衝動買い してしまいました。↓
SONY PCM-D1。
リニアPCMレコーダー? なんじゃそれ? とお思いになるでしょうが、このサイトを見に来て下さる皆様なら、「最新のデンスケです」と言えば分かって頂けると思います。ICレコーダーの親玉、と言っても良いかもしれません。
思えば 10年ほど前、カセットデンスケとかDATデンスケとかを担いで、効果音を求めて 海だの公園だの病院だのを駆けずり回ったりしていました。そのこと自体は とても楽しかったんです。が、アナログのカセットテープでは ヒスノイズや回転数不良に悩まされ、DATは頭出しの微妙なやりにくさやヘッド詰まりに悩まされ、変なところで悪戦苦闘していました。ちょっと掃除を怠ると、たちまち機嫌が悪くなるし。それに、その場でメモを取る という習慣が どうしても身に付かない僕は、どのテープのどこに何を録音したかが分からなくなって、ずいぶん時間も使いました。ちょうどMDが出始めた頃で、個人でポータブルのMDデッキを所有していた “The School of Rock” の主役の人に(違う) 「テープメディアは、もう終わりですよ」とか 勝ち誇られていたものです。
しかし、時代はついに、そのディスクメディアすらも捨て去ってしまいました。
今回 出てきた こいつは、言ってみれば「フラッシュメモリー・デンスケ」です。
4GBのメモリーを内蔵しており、もう、電池の他には何も入れる必要がありません。また、今までは モーターその他の物理的な駆動部があるために考慮すらされなかった「本体にマイクロフォン搭載」、これが 見事に実現され、モニター用のヘッドホン・イヤホン以外の外付けの機器も要りません。これだけ持ってってボタンを押せば音が録れます。録音可能時間は、一番音質の良い サンプリング周波数:96kHz, 量子化ビット数:24bit のモードでも約2時間。CDと同等の 44.1kHz, 16bitなら 約6時間半です(これだけの量のテープやディスクは、僕でも持ち歩いてませんでした)。もし足りなくても、メモリースティックPROを使えますし、いよいよ大変になったら ラップトップPCでも持って行ってUSB経由で移してしまえば良いので、実用上 困ることは無いでしょう。
音は、PCMの信号をWAVファイルにして、内蔵メモリに記録されます(何の圧縮もされません)。頭出しも瞬時に済むので、録った音の確認も簡単です。録り終わったら、USB端子経由で PCに吸い上げて、好きなアプリケーションで好きに加工すれば良し。デジタルOUTの光端子(アナログ LINE OUT のステレオミニジャックと兼用)もありますから、本格的な装置がある場合は そちらも使えるでしょう。一応、DigiOnSound5 Express for SONY という編集ソフトが標準で付いてきます(僕は これで充分ですけど)。
電池は 単三型のニッケル水素電池を4本使います。ダンボール箱の底に、スーパーのレジの隣にぶら下がってそうな 充電器と電池のパックが ゴロンと入ってました。付属のケースに入れてから装着します。ま、でも、専用バッテリー なんてのより こっちの方が 調達に困らなくて良いのは確かで、この方針は正解だと思います。電池の持ち具合は……すいません、あまり試してないので分かりません。
本体は、片手で持つと ちょいと重量と大きさを感じます。小型のICレコーダーのように メモ代わりに使うような用途には向きません。200HzのHPFをONにすれば、持ってる手が筐体と起こす雑音などは かなり上手い具合にカットできますね。しかし、ボタンやツマミの取り付け方を考えると、片手で簡単操作! というわけには行きません。その辺りで無精するのは やめましょう。
面白いのは、録音音量を調節するATTと、ヘッドホン出力を調整するボリュームが、いずれもダイヤル式なこと。あと、上の写真でも お分かり頂けるかと思いますが、アナログの丸いメーターが2つ、目玉みたいに付いてること。いずれも デンスケを知っているアナログ世代が(僕も含めて)大喜びしそうな装備です。いまどき ドットマトリックスの白黒液晶、てのも良いですね。
さて、肝腎の音ですが、先日来の風邪と鼻づまりの影響を受けて 右耳の調子がおかしくなっており、正確な評価が出来ていません。しかし、ちょっと聴いたところでは、内蔵マイクでも かなり良い音が録音されています。付属の三脚に据えて録れば、それだけで ちょっとした環境音の録音などはOKでしょう。レコーダーとしての性能は充分なので、あとはマイクロフォンに拘ればいいだけです。野外の音を録音するのが趣味の方にも、満足してもらえるんではないでしょうか。
まさに、「衝動買い」です。これ使って何を録ろうかとか、そんなことは別に考えていませんでした。「欲しくなった」、それだけ。気が付いたら秋葉原のソニー製品屋さんで 現物を物色していました。費用は、恐ろしくて書けません。興味のある方は 価格.com かどっかで お調べください。
ああ、10年前に、この機械と 今と同等のPCがあればなぁ……なんて つい考えてしまいます。テープを切ったり貼ったりの ああいう作業も好きなんですけど、音質は こっちの方が間違いなく上なんですよね。それでいて、録った音の扱いは簡単だし。あとは価格が下がってくれれば、「現役」の皆さんに自信を持って お奨めできるんですが。
PCM-D1、その後。
あまり試せては居ないんですが、おととい、夜の通勤途上に電車に持ち込んで音を録ってみました。
帰ってアンプにつないで聴きました。
この筐体で これだけの音が録れれば、何も言うことは無いでしょう。見事な再現力です。ただ、やはりHPFは入れない方が より 自然な音になりますね。
最近、どうも、ここに書こうと思うような面白い事が起きないんですよね。更新が滞りがちなのは、それが理由です。誰か面白いこと起こしてください(←結局、人頼み)。
Google Earth で遊んでいるうちに、ちょっと比べてみたくなったので並べてみます。
以上は、僕が行ったことのあるアメリカの野球場(もっと あるけど)。順番に、
Shea Stadium, John O'Donnel Stadium, Canal Park
Safeco Field, Grizzlies Stadium, Yogi Berra Stadium
メジャーから AAA, AA, A そして独立リーグと、とりあえず全部そろってます。大きさは違っても、どれも素敵な野球場ばかりです。
で、次。
こちらは日本のプロ野球球団の本拠地です。
千葉マリンスタジアム、鎌ヶ谷ファイターズスタジアム、ヤクルト戸田球場
阪神甲子園球場、横須賀スタジアム、ロッテ浦和球場
……とっても みすぼらしく見えるのは、気の所為だけでしょうか? 「聖地」とまで呼ばれる甲子園ですら、なーんか、安っぽい感じ。その他は、もう、言葉も無いです。内野の剥き出しの土は痛々しい。人工芝も寒々しい。
こうして改めて眺めると、一軍・二軍を問わず、日本の野球場は「プロ野球選手が野球をする」施設の体を成してない。中でも、ヤクルトやロッテの2軍に至っては、凄まじいものがあります。戸田は単なる“河川敷のグランド”だし、浦和は“工場の裏庭”です。選手が可哀想すぎます。
ちなみに、神戸は解像度の高い写真がありませんでした。(おそらく、まともな「野球場」に見えるのは あそこだけだと思いますけどね。写真が改定されたら載せてみたいです)
で、日本のスポーツ施設の みすぼらしさは、何も野球に止まらないんですね。
←駒場 ←Old Trafford
……選手が外国のチームに行きたがるのも無理ないわなぁ。
なんてなことを書いてたら、おとといの夜勤前に、「間違い電話」と「間違い書留」の2点セットで起こされました。
面白いんだけど、夜勤の日の朝から起こされるのは勘弁願いたいところで。
すいませんでした。サッカーは良く知らないもんですから……
では、リクエストにお答えして、 (ついでに→イングランドの)
埼玉、豊田、フクダ電子
西が丘、柏、三ツ沢
です。フクダ電子アリーナは、写真が古くて工事中でした。仙台その他は、解像度の高い写真が無かったです。
サッカーって スゴいですね。さすが、世界で 一番 普及してるスポーツです。「サッカー場」が ちゃんとサッカー場になってるのは羨ましい限りです。「野球場」は、大小に拘らず、ちゃんと野球場になってないんですよ。観客にも選手にも優しくないところが実に多い。日本で まともに野球場と呼べるのは神戸くらいです。次点に来るのは宮崎と鶴岡ですが(プロ野球の本拠地じゃないところが情けない)、やはり客席からグラウンドが遠すぎる。残りの野球場は、推して知るべし、です。数だけは やたら多いですけどね。
僕は野球場の芝には文句ばっかり言ってますけども、サッカー場の芝については現状で良いと思っています。これも、野球からすれば、本当に羨ましい。野球よりも遥かに激しい動きを選手がする中、日本中のスタジアムで あれだけの状態が維持されてるのはスゴい。札幌ドームなんか、サッカー場の芝生を太陽の下で育成するシステムを作ってますよね。それなのに、野球は相変わらずコンクリートの上ですよ。何を考えているのか。
「サッカー場で あれだけの芝生を維持してんだから、野球場も ちゃんとやれ」と、これまでにも書いとけば良かったですね。
でも 駒場を取り上げちゃったのは、すいません、まともに知ってるスタジアムが あそこしか無い というのと(子供の頃、良く遊びに行ったので)、改めて見てみたら、実に貧相に見えたので思わず……。「これでJ1の『ホームスタジアム』かよ」と。客席からフィールドが遠すぎやしないか。そもそも、客席が小さすぎやしないか。あれだけ熱狂的に応援してくれてる人たちをバカにしてるんではないか。
先ほど写真で見たような きちんとしたサッカー場もある一方で、ああいう競技場で日本最高峰のリーグの試合を開催せざるを得ない状況が残ってるのも確かなわけで。せめて一番上のリーグぐらい、ぜんぶ専用のスタジアムで試合するように出来ないモンなんでしょうか。
もちろん、競技場だけで選手が移籍しちゃうわけはありませんし、個々人の事情も 人の数だけあるでしょう。けれど、競技場が貧相なようでは チームの運営なんか、と思っちゃうんです、どうしても。逆に言えば、本当に強くて地元の人たちからも選手からも愛されるチームを作ろうとすれば、競技場にそれが現れてくるんでは なかろうか、と。だって、そもそも競技場が無くちゃ競技は出来ない。選手と同じくらい大事にしなくてはいけない要素なのでは。競技場を整えるお金はありません、なんて、おかしいじゃないですか。空から見た競技場の みすぼらしさが、なんとなく、日本におけるスポーツへの取り組み方を象徴してるような気がして ああいう書き方になりました。
もっと言えば、スポーツの地位が不当に低すぎなんじゃないか、と。
ついでながら、僕は、実力のある人は どんどん海外でも何でも行けば良いと思っています(どんなスポーツでも)。それを「流出」と呼んで嘆くなら、海外から「日本に来たい」と思う人が増えるよう、あらゆる面でのレベルアップをしなければなりません。広島を引退した野村謙二郎氏が「チームも日本一、ファンも日本一、球場も日本一」と言ってましたが、「クラブも世界一、観客も世界一、競技施設も世界一」を目指してやっていかないとダメでしょう(どんなスポーツでも)。二番目の要素は、最近、だいぶ良くなってきたように感じます(サッカーの人たちは“怖い”ですけど、僕は)。一番目は我々の窺い知れない部分もあるから、まずは三番目を何とかしろと、ほいで、文句ばっかり言ってるわけです。
でも ですね、空から見て比べられるだけでも、やっぱ サッカー場は羨ましいです。
……こんなん ばっかですもん。野球は屋内スポーツでしたっけか?
なんか雪みたいなのが降ってましたよ新宿で、と思ってたら、ホントに初雪を観測してたそうです。生意気な。
映画 “Opal Dream” (2005年・英=豪)
邦題は、原作のものに戻されました。
ポビーとディンガンは、主役の兄妹……ではなくて、妹の「見えない友達」の二人。いつも その二人と遊んでいるケリーアンですが、兄さんのアシュモルや周りの人には決して見えません。それに、振り回される、と言っては見も蓋も無いけれど、家族が妹のために成した事が、小さな町の人たちの心も動かして行きます。
小さな町の 悪いところも良いところも見せ付けられた上で、最後に心に温かく沁みてきました。見渡せば何も無いオーストラリアの片田舎でも、しっかりと人々の気持ちが通っているのが分かります。逞し過ぎる想像の力には、大人の現実の力は消し飛んでしまうのかもしれません。
考えてみると、かなり上手なやり方だったのかな。皆にとって。
邦題:「ポビーとディンガン」
監督:Peter Cattaneo
脚本:Peter Cattaneo、Ben Rice、Phil Traill
原作:Ben Rice
音楽:Dario Marianelli
出演:Christian Byers、Sapphire Boyce、Vince Colosimo、Jacqueline McKenzie ほか
久々に「満員」の映画館を体験しました。意外と評判になってる……んでしょうか?
頼みのリーダーが肺炎でダウンしました。
一方、僕の風邪は快方に向かっています。それにしても寒い(北国の人に怒られますが)。イチョウ並木の葉が落ち切らないうちに冬になっちゃいました。陽の光があるので救われてます。
エアコンに変わる いい暖房器具が欲しい。
今年初めての忘年会。
内輪の会ではなかったんですが、変に身構えなければいけない雰囲気も無く、いろいろと話が出来て良かったです。病気やなんかが重なって、やけに出席者が少ないのが気になりましたが……
来シーズンに向けて、福岡Yahoo! JAPANドームが2大リニューアル (福岡ソフトバンクホークス)
フィールドシートについては、どうしても取って付けた感が拭えませんし、全部あわせて532席しかないとは舐めてんのかコラですが、東京ドームのダサダサシートよりは数段マシですね。座席数も倍ぐらいあります。ひょっとしたら神戸よりもいいかもしれない(神戸は、ブルペンの所為で座席の領域が狭い)。
でも こういう風な座席が設けられるとなると、やっぱりウォーニングトラックの必要性が出て来ますね。その辺も手を抜かずに実行して欲しいんだけどな。それに、こういう席を作ったんなら、その後ろの網は あんなに背が高くなくても良いんじゃないかと思うんですが……
一番高い席が20000円! しかも36席しかない! 一生縁が無いだろな。
着服:食堂車のほぼ全従業員がコーヒー代 JR西子会社 (毎日新聞)
着服そのものについては僕がどうこう言う以前の問題ですが、1杯 420円てのは、どうなんですか コーヒーとして。(実は、外で あんまりコーヒーなんぞ飲まないので、相場を知らない)