徒歩・徒然

2004年7月下期


2004年7月16日(金)

西新宿のコンビニで、公衆電話にカードを入れて電話を掛けている若い女性を目にする。
ものすごく新鮮な感じがしたのは、暑さの所為だけでは無いはずです。


Searching for The New York Times (Wired News)
『Google』で検索できない『ニューヨーク・タイムズ・コム』の問題点 (日本版)

情けないことに、日本の新聞社のサイトは すぐに記事を消してしまうのが当たり前になっていて、こういう問題提起すら出てきません。(「有料」にて検索できると謳っているところも、過去一年分とか フザケたことになっています)

新聞の記事を、著作権の問題や 僅かなカネの収支ばかり気にして 暗い所に押し込めるのは、どうなのかなと。むしろ、広くWWWで過去の記事を検索できる環境を整えれば、どれだけ便利になるでしょう。図書館によっては、今までに出た新聞の縮刷版を 全て揃えてある所も あるじゃないですか。

イギリスBBCのニュースサイトでは、1997年11月の記事が 誰でも閲覧できる形で きちんとサーバーに残してありますよ。→ Yamaichi: The fall of a financial giant (今となっては、懐かしい話ですね)
……写真がリンク切れになってしまっているようですけども。


オルルードに戦力外通告 マリナーズの主力打者 (共同通信)

こういう記事が日本向けに配信されるのを見るにつけ、いい時代になったなぁ(あるいは、時代が変わったなぁ)と思います。John Olerud のこと知っている人も けっこう増えたのです。

Bret Boone との一二塁間コンビをOaklandの球場で初めて生で見て、やっぱり動きが違う(マイナーや独立リーグの選手達に比べて)と驚いたのが、つい昨日のことのようです。あれから2年で、Marinersも すっかり変わってしまいました。


2004年7月17日(土)

遅くに勤務を終えて帰ってくると、駅前で盆踊り大会の後片付けをやっていました。

浴衣姿の茶髪のお姉さま方が「ぜってー あいつ 信じらんねーよ」とか言ってるのを聞くと、周りの風情との落差に ただただ 驚いてしまうのでした。


東北大雨: 登山客相次ぎ事故 1人死亡1人行方不明 (毎日新聞)

この見出しを、最初、「とうほくだい あめ」と読んでしまった僕は、明日も仕事なんだい。


2004年7月18日(日)

職場にゴキブリが出ました。
さすがに殺虫剤などは用意しておらず、新聞紙を丸めて ぶっ叩いて退治しました。古典的だなぁ。

一匹 見かけたら その裏には 仰山 仲間が居る、と言われていますから、どっかに もっと沢山 潜んでいるのでしょうか。どうやって入って来たんでしょうね。

それにしても、久し振りにゴキブリを見ました。秋田でも東京でも、自分の家で見掛けたことが無いので 油断していました。人間の勢いに押されて どこかに行ってしまったかと思いきや、やっぱり、頑丈な彼らは 都会の片隅でも 強かに生きているようであります。

ところで、「いや、僕、めっちゃ苦手なんですよ、こういうの」とか言いながら 人の後ろに隠れてられるのも困りますよ。僕だって得意なわけじゃないんですから。


2004年7月20日(火)

仕事で多摩センターに来ています。

冗談でなく、死にそうです。なんで こんな日に外勤なんだ。誰かを恨んでやる。


というわけで、上は 午後の3時ごろに暑さに紛れたヤケクソが書いたのでありますが、今日は 東京都心で39.5℃まで気温が上がったそうです。暑いわけだ。

家に帰ってきたら、CDプレイヤーとプリメインアンプが 触れないくらい熱くなっていました。バカだから 電源 入れっ放しで 朝 家を出たようです。大丈夫かな。


2004年7月21日(水)

もう、ですね。やる気が出ないとか休みたいとか、そんな ありきたりじゃ ないんですね。

生き物 やめたい。

この暑さの中で生きてるのを やめたい。池の中の石ころかなんかに なりたい。


明日、なんと札幌へ飛びます。仕事で。
たぶん、明日は 帰りたくなくなってると思います。


2004年7月22日(木)

やっぱり帰りたくなくなりました。


予定どおり札幌に飛んできております。

涼しい! 嬉しい!

まさに「生き返った」気分です。調子に乗って街を歩き回っています。
同じ国の中に こんなに違う所があるんですから、日本も素晴らしい。

……でも、地元のラジオが「今日は暑くなりましたぁ〜」とか言ってました。25℃そこそこ だってぇのに。信じられん。

人が足りなくて忙しい時にムリヤリ入った出張のため、明日の夜には こっちを発って帰らねばなりません。なんてこった。


2004年7月23日(金)

1:30p.m.
とある大学の教室に居ます。こういう所へは なるべく足を踏み入れたくないのですが、仕方ない。

それにしても、いくら給料のうちに入っているからと言って、これは辛い。

僕の本名をご存知の方は、Googleに苗字と名前を スペースを開けずに入れて頂ければ、今回の用事が何だか分かります。そこに並んでいる専門用語を見て、発表その他の内容が どういう物であるか すぐに分かる方は 多くないでしょう。僕も然りで、正直言って 話されてることの中身が良く掴めません。門外漢が紛れ込むと大変なことになるのの良い例ですね。


5:40p.m.
終わりました。「明日 勤務なので……」ということにして(いや、ホントなんだけど)、懇親会なんぞは失礼します。

飛行機で ひとっ飛びに帰るのは あまりに癪なので、夜行「北斗星」で時間を掛けて帰ってやろうと思います(自腹)。文句あっか。


2004年7月26日(月)

誰か僕に かき氷を下さい。もしくは、美味しいお店を教えて下さい。


この暑さの中にボールペンを放ったらかしといたら、インクの出が良くなっていました。


2004年7月27日(火)

もういい。僕は寝る。


埼玉の皆様。このところ約束を破ってばかりで申し訳ございません。

しかし。どうも、謝っても しっくり来ないんです。勝手な言い草ですが。
見通しも無く約束してしまったのは僕が悪いんですけど、約束を破らせたのは職場の上司なのです! ……と言いたい。

だいたい、一日に三つの業務を、しかも、ぜんぶ時間帯が重なるように 入れるのは、どう考えても おかしいでしょう。僕の体は一つしかないんですよ。


2004年7月28日(水)

今日も三つの業務。
今日は、時間が重ならない代わりに 全部 場所が違いました。

だから、僕の体は一つしかないんですって。


そんなこんなの、追い詰められた状況は しばらく続きそうなのですが、この2週間ばかりで スッ飛ばされた休みが月末に吹き溜まり、明日から連休です。

業務は忘れ、逃げ出してきます。
(ホントに忘れちゃったりして)


こんな掲示板例の前科のページへリンク貼られたのですが、

自分の無知を恥じる以前に、
他人に迷惑をかけてる自分を恥じろよ。
な〜んて、思います。

とかコメントつけられました。

周りから「人の話を聞かない」と思われてやしませんかね、この人。誰の迷惑にも なってない(であろう)ことは、ちゃんと書いてあるのに(だから不条理だと僕は主張しているわけで。ホントに誰かの迷惑になったのなら、いくら図々しい僕でも あんなに長々と勝手な主張は しません)。
少なくとも、この人が怒り狂ってる土建屋と一緒にされるのは心外です。僕が停めていたのは「クルマが停めてあることは許容されている場所」なんですもの。

ま、こういう人から見れば、どれも一緒なのかも知れんですね。

昔やったら、真っ先にブチ切れて、ボコッてるところやろうな〜

――ですもの。もともと そういう土台の人なんですよ。「高校教員」ですか。なんか怖い。


2004年7月29日(木)

ようやく休みが貰えたと思ったら、台風だかなんだかで ひどい天気。

北の方へ逃げよう、ということで、いま、福島県のどっかに居ます。楢葉?

明日は、宮城や岩手に入れるでしょう。お休みなさい。


2004年7月30日(金)

曇天と高温から逃げて「東海岸」を北へ北へと向かい、宮城県は通り抜けて 陸前高田までやってきました。

気温は30℃を下回り、空は青く晴れて いい感じです。
奥松島や牡鹿半島で グダグダと時間をつぶしていたので 距離はそれほど進んでいませんが、久し振りに都会を離れて 気分転換が出来ています。


2004年7月31日(土)

きのう牡鹿半島へ行ったから 今日は男鹿半島へ行こう、とか 実に下らない事を考えて、「西海岸」秋田県までやって来ました。国道397号線を初めて使っての秋田県入りです。(途中、「テロ対策特別警戒実施中」などと書いた立て看板が あったりしました。つくづく、おかしな時代になったもんだと思います。あんな山奥の道で)

あつー

何と言うことでしょう。
三陸沿岸は かなり涼しくて、せいぜい 27℃くらいだったのに、奥羽山脈を越えて こっちに来た途端、道の上の電光表示が 35℃ とか 37℃ とか、とんでもない数字になりました。これじゃあ、東京と変わんないじゃないか。

温泉に入って汗を洗い落としても、上がったそばから体が汗まみれになって行って、意味がありません。

夜、道川の花火大会を見物に行きました。
規模から言えば 大曲には及びもつきませんが、観客が陣取った砂浜の すぐ先の波打ち際から打ち上げられるので、すごい迫力でした。ほとんど真上を見上げていた花火大会なんて、生まれて初めてかも知れません。


さてさて、だいぶ熱帯夜です。
クルマの中で寝るのはキツそうです。一晩エンジン掛けっぱなし てワケにも行かんしな。なんとするべ。


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written by tardy@k.email.ne.jp