徒歩・徒然

2006年11月上期


2006年11月3日(金)

1:00 GMT (10:00 JST)

anishiji presents, England Football Tour 2006

- Matchroom Stadium -
Leyton Orient v. Bristol City @ Matchroom Stadium (Johnstone's Paint Trophy, Southern Stage, 2nd Round)

- White Hart Lane -
Tottenham Hotspur v. Club Brugge @ White Hart Lane (UEFA Cup, Group B, 2nd Round)

本場のフットボールが観たい観たいと言っていたら、anishiji氏がツアーを企画してくれました。というわけで、神出鬼没のアホコンビは Londonに居ます。カメラのバッテリーを忘れる という大チョンボをしでかしましたので、今回は全て Photographed by anishiji です。トホホ……

初日の Matchroom Stadium の試合は、「3部と4部のチームのカップ戦」ということらしくて、メインスタンド(?)だけが開放されており、観衆も1,118人に留まりました。しかし、観客の皆さんの雰囲気(色んな人が実に気軽な感じで観に来ている・絶妙のタイミングで拍手が起こる)とか 競技場の素晴らしさなどには圧倒されました。それに、選手たちのレベルの高いこと。正直、日本のサッカーよりも上に感じました。素人目ですけど。それが3部リーグだというんですから、末恐ろしいばかりです。

さて、本日(もう昨日)お邪魔したのが、Tottenham の本拠地 White Hart Lane でしたが、もう、何から何まで圧倒されっぱなしでした。anishiji氏の類まれな行動力と運の強さで手に入れた一階席で、選手たちが すぐそこに(!)。満員の観客の皆さんから発せられる歓声は 今まで経験したことの無い凄さ(!)。90分間、全く息つく暇も無く展開された試合の凄まじさ(!)。3対1でホームの Tottenham が勝ったもんですから、盛り上がりは最高潮。まさに、「本場」の力を まざまざと見せ付けられたという言い方が ぴったりです。

そして、一番 痛切に感じているのが、観客の皆さんが実に「整然と」観戦していること。歓声の沸き上がり方とか、立ち上がったり座ったりする仕方とか、興奮して盛り上がるところでは大騒ぎになりますが、基本的には自分の座席で大人しく(?)しているという印象です。とても秩序立った動きに見えました。誰かが音頭を取るわけでもないのに。この辺り、伝統の力は恐ろしいと思うところです。

……日本が世界でそれなりの勝負を繰り広げるなんて100年早いような気がしてます。いや、ホント。まだまだ我々は修行が足りない。やる方も、観る方も。


2006年11月5日(日)

8:00am GMT (5:00pm JST)

anishiji presents, England Football Tour 2006

- Edgeley Park -
Sale Sharks v. London Wasps @ Edgeley Park (Guinness Premiership)

- Twickenham Stoop -
NEC Harlequins v. Northampton Saints @ Twickenham Stoop Stadium (Guinness Premiership)

せっかくだからラグビーも観ようよー、と私がダダをこねて、上記の2試合を観戦することになりました。これも「プレミア・リーグ」です。

最初の Edgeley ParkLondonではなくて、Manchesterに程近いところにあります(日帰り遠征は、ちょっと大変でした)。チーム名になっている町は Sale なんですが、どうしたわけか スタジアムは隣町のStockportにあるものを使っています。低い屋根と それを支える柱(写真では見えませんが、完全に視界を遮っている)など、古き良き時代を感じさせてくれるスタジアムでした。

次の Twickenham Stoop は 比較的 新しいスタジアムで、London近郊のMiddlesexに位置しています。チーム名の “NEC” は 皆さんご存知の あのNECでして、チーム名に企業名が付いている珍しいケースです(決して National Exhibition Center ではありません)。それでもこれだけお客さんが入って盛り上がるんですから、本家(?)のグリーンロケッツも もっと頑張って下さい。

両方の試合とも、実に面白かったです。そして、初めてラグビーを 「きちんとした形で」観戦できたなぁと思っています。満員のお客さんが発する声援は、なるほど こういう所で こういう風に 歓声が沸き起こるわけだな、こういう場面で選手に拍手を送ればいいわけだな、と、勉強になることばかりです。なかなか日本では、ラグビーの競技場でスタンディング・オベイションが起こるようなことは無いですからね。でも こちらでは、観客の数では どうしてもフットボールに負けるものの、場内の雰囲気は負けていません。

そして何と言っても、ホームチームがトライを決めた時の盛り上がり! Twickenham Stoop では ほとんど目の前で2度も決めてくれ、最高でした。


2006年11月7日(火)

2:00am GMT (11:00pm JST)

anishiji presents, England Football Tour 2006

- White Hart Lane -
Tottenham Hotspur v. Chelsea @ White Hart Lane (Barclays Premiership)

諸々の都合上、今回 2回目の White Hart Lane となりました。すっかり 似非常連です。今度は二階席でしたが、ちっとも選手が遠くに感じません。改めて競技場の造りに感心しました。

この試合は とにかく凄かった。終了後は anishiji氏と2人で しばし言葉を失っていました。

プレミアの試合、しかもロンドン・ダービー。キックオフの辺りから競技場が異様な雰囲気になっていたように思います(もしかしたら、これは「異様」なんじゃなくて「正常」なのかもしれませんが……)。

で、色んなところの記事を読んで初めて知ったのですが、どうやら Tottenhamは 1990年以来 リーグ戦でChelseaに勝っていなかったらしいのです。そして とうとう、この試合で2対1の勝利を収め、長かった空白の時期に終わりを告げたのでした。

試合をしている選手たちの動きも凄かったのですが(Tottenhamの1点目を決めた Michael Dawson など、後ろに目があるとしか思えない)、観客席の興奮も言葉では言い表せないものがありました。試合終了の笛を促す 指笛だか口笛だかが一斉に響き渡った あの凄まじい音が、耳について離れません(アディショナル・タイムが 4分もあった)。最後の最後に、とても貴重な試合を見せてもらいました。


というわけで、5日で5試合の怒涛のツアーは終焉を迎えました。今後も同様のことが行われる場合には もう少し余裕のある日程を組みたいと、意見の一致を見たところで帰国の準備に入りたいと思います。

お疲れ様でした。


2006年11月8日(水)

時間の感覚がおかしい。


帰ってきたら職場にメールが130通……読むだけで一日終わっちまいますだよ。


2006年11月9日(木)

A's reach deal with Cisco Systems to move team to Fremont (San Jose Mercury News)

Oakland Athletics が2011年には新しい球場に移るとのこと。ちょっと Google Earth で見てみたら……

- Fremont -

どうやら画面右下のところに見える空き地に造るつもりらしい。いま McAfee Coliseum があるOaklandは、左上の方へ30kmほど行かなければなりません。となると、Fremont Athletics に なっちゃうんでしょうか? それとも、開き直って Oaklandのままなんでしょうか? いずれにしても、あそこは僕が初めて訪れたMLBの野球場ですし、イチローの“レーザービーム”発祥の地でもありますし、少し寂しい気持ちです。

49'ersSan Francisco から出て行くとか言ってるらしいですしね。Giantsだけになってしまうではないですか。


2006年11月11日(土)

レッドソックス?レンジャーズ?松坂の落札情報錯そう (読売新聞)

こんなやって秘密にしとかなきゃいけない理由が良く解んないんですけど。

いいじゃん、もう入札は終わってんだから とっとと発表しちまえば。なんなんでしょうね、昨日今日辺りのこの騒ぎは。


2006年11月12日(日)

Report: Mets strike stadium naming deal (MLB.com)

野球ネタばっかりで すみません。

The successor to Shea, the club's home since 1964, is to be named CitiField, according to several newspapers and Internet reports.

「公式サイト」が こういうこと言ってるようでは甚だ心許無いですけれど、ともかくも、とうとう この お化け銀行がMLBのスタジアムにも乗り出してきたなぁという感想です。

これまで、マイナー独立リーグに それぞれ一つずつ 名前を冠した野球場があったのですが(もしかしたら他にもあるのかもしれません)、いよいよメジャーにも登場ですね。三つとも違う名前になりそうなところが面白い。ちゃんと区別はつくということか。

(何だかんだ言って口座を便利に使ってるので、あまり 成金趣味め とか悪口が言えません……)

と言いつつ、二つとも行ったことが無いんですよね。どっちかは この機会に(?)訪問してみたいところです。


2006年11月13日(月)

友人・知人のサイトが どんどんとblogに乗り換わったおかげで、最近になってRSSリーダーの使い方が ようやく分かって来ました。どこのblogでも、書き込みがあると自動的にRSSやAtomを生成してくれる機能が付いてるので助かります。(何者だか分からないとかほざいてたのは過去の話になりました)

皆さんのblogをズラッと登録しておいて「更新」ボタンを一回押せば、新着の記述がたちどころに判って あら便利。生成されるRSSのフォーマットが ちゃんとしてれば、メールクライアントでメールを読んでいくような感覚で記事の中身も読めます。しかしながら、ブロードバンドでの使用を前提に設計されている所為か、出先でPHS経由でやると「応答なし」にされるサイトが多くなるのが玉に傷です。諦めるのが早すぎるんだ。

ちなみに、使ってるのは Headline-Reader Lite。使いこなしてる機能は大してありませんが、使い勝手には概ね満足してます。起動した時にInfoMakerのサイトにアクセスしに行くのが余計なんですけど、どうやって止めたらいいのか分からない……

え、このサイト? たぶん、当分は今のままですすいません。


正式版になった Windows Defender も重宝しています。知らない間にスタートアップに登録された余計なものを片っ端から無効にして、いい気分に浸っています。レジストリを手で消すのと違って、要るようになったら簡単に戻せるのが安心です。


2006年11月14日(火)

半年振りに自転車で通勤すると、いつの間か取り壊されて建て直してるビルがあったり、そうかと思うと半年前にもやっていた道路工事を まだやってる所があったり。

移り行く都会は
風よりも儚く


PLAYSTATION®3 Official Site

そう言えば、Dragon Quest 8 を途中までやって放ったらかしにしてるの思い出した。

(たしか、最後のボスの第一形態にコテンパンにやられて、「うぇー、まだレベルが足りねぇのかよ」とか思ってうんざりしたところで進まなくなった憶えが……)


2006年11月15日(水)

“60億円”で目がくらんでしまう中……

「野球を楽しめた」 世界一の田口が帰国 (sportsnavi.com / 共同通信)

田口さんが ひっそりと凱旋されてました。がんばれ タグチくん で、更なる活躍を期待しております。

フェンスに一所懸命よじ登ったら離れたところにボールが落ちてきた、みたいなプレーをしても田口さんは似合うんですよ、とイチローくんが言ってました。でも今は、そういうお茶目なことをしている余裕が無さそうで、ちょっと気の毒です。かなり苦労されてるんだなというのが 顔を見ただけですぐ分かるように 最近 なっちゃってますよね。出番が少ないから、必然的に 小さなチョンボも許されない。

来年は、もう少し切羽詰らなくても試合に出してくれるようになるといいですね。


よし! その60億で天然芝……(以下略) どーせ言ったってしょうがないさ。

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