ワガママ過ぎてイカンな、僕は)


2003年6月29日(日)

久し振りに隣の県までドライブに行ってきました。
と言っても、宮城県の花山村あたりを かすめて通っただけですが。

山を越えた向こう側は晴れ、こっちは雨、って、まるで冬みたいじゃないですか。


ところで、タトゥーって何する人なんですか? 歌うたうの?
あ、二人なの?

(↑トボケてるんじゃありません。今回の騒動(?)の報道があるまで、その存在すら知らなかった日本人が僕です)


横断中の女性はねられ死亡/十文字町の県道 (6/27)
自転車で横断中にはねられ男性死亡/東成瀬村 (6/28)

秋田県の郡部における交通死亡事故の典型的な例なんですけど、起こる理由は良く分かります。
まず、もともと交通量が極端に少ないので、歩いたり自転車に乗ったりしてる人は、車は「滅多に来ない物」と思っています。これは、悪いとか甘いとかいう問題じゃなくて、ごく自然な反応です。普段、車なんか気にして歩く必要などないのです。だって、現に来ないんだもの。そんなのに常に注意を払ってろ、ってのは無理な相談です。だから、左右を確かめもせずに道を横断してしまう。
そして車を運転してる方も、歩行者なんか「滅多に居ない物」と思っています。だって、住んでる人自体が少ないんだもの。これも、仕方の無い話です。だから、前には何も居ないと思って速度を出してしまう。

で、お互いに相手を意識しない癖がついちゃってるから、間が悪いと こうやって ぶつかっちゃうんです。
大抵は、運転手が「前を良く見ていなかった」と言われるわけです。力の強い方に より強い罪が言い渡されるのは仕方が無いことなんですが、釈然としないものは残りますよね。注意を怠ったと言う点においては、たぶん、両方悪いんです(「良く見てても避けようがない」事例ってのが大半だと思います)。でも、要は「間が悪かった」んです。誰が悪いのでもなく、間が悪かったんです。本当、気の毒としか言いようがありません。

明日は我が身、と思って運転してます。しばしば忘れますけど。


2003年6月30日(月)

予定外に秋田県を3分の2周。
予定外に温泉場2箇所ハシゴ。
予定外に回転寿司で12皿。
予定外にホルモン満喫。

全ては、予定していた最初の店について「月曜定休」の情報が欠けていたところから始まったわけですが。でも満足。だから、予定なんか カッチリ決めて行かなくても なんとかなるもんなんだって。


Clijstersを カタカナで どう書くか ちゅう話なんです。が、英語の人たちも 既に [kláistèrs] と(いう感じで)読んでるところで頑固に「クリスターズ」と書き続ける必要もなかろうかと思うんです。どういうもんなんでしょうか、英語とオランダ語と日本語が分かる方。


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