徒歩・徒然

2004年10月下期


2004年10月16日(土)

今日から日本シリーズが始まるわけですが、ヒネクレものの私は横浜スタジアムに行って、セントラル・リーグの今季最終戦を観てきました。今日は、最終戦ということで外野席が無料開放されており、普段からは考えられない大盛況。試合開始20分前に入ったら、すでに レフト側もライト側も 座るところはありませんでした。

― 外野席は満員 ―

ただし、埋まっているのはタダで入れる所だけで、他は ご覧の通り……
― 内野席は…… ―

あまりに可哀想なので、僕は途中から お金払って座る席に移りました。

試合は、最後まで目の離せない 面白い展開でした。横浜も粘って粘って五十嵐亮太を攻め立てたんですが、ほんの少し届きませんでした。3対2でヤクルトの勝ち。抑えが両方とも 今ひとつ頼りないなぁ、という印象です(球速は ある)。

この結果、勝率 9毛差で広島が5位となりました。だから どうしたワケでもないのですが。


(それでも、日本シリーズはテレビで観てしまう)

テレビで解説している田淵幸一氏が 中断の有様を見て、「全国の皆さん、見てるわけですから……」とか言ってましたが、今日の試合は秋田県では映っていないはずです。TBSだもん。

こういう審判のミスが起こったとき、アメリカのテレビでは「これはセーフだ」「バッドコールだ」と ハッキリ コメンテーターが喋るもんなんですが、どうも、日本の放送局は 臭い物に蓋が横行してて いかんですねぇ。

VTRを どう見たって、谷繁はタッチされてませんよ。二塁塁審のミスの前に球審がミスしてるんですよ。あれは立派なダブルプレー。なぜ、自分達のVTRに映ってることを主張しないんですか。


2004年10月18日(月)

不安に溺れそうな毎日
それでも毎日は過ぎて行く
ただ不安だけを後に置いて


そりゃ、人間、易きに流れたいわさ。その方が、心も ずっと平安です。


2004年10月19日(火)

今日は職場と家を二往復したようなもので、大変くたびれました。

自業自得とは言い切りたくないぞ。


2004年10月20日(水)

雨漏りする傘。


22時ごろに やたら雨が強くなったと思ったら、30分後には 綺麗に止んでいました。

それにしても、僕が外を歩いているときだけ雨が降っていたなぁ、と思うのは被害妄想でしょうか。


2004年10月21日(木)

10:50am

羽田空港にいます。

これから仕事で八丈島へ飛ぶのですが、乗るはずだった飛行機が欠航しました。次の便に乗るべく、待ちぼうけです。
空港の電光掲示板を見る限り、欠航してるの この飛行機だけですよ。見事に狙い撃たれました。


13:40pm

次の便も欠航になりました。「強風のため」だそうです。台風は もう 行っちゃったんじゃないのか。こうなりゃ、とことん待ちぼうけです。(何とか今日中に着きたいもんですが……)


2004年10月22日(金)

というわけで、八丈島に着いています(昨日は、宿に来ている回線が切れていて接続できませんでした)。

結局 昨日は、最終便まで待ちました。最終便と言っても、たかだか16:10ですが(1日4便しか飛ばない)。その便も、天候によっては羽田に引き返しますとかいう条件付きで出発し、着陸の直前には だいぶ 機体が揺れて ハラハラしました。

そして、今日。空は綺麗に晴れ渡り、こんなに景色が良く見えるのは珍しいですよ、とか言われます。
……観光に来てるんだか仕事に来てるんだか分からなくなりました。いい眺めです。
― 三原山から八丈富士 ―

困ったことに、まだ蚊が居るんですね。宿に入ったら蚊取り線香が焚かれていて びっくりしました。東京に比べて 取り立てて 暖かい感じはしないんですけど。


2004年10月23日(土)

さて、嵐のような3日間を過ごして、東京へ帰って参りました。

八丈島の最後の日、三原山の てっぺんで 少し強くなった風を心配していたら、空港を飛び立って行く飛行機が見え、たぶん大丈夫、今日は飛びますよ、と安心できました。

で、17:30の最終便は確かに飛んだのですが……

例の新潟の連発地震が着陸寸前に起きたのであります。
「点検のため滑走路がクローズされております」とかで、房総半島の上あたりを飛行機はグルグル回り始めました。やっとのことで「オープン」になったかと思うと、すぐまた次の地震が。結局、40分ぐらい着陸まで待たされて、何かの時のために持ってった本を 全部 読めてしまいました(「妹とバスに乗って」という本なんですが、僕は、リックのことが気の毒で仕方が無い)。

空に居ても、地震の とばっちりって あるんだなぁと実感。

ようやく羽田空港に降り立ち、その足で職場へ向かって、出張の後処理をした後、山手線に乗ると……。
「さきほど、渋谷駅付近を走行中の成田エクスプレスで、ドアの安全を示すランプが消灯いたしました。現在、安全確認を行っております。並行して走る山手線も、安全確認のため、現在、外回り内回りとも、運転を見合わせております。お急ぎのところ、大変申し訳ございません」

だー

五反田で止まってしまったもんですから、東急池上線に乗り換えて 旗の台で大井町線に乗り換えて、なんとか目的地まで行きました。もうひとつ隣まで行ってくれれば それで良かったのに。


その山手線で、となりに、やたら日本語が流暢な外国の方が3人 乗っていました。時折、アメリカ英語と思われる言葉が混ざったりするので、そっちの方々だと思うのですが、顔を見ずに声だけ聞いてると 日本人が喋ってるのと変わりません。どうやって勉強したら、あんな風になれるんだろうなぁ。


2004年10月24日(日)

こりゃ、しばらくは、BSでやってる映画は 保存版には ならんですな。(スター・チャンネルを除いて)


2004年10月25日(月)

ブラブラと歩き回っていて、一応、行きたいなぁと思っていた方向があったのに、そっちに辿り着かずに元の通りに戻ってしまう。この街では、足に任せた散歩すら ままならないのですか。

そろそろ涼しくなってきたので、あちこち歩き回ることも増えるかもしれません。


西武ライオンズ 日本一おめでとう!
(プレイオフのことでゴチャゴチャ言う人が出てきても、放っておきましょう)

今年は、どうしても純粋に試合を楽しむという風に行かなかったので、来年は ヘンなこと抜きで応援させて下さい。頑張れ広島。


2004年10月26日(火)

職場を出るときに雨が降っていて、家の傍の駅に降りたときに止んでいると、ちょっと嬉しい。


「ハイカラ」っていう言葉自体が既にハイカラじゃないよな、と ふと思った帰り道。
ところで、「ハイカラ」って なんじゃいな? と思って見てみたら → (goo辞書

高い襟? へぇ。


2004年10月27日(水)

気候も良くなったし、久し振りに自転車通勤を……脚が動かん。

参りましたね。しばらく鍛え直さねば。


国内航空運賃値上げへ 公取委、月内にも了承 (共同通信)

全く……
野菜の値段は上がるわ、旅行に掛かるお金は上がるわ。

次は税金?


2004年10月28日(木)

夜の11時に六本木の街のド真ん中を自転車で駆け抜けるのは、ちょっとした経験でした。

しかし、どうして あんなにタクシーが居るですか、あそこは。


YES!!! (The Boston Globe)

何という簡潔な見出しでしょう。

ついに “Curse reversed” となりました。Boston Red Sox が、86年ぶりの World Series 制覇です。

プレイオフ8連勝は、もちろん史上初。Yankees に3連敗したあと 生まれ変わったように勝ち続け、ついに頂点に立ってしまいました。昨年、Boston の球場にお邪魔したときに隣に座っていた熱心な小父さんも、大喜びしていることでしょう。


2004年10月29日(金)

いいかげん講師。
みなさん、僕の言うことを あまり 真に受けないで下さい。


地震で36人目の死者 エコノミー症候群か (共同通信)

……うーん……

こないだ一週間、クルマで寝泊りして過ごした僕には、俄かに信じられない話です。ま、軽と普通乗用車、家族全員と独り、という違いがありますので、その辺が 効いてきてるのだとは 思いますけれども。

何も分からない余所の人間が書くのは違うかもしれませんが、みなさん、とにかく、生きて下さい。地震ごときに負けるなんて癪じゃありませんか。“ヒト” の名が廃ります。


2004年10月30日(土)

東京ドームに Eagles のライブを観に行きました。

もう、感激。それ以外、言葉がありません。
オジサン どころか オジイサンと言ってもいいくらいの皆さんが 元気に「ロックしてる」姿は スゴい。カッコいい。

“The Long Run” から “Desperado” までの3時間、存分に楽しませてもらいました。良い音楽は、決して古くなりません。


ただ……
座席が貧乏くじもいいところで、ステージまで果てしない距離があるのは良いとしても、手摺りや照明用の櫓がモロに邪魔になり、およそ鑑賞には適さない席でした。
― 日本の恥、本領発揮 ―
(↑参考。場内の撮影は当然 禁止ですが、この惨状を訴えたくて 敢えて禁を破りました。画面中央 左寄りの、少しだけ青く見えるところがステージ。馬鹿にされてる気分です。ひでぇもんだ)

音楽なんだから音が聴こえればいいとは言え、これは あんまりです。ま、所詮、東京ドームだもんな。こんなもんさ。

遠く離れていたおかげで、音の大きさは まあまあ我慢できる程度でした。


ところで、“Hotel California” の演奏が終わった時点で外に出て行った人たちが沢山いたのには驚きました。あの曲だけ聴けば良いってことですか?


2004年10月31日(日)

人の命をムリヤリ奪うことで片が付く何かが本当にあるのか、分かる人に問い掛けたい。

それを “聖” だなどと信じているキチガイどもは消えてなくなっても困らないにしても、この小さな国や かの大きな国のセンセイ方は 2年近くの間いったい何をやってたんだと言いたくもなります。

変わったことなんか 何一つ無いのではないですか。


と言うか、人の首を勝手に刎ねる人も、わざわざ番号調べて中傷の電話掛ける人も、お近付きになりたくないという意味では一緒です。


なんだか今日は、天気と一緒で 気持ちもハッキリしません。

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written by tardy@k.email.ne.jp