徒歩・徒然

2006年9月上期


2006年9月1日(金)

気が付いたら、窓の外からセミの代わりに秋の虫の声が。


夜勤の朝に早く起きねばならない この虚しさ。


2006年9月2日(土)

記念すべき、僕が訪れた20箇所目の日本のプロ野球本拠地となりました。あと6つ。

― 西武第2球場一塁側 ―

西武第2球場で、インボイス×読売。

ハッキリ言って、まるで やる気が感じられない球場です。どうかすると、その辺の公園の広場と間違えてしまいそうです。これでプロ野球の公式戦だなんて、ちょっと おかしいんじゃないのか。

まず、座るところが全然無い。周りをぐるっと取り巻いている道に、公園のベンチみたいなのが適当に配置してあるだけ。試合開始30分前に着いたら けっこう観客が居て、ベンチは既に皆さんに占領されていました。座れない人は道端に立ってたり、その辺の隙間に適当に腰を下ろしていたり、隣の土手の上で 道なき道ならぬ「席なき席」に座ってたりします。ひどい有様です。

この球場は西武球場改めインボイスSEIBUドーム(ああ、めんどくさ)のすぐそばにあるのですが、案内表示も何にも無し。位置をちゃんと知っとかないと行き着くのが難しいです。これだけ見に来てくれる人が居るんですから、もっときちんと「見てもらう」体裁を整えればいいのに。もし入場料が掛かっても、好きな人は見に来ますって。

場内アナウンスも、貧弱なスピーカー一個からしか出ないので、外野の方に居ると何言ってんだか分かりません。スコアボードは得点経過のみ。所謂 “バックスクリーン” が、板でなくて網で作ってあるのも、何だかなぁ。そこまで貧相にしなくってもいいじゃないか。

ロッテ浦和やヤクルト戸田も やる気の無さは似たようなもんなんですが、観戦環境の悪さと設備の貧相さは 今のところ ここが一番だと思います。

……と文句ばかり言ってますが、例に漏れず 選手がすぐ近くで見られるのは嬉しい。上の写真は1塁側でして、3塁側に比べて一段と金網が低くなっており、選手が知り合いの人と網越しに喋ってたりするのも かなり見掛けました。それに、何と言っても天然芝なのが良いですね。プロの球場なんだから内野にも敷けばいいのに。ああ、また文句になってしまった。

今日、一番 大きな声援を受けてたのは、9回裏に守備固めでライトに出てきた 巨人の小関選手でした。西武で皆さんに愛されていたんですね。

試合は 7対3でジャイアンツの勝ち。テンポ良く、2時間40分くらいで終わりました。いま2軍に落ちてる仁志選手が 1回の表に いきなり先頭打者ホームランを打って格の違いを見せ付けてました。西武は先発の山崎が悪すぎました。


はじめは行くつもりは無かったんですが、もののついでに 1軍の試合も。

― インボイスSEIBUドーム3塁側 ―

西武×北海道日本ハム の17回戦。観衆:28181人。かなり込んでました。

両チーム6人ずつの投手を注ぎ込んだ打ち合いは、9回までなのに3時間59分も掛かりました。西武は週末のナイトゲームを5時に始めるようにしてるのですが、結局、終わったのは9時。8時ごろには終わると踏んでたんだけどなぁ……

試合自体は面白かったですけどね。期せずして、涌井・ダルビッシュの同級生対決に当たりました。
ダルビッシュ君は、去年 鎌ヶ谷で見たときよりも体つきが堂々として来たように見えます。
広島から北海道へ行った福地選手が 元気にリードオフで活躍してて嬉しい限りです。
客席で売り子さんが売りに来るビールは、クレジットカードで支払えるらしい。

それにしても、まあ、良くホームランが出たこと。小笠原がライトスタンドへ運んだ打球は、実に綺麗でした。8対3でファイターズの勝ち。


西武の和田選手が打席に入るときのテーマソングが、何ゆえ「ぱわわぷたいそう」なのだ。お子さんがハマッてるのか。


一つ。
試合開始前の国歌演奏のとき、椅子に座り込んで動こうとしない人が周りにけっこう居るのに驚きました。どんな国のどんな競技でも、国歌演奏のときに立ち上がって国旗に注目するのは 最低限の礼儀であり常識です。あんたら、スポーツ観戦に来る資格無い。もう来るな。少なくとも、他所の国の人も集まるような競技の競技場には 絶対に来るんじゃないぞ。


2006年9月3日(日)

― 似非ナビゲーション ―
↑新宿西口辺りを走り回った結果。
なんのこっちゃ、ワケ分かりませんな。

要するに、ビルの谷間だとGPSは不正確、ってことです。しかも この辺、立体交差がやたら多いし。でも、ちゃんと新宿西口の辺りに居るのは分かります。それで充分でしょう。


VAIO Update は MSIE 7.0 だと動作してくれません。なぜだ。
仕方が無いから6に戻しましたが、正式版が出た暁には ちゃんと対応してくれるんでしょうね。


「“地デジ”に関する話」を読んでると、当事者のテレビ局やメーカーや総務省はメリットばかりを強調して肝腎の情報を提供しきれてない、一方、WWW上のblogや掲示板などの場ではデメリット(と言うか、完全に向こうの都合なのに こっちが負担しなきゃならんという理不尽さ)ばかりを強調して前者のバッシングの嵐になってる、という、最近流行りの“両極端”になってるなと思います。

やり方が強引すぎるから反感買ってるだけ のような気もしますけどね。

ただ ですね、一つ気になるのは、「必要性」の観点で話してる人が少なからず居ることです。それは、甲論乙駁で話が落っことせません。そんなことを言い出すと、そもそも テレビなんか 白黒・モノラル で十分だった、てな話になってしまいます(だって、カラー・ステレオ にする“絶対的な”必要性なんか無いでしょう?)。

やっぱり問題なのは、
「受信機高い」→「あと5年は大丈夫」→「安くなるまで待とう」→「本当に安くなるのか」→???
という先の見えなさ加減ですよね。2011年の6月は大混乱必至です、今のままでは。

いずれにしても、「テレビ見るのが楽しみなんです」という人たちの楽しみを奪う結果にだけは してはいけません。人任せで すいませんが、受信機メーカーの役割は重大ですよ、ホント。


2006年9月4日(月)

セ、パが同一プレーオフ プロ野球実行委員会 (sportsnavi.com / 共同通信)

レギュラーシーズン1位を優勝チームとし、各リーグが上位3チームで日本シリーズ出場権だけを争う

とか言うからワケ分かんなくなるんじゃないですか。こんな言い方したら、日本シリーズが単なるオマケになっちゃうじゃないですか。いいじゃん、「プレーオフに勝ったチームがリーグ優勝」で。ですから、「レギュラーシーズン優勝」と「リーグ優勝」と「日本シリーズ優勝」の3回 ビールかけやりゃあいい(チームによっては2回になるけど)。それじゃダメなんですか。

まぁ、でも、苦肉の策だったんでしょうね。その点では偉い人たちに同情します。だいたい、「ポストシーズン制度」の意味を分かってない人たちが、「長い(レギュラー)シーズンを必死に戦って一位になったチームの苦労はどうなるんだ」とか変なことを言い出すからいけないんですよ。それが「ポストシーズン制度」ってモンです。どっかの監督まで そういう的外れなこと言ってるんですもん。話を纏めようとするとワケ分かんなくなるのは当たり前ですね。

あとは、レギュラーシーズン1位のチームの試合間隔が開くのの手当てを、どうにかしなきゃいけないですね。


2006年9月5日(火)

トランザムのベスト盤を買う。

「地球の仲間」がお目当てだったんですが(1981年の「国際障害者年」のテーマ。NHKのドキュメンタリー番組や みんなのうた でも流された。覚えてる方いらっしゃいますかね?)、最後に「白いボールのファンタジー」なぞが入っていて 何故か得した気分。


都市対抗野球:TDKが日産自動車を破り初優勝 (毎日新聞)

おお〜、すごい。

「にかほ市」ですよ。名前はダサいけど、これで一気に全国区!


2006年9月6日(水)

クマが滑走路を100メートル横断 秋田・大館能代空港 (朝日新聞)

もう、可笑しくって仕方ありません。「滑走路にクマが出た」(たぶん実際は、「滑走路さクマ居だ」かな)。平和だなぁ。

飛行機には影響はなかったが、同空港管理事務所では「離着陸時にクマが横断していれば、大事故になるところだった」として、さくの再点検やクマの侵入経路の特定などの作業をすることにしている。

一日6回しか離着陸が無いんですから、大丈夫ですよ。


2006年9月7日(木)

午後10時少し前。

急に大雨が降ってきました。


大雨で人が水路に転落した現場からのテレビニュース。

通路の幅は約30cm。雨で滑りやすくなっていました。

と、その通路の上に立って喋っているリポーターと それをやらせた偉い人。考え方が間違ってるとしか僕には思えません。


NY Yankee Star Hideki Matsui to rehab in Trenton (Trenton Thunder)

今さらながら、すごい扱いですね。AAと言えど、選手のレベルは それなりに高いし、何と言ってもプレイオフですから、rehab なんて呑気なことは言ってられないはずです。

でも、そこで結果を出しちゃうのが さすがです。


2006年9月9日(土)

― 東京V-横浜FC・西が丘 ―

西が丘サッカー場にて。東京ヴェルディ×横浜FCの一戦。これだけ近くでプロのサッカーを観たのは初めてです。

相変わらず観客の人たちが怖いです。
「何やってんだ。死ね!」と叫んでる男性が居たり、「全然 違うじゃねーか、馬鹿野郎」と言ってる女性が居たり。皆さん、もっと穏やかにしたって いいじゃないですか。熱くなるのは分かるけど、それが 人を罵り倒したり 物投げたりしていい理由には ならないでしょう。“サポート”の域を踏み外してると思います。

最後のヴェルディサポーターの皆さんの罵詈雑言について、「あれは止めた方がいい」と我々4人の意見が一致したのが救いです。

試合は1対1の引き分け。カズさんの見せ場があまり無くて残念でした。しかし、やはり39歳とは思えない。


映画 “The Last Trapper” (2004年・仏=カナダ=独=スイス=伊)

カナディアン・ロッキーで暮らす狩人 “Trapper” の物語。狩人と言われると、どうも最初に「マタギ」を思い出してしまう僕は、鉄砲持ってズドン という獲物の捕まえ方を想像してしまうのですが、“Trapper” の名の通り、こちらは罠を仕掛けるのが主な仕事になる人です。

出演しているのは「本物」の人です。物語も、フィクションのようでいて、本当に起きた出来事も なぞっているところがあるみたい。見渡す限り人の手なんか入っていない気がする風景の中にも 確実に開発の影が忍び寄っている。さて、これから どうして行くのか……

自然とともに とか 自然を守る とか言うと、とかく最近は、夢物語だの 幼稚な物言いだの 現実を見ていない戯言だのと 一笑に付されてお終いになる感じなのですが、確かに難しいことです。実際に山を下りて、「生きて行けない」はずの街で暮らしている人も沢山居るのでしょう。でも、そういう人たちが山から居なくならなければならないのは、果たして本当に僕たち皆のためになっているのでしょうか。

文字通り芯から身が凍えるような寒さ、すぐ先に居るはずの犬の姿さえ見えない猛吹雪。厳しい大自然に真正面から立ち向かわなければならない暮らしは、決して楽とは言えない。逆立ちしたって僕には無理です。でも、その厳しさと、コンクリートで固められた都会の冷たさと、どちらが より 僕らの心にとって重く暗いか。分からなくなってきました。

 邦題:「狩人と犬、最後の旅」
 監督・脚本:Nicolas Vanier
 プロデューサー:Jean-Pierre Bailly
 撮影監督:Thierry Machado
 音楽:Krishna Levy
 出演:Norman WintherMay LooAlex Van Bibber ほか


2006年9月11日(月)

11 September: Five years on (BBC News)


Return-Path: <dafef3441@yahoo.co.jp>
Received: from fmta02.dion.ne.jp ([210.155.124.184])
        by nm06mtf.dion.ne.jp
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        Sun, 10 Sep 2006 21:40:07 +0900
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        by fmta02.dion.ne.jp (DION Mail Filter System) with SMTP id 5C4FC22C1;
        Sun, 10 Sep 2006 21:40:04 +0900 (JST)
Received: from mc.neweb.ne.jp ([61.167.201.77])
        by nm06mta.dion.ne.jp
        id <20060910214002399.MAE7.81B5A88@nm06mta.dion.ne.jp>;
        Sun, 10 Sep 2006 21:40:02 +0900
To: <tardy@mc.neweb.ne.jp>
From: mo*om<dafef3441@yahoo.co.jp>
Subject: 返事ありがとう
MIME-Version: 1.0
Reply-To: <dafef3441@yahoo.co.jp>
Content-Type:text/plain; charset="iso-2022-jp"
Content-Transfer-Encoding: 7bit
Message-ID: <200609101240030208860006MAE7@nm06mta.dion.ne.jp>
Date: Sun, 10 Sep 2006 21:40:03 +0900
X-DION-Antispam: NO
X-DION-matriXscan: 3

返事ありがとう、同じ気持ちならいい関係になれそうじゃないですか。
私の自宅はまだ内緒ですけど、どの辺に住んでいますか?


    

内容は取り立てて目新しいものではないけれど、ウチのbsfilter(単にSylpheed/Win32の機能で呼び出してるだけです)が これをSPAMに分類してくれるようになってました。すごい。いつの間にか成長したな。

ただ、ここまでになっちゃったおかげで、ちゃんとした内容のメールをSPAMと判定することも偶にあります。調整が難しい。


2006年9月12日(火)

巨人 FA黒田争奪戦に参戦へ (スポーツニッポン)

残って頂けるなら それが 一番 望ましい結果です。しかし その一方で、「広島からメジャーに選手を輩出して欲しい」という強い願いが 僕の中にあるのも確か。

出て行くなら、国内の球団は やめて欲しいです。堂々とメジャーに行っちゃってください。これ以上 阪神の人材供給源になるのは まっぴらゴメンだし、巨人なんかに かっさらわれて なるものか。

でも、どこの球団がいいですかね。
Yankeesは なんか引っ掛かるモンがあるし、Marinersだと面白くない。Royals とか Athletics なら面白いんだけど、どっちも金銭的に無理でしょう。

Bravesが名乗りを上げないですかね。あの安定したチームで それなりの成績を収められるようなら、長く続けられそうな気がします。

……って、全て勝手に言ってるだけなので、深く考えないでください。


2006年9月13日(水)

飲んだら動かない車、日産が開発へ (日本経済新聞)

「飲んで乗る」人って、田舎の人が多いんじゃないだろうかと 勝手に妄想しています。

飲んでいようが飲んでなかろうが、そもそも交通手段が自分のクルマしかないので、飲んでいようが飲んでなかろうが自分で運転して家に帰ったり外出したりする。で、飲んで運転して 多少 頭がボンヤリしてようがスピードが出てようが反対車線を走ろうが、周りに人やクルマが居ないので 危ないことなんか起こらない。

そのうちに、言わば、飲酒運転に免疫が出来ちゃうわけですね。危険なんか無いってことを体で覚えちゃってるから、誰が何言ったって聞きゃあしません。飲んでも乗ります。

その辺を逆手に取って、酒を飲んで運転したら ブレーキが利かなくなるとか、そういうクルマを作った方が いいんじゃないか(本人に気付かれずにアルコールを検知するシステムを発明するのが大前提ですが)。事態が収まるまでは事故が激増するでしょうけど、これくらいの荒療治をやらないとダメな気がします。

ま、何か装置を付けたところで、今や、発売の数時間後にはネット上に回避法や改造法が流されちゃうような時代ですから、いくらクルマ側で対策を施しても大して効果が無いのかもしれません。それに、人を殺しても懲りずに飲んで乗り続ける輩も多いみたいですから、結局 何やっても無駄か?


2006年9月14日(木)

日本語版が登場した Google Earth で驚いたのは、秋田で住んでたアパートの3Dデータも しっかりサーバーに入ってることです。写真は解像度が高くなっていませんが。

今の通勤経路を拡大して辿ってみたりなんかすると、また驚き。建物の壁はノッペラボーとは言え、かなり忠実な街並みを見ることが出来ます。どうやってデータ集めてるんでしょうね。


クルマの話題を続けます。

長野・中央道多重衝突:魔の急カーブ 今年すでに12件 長い下り坂、距離感つかめず (毎日新聞)

事故のあった所は 僕も 少なくとも6回くらいは通ったことのあるところです。

クルマを運転していたり、大きな事故があったという話を聞いたりしたときに 最近 良く感じるのが、みんな(僕も含めて ですよ、勿論)自分の運転の“腕”に自惚れ過ぎ なんじゃないかということなんです。

やたら車間距離を詰めてくる人。前のクルマが どんな振る舞いをしても追突しないという自信が みなぎっておいでなのでしょう。

やたら車線変更をする人。自分は誰よりも早く目的地に着く事が出来ると自負しておいでなのでしょう。

高速道路で延々と追い越し車線を走る人。どのような速度で走っていようと、どのような状況が道路に現れようと、クルマを制御し切る自信に溢れておいでなのでしょう。

方向指示器を出さない人。周りの人やクルマが どう走ってこようと 避ける自信が満々なのでしょう。

で、交差点で ちょっともたつくクルマがあったりすると、心穏やかでなくなられるわけです。人によっては すぐ警笛を鳴らして悪態をおつきになる。どう聞いても「危ないから やめなよ」という警笛ではなく「モタモタするな ド素人め」と言っているようにしか聞こえない鳴らし方で。おそらく、こういう事故の話を聞いても、自分は絶対にそんな事故は起こさない、あんなのは下手糞のする仕事だ、と見下して終わりでしょう。

こういう人たちが走り回ってる以上、「啓蒙」だけでは 事故は いつまで経っても減らないはずです。すぐ「包丁が悪いのか」式の理論に持ってかれて先に進まないのですが、“目一杯アクセル踏んでも100km/hしか出ないクルマ”ってのを作るのが悪いことだとは思えませんけどね、僕には。

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written by tardy@k.email.ne.jp