徒歩・徒然

2007年1月下期


2007年1月16日(火)

相変わらず近所の店では納豆の棚がスカスカですが、大粒のパックだけ残されている状況も変わりません。

そんなに大粒を嫌わなくても いいじゃないですか。

あの例の なんだか大辞典で、粒が小さいほど効果があります とでも言っていたんでしょうか?


残業代ゼロ制:安倍首相が国会提出断念を明らかに (毎日新聞)

仕方が無いでしょうね。今の風土・風潮のままで導入したら、労働者だけが不幸になるのは目に見えてます。

首相周辺は「(法案の趣旨が)ねじ曲がって伝わったから、それを今から(修正する)というのは難しい。根回しに失敗したということだ」と語った。

こういうピントの外れたことをセンセイがたが言ってると、本当に皆のためになる政治をしてくれる気があるのか、甚だ心許無く思えますね。法案の趣旨が捻じ曲がったんじゃない。そもそも今の仕事のしかた(させかた)が捻じ曲がってるんです。

確かに「残業代ゼロ」は問題の本質ではない。
問題なのは、今の労働環境の問題点が労働者個々人に全て押し付けられてしまう、という点です。

今でさえ、過労死や過労自殺に対して、その人の能力が足りなかっただけだ みたいな無責任な自己責任論が幅を利かせているというのに、こんな制度が形式的に導入されてしまったら、その「そいつが悪いだけ理論」に拍車が掛かって ますます問題の解決から遠のいて行きます。うわべだけ見れば「個人の裁量」「自己責任」で キラキラ輝いている制度ですが、仕事をさせる側が問題解決を放棄してしまった お先真っ暗な制度です。

この法律が出来ると本当に早く帰れるようになるんです・早く帰れるようにさせてみせます、という「根回し」こそが必要なのであって、上っ面だけ外国の真似をしても意味がありません。


2007年1月17日(水)

ユニバーサルサービス料のご負担について という連絡がASAHIネットから来ました。

つまりは、2月から月に7円を負担してくださいとのこと。他人事だと思ってたんですが、IP電話でも払わなきゃいけないんですね。知らなかった。


久し振りの雨ですが、電車に乗るのが久し振りのような気がしないのは、北海道に遊びに行ったりしてるからだな。


2007年1月18日(木)

昼休みに新宿に行ってフィルムを現像に出して、ついでに昼食も摂って、時間までに帰って来られるか。

結論:
何とかなる

……ただし、Suicaの残額が充分あることが大前提です。170円では お話になりません。


ちくちょー、お役人様めー。

それは、あんたの家の受信設備がおかしいんですよ。
違うチャンネルで同じ現象が出た時点で、まず それを疑いなさい。

(今日は その関連の対応で仕事にならなかった人が、少なくとも二つの会社で一人ずつ)


2007年1月20日(土)

映画 “Little Miss Sunshine” (2006年・米)

題名は、要するに 10歳くらいの女の子が参加する「ミスコン」のようなもの。アリゾナはアルバカーキに住むフーヴァー家の娘、オリーヴが本選に繰り上げ当選してしまったから さぁ大変。明日の3時までにカリフォルニアの会場に着かなくては! でも、飛行機に乗せるカネは無い。それに、誰も家においていくわけに行かない事情があって、ガタピシのフォルクスワーゲンの黄色いミニバスに家族6人で乗り込んで、おかしな道中が始まります。

みんな、一癖、と言うより半癖くらい持ち合わせた人たちですが、中でも 口を利かないドウェインがお気に入り。あの、何を見ているのか分からない眼に もう ぞっこんです。ちょっと冷めてるのかと思いきや、いったんキレると歯止めが利かなくなったりするところが とても良い。それに、ちゃんと妹のことは考えてるんですよ。

ちょっと お下品なところもありますが、まぁ、許せましょう。みんなしてクルマを追っかけて走ってるのを見ているだけで、なんだか幸せな気分になったのでした。お爺ちゃんも満足だったと思いますよ。

 邦題:「リトル・ミス・サンシャイン」
 監督:Jonathan Dayton & Valerie Raris
 脚本:Michael Arndt
 製作:Marc TurtletaubDavid T. FriendlyPeter SarafAlbert BergerRon Yerxa
 撮影監督:Tim Suhrstedt, A.S.C.
 音楽:Mychael Danna
 出演:Abigail BreslinGreg KinnearPaul DanoAlan ArkinToni ColletteSteve Carell ほか

Music by Mychael Danna のクレジットを見て びっくり。そうか、この音の世界は あの人のだったか。


映画 “Darwin's Nightmare” (2004年・仏=オーストリア=ベルギー)

アフリカ・タンザニアのヴィクトリア湖周辺の現状を追ったドキュメンタリー。ナイルパーチと呼ばれる大きな白身魚が湖に放たれたことによって、そこから様々な変化が訪れています。

作品が始まって まず最初に眼に飛び込んできたのが、Coca Cola の赤い看板。こんなところでも幅を利かせているのか。などと思って見ていると、「色の白い人たち」が 遠く離れた大陸に 今でも絶大な力を振るい続けていることが 次々に分かってきました。

とにかく気になったのが、「ビジネス」“business” という言葉が、絶対的な免罪符として使われていること。「これはビジネスです」と言えば、何でもかんでも許されてしまう。私が何か悪いことをしたか、と開き直られれば何も言い返すことは出来ないのだけれど、それでも、おかしな方向に流れて行っているのではないかという疑念は消えない。「良い面」だけ見て それを前面に出して喧伝するだけで、果たして本当に良いのか?

と言いつつ、僕らも しっかり “system” の一部になってしまっているわけです。何も出来ないことが、もどかしい。ゆっくりとした大きな流れは、もはや、誰にも止めることは出来ないのでしょうか。

 邦題:「ダーウィンの悪夢」
 監督・構成・撮影:Hubert Sauper
 録音:Cosmas Antoniadis
 編集:Denise Vindevogel
 整音:Veronika Hlawatsch


DV-HRD200 が、HDDの録画も出来ないようになってしまいました。もうダメだ。末期症状だ。明日、DV-ACW38を買って来よう。

ホントに耐用年数が短くなりましたな、最近の機械は。


2007年1月21日(日)

買って来ました DV-ACW38。
店員さんから さんざん HDMIのケーブルは要らないんですかと訊かれました。そんな高級なテレビ持ってませんから。「HDをD/CしてSDのテレビで見る」と「SDをU/CしてHDのテレビで見る」を天秤に掛けた場合、僕は迷わず前者を選びます。CS放送のチャンネルがSDばかり・映像作品の次世代DVD化はまだまだ の現状では、後者の選択肢は考えられません。というようなわけでして、僕は当分、CRTのテレビにD1端子の組み合わせで乗り切ろうと思っています。

リモコン番号が 3まで設定できるようになっているおかげで、既存の2台とリモコンが競合することもなく、すんなり設置が出来ました(ところで、なんでリモコンが2個も付いてるんだ)。
DV-HRD200では、EPG予約で番組を選んだときに 何やってんだか知らないけれど「番組情報を取得しています」とか言って なかなか次の画面に移らず 時間が掛かっていましたが、そんなこともなくなりました。それも含め、全般的に使い勝手は向上していると思います。
マニュアルでの録画ビットレート選択が 65段階に増えているので、リモコンの上下ボタンだけで選ぶのは ちと大変です。
“裏録”もマニュアルレートで録画できるといいのに。変換回路まで2重に搭載しなきゃいけないから無理なのか。
後ろのLAN端子は何かに使えるのかなぁ? とりあえずHUBに繋ぐだけ繋いどいてみるか?

あとは、システムが複雑になったが故のバグが、多くないことを祈るばかりです。「ディスクデフラグ」に相当する機能を付けといてくれると嬉しいんですけどね(定期的に こっそり勝手にやってくれる、というのなら良いんですが)。

でも、数々の色んな苦労も、Blu-rayだかHD-DVDだかが軌道に乗ってくれば解決するであろうことが殆どなんですよね、これ。放送TSを そのまんまメディアに残せるように 早いトコなって欲しい。

これで B-CASカードが3枚になってしまいました。そんなに要らないんですけど(どうせ、有料チャンネルは そのうちの一枚でしか映らないんだから)、前の2台の機械ともHDDに録画しているものを そのままにしておきたいので、処分するわけにも行かず。HDDの中身を どうにかして吸い上げる方法があれば良いのですが。


まぁ、どんな効能があるのか とかは確かに良く分かりませんけど、でも、納豆にも いろんな栄養があると思いますから、これからも みんなで食べましょう。


2007年1月22日(月)

ダイソンのを買ってから宙に浮いた恰好になった古くてセコい掃除機を どうにかしようとずっと思っていたのですが(おいおい、一年前の話だぜ、おい)、例のPSEマークが付いてないから売ることも出来ず、粗大ゴミの申し込みはめんどくさいし、ずっと部屋の隅に置きっぱなしでした。

そこで今日、一念発起してドライバーとスパナとニッパーを持ち出し……もうお分かりですね。

ただ、まとめて1つの袋に入れると家電製品とバレそうなので、3つの袋に分けました。2週ぐらいに分散して出そうかと思っています。


2007年1月23日(火)

RX420AL (W-SIM) のバージョンアップが告知されてるんですが、手順書を見ると、W-ZERO3(WS003SH/WS004SH)・W-ZERO3[es](WS007SH)・WS002IN・WS008HA のどれかじゃないと作業できないと書いてあります。

どれも持ってないよ。
今さらW-ZERO3を買えと言うのですか。


職場で、HDDの廃棄のために分解をしました。

初めての経験です。ネジを外していって中身を取り出してみました。中の円盤は けっこう丈夫なものなんだなということを知りました。ちょっとやそっとでは壊れそうにないし、ヘッドが 少々 接触したぐらいでは何の問題も起きそうにないし、たとえヘッドがおかしくなったりしても 簡単に修理出来そうに見えるのですが、それは素人考えなんでしょうね。

今日 扱ったHDDは どれも円盤が金属のもので、金切り鋏が無かったので、ペンチを二つ持ち出して 同じところを何回も曲げたり伸ばしたりする原始的な方法で円盤を切り刻んで行くことにしました。それに加えて、(効果のほどは分かりませんが)切り刻む作業に入る前に 磁石でもって表面をゴシゴシ擦ってみました。最終的には、3〜4cm角ぐらいの断片にしました。文字通りバラバラ。破片には どれもペンチでついた傷だらけです。

これでデータが復元されたら手の打ちようがありません。でも、アメリカ国防省とか どっかその辺りに 復元する技術を持ったツワモノが居そうだ。


2007年1月24日(水)

今日は……

……ぜんぶ会社に行ってて留守の間です。

電話は留守番電話が受けたから良し。郵便は夜中に配達局まで取りに行ったから良し。宅配便は……どうしようもないな。今度の日曜日まで都合のいい日が無いんですもの(いや、真夜中に配達してくれるってんなら いいんですがね)。仕方がない、日曜の昼間に配達してもらいましょう。

「お隣のお荷物を預かっていました」という習慣が消えたのって いつごろでしたっけ? なんか、個人主義の美名のもと、どんどん暮らしにくい社会になってる気がします。


2007年1月25日(木)

今日は ちょっと早く帰ろうと思っていたのに果たせず。

「雪国に住んでた自慢」を披露して、でも、結局 自分の心と身体を完全に溶け込ませるのは無理だったような気がするなと思い直して、自己嫌悪に陥ったりしました。

……言ってることが自分でも良く分からない。


あんまり先行きが良くない報せが 母の実家方面から届いた模様。

でも、今週末から二週間くらいは週休一日体制で夜間作業に突っ走らなきゃいけないから、山陰まで出掛ける暇なんて無いんだよな。


2007年1月26日(金)

やっぱり雨が降るなぁ、この冬は。

今日は電車通勤で正解。


冷凍の今川焼きを電子レンジで温めすぎて口の中を火傷しました。


Hi-def DVD security is bypassed (BBC News)

「セキュリティ」と「利便性」の狭間での攻防が繰り返されるのは、“次世代”になっても何ら変わることが無いようですね。こういう話を読むと、そのうち テレビ(と言うか、モニター)を強制的に買い換えさせられるんだろうな、と思ってしまいます。でも、HDMIで接続するテレビって、ちゃんとした音声出力端子が付いてるんでしょうか?(ウチでは、テレビ放送の音声もオーディオアンプを通して聴いてるので、それが必要なんです)

ただ僕が一つだけ言いたいのは、いわゆる海賊版とかの媒体を安く手に入れて得したと喜んでる人たちにおいては、自らが その文化の破滅への道に手を貸していることに気付いて欲しい、ということです。


2007年1月27日(土)

普通自転車の通行区分明確化に関するパブリックコメント募集中 (Slashdot Japan)

たぶん、僕の言いたいことは すでに山のように送られているだろうから、このサイトで吼えるだけにしときます。

「自転車は歩道を走れ!」というバカを どうにかしてくれ

投稿を読むと、警官にまでそういうバカが居るらしい(僕は遭遇したことありませんが)。ノロノロとしか走れない 所謂ママチャリならいいとして、僕が乗ってる24段変速のツーリング車なんかが歩道を走ったら、その方が危険です。ママチャリにしたって、普通に走ってたら走れないから、歩行者に向かってベルを鳴らして そこのけそこのけで走ってるんですよ。そういう現状をどう考えてるのか。

でも、法律作ったり道路造ったりすることに関与してる偉い人たちなんてのは、歩道を歩いたりしないから知らないんだ、たぶん。自動車が自転車のために徐行を強いられるのは我慢ならんけど、自転車が歩行者のために徐行を強いられるのなんて知ったこっちゃない、ということなんでしょう。


― Heidelbergの普通の通り ―
↑ドイツ・ハイデルベルクの街中にて

こういう街路は、この国では永久に整備されないんだろうな。(そんなに言うなら移住すれば? とか言われちゃいそうですけど)


2007年1月29日(月)

こっそり活線状態でファン交換しちゃったんですけど、許されますよね。いいじゃん、冬だし。待機系統だし。バラ線ネジ止めじゃなくてコネクタだったし。

ああでもしないと作業が終わらないんだ。たったの一時間半で何をやれと。


Micheal Gettel“Loch Ness (The Kelpie)” のイントロ部分のシークエンスが大好きなので、それを5分以上 延々と繰り返すトラックを DigiOnSound5 で作ってみた(Windows Media Audio, 32kbps, 44kHz, stereo CBR. ファイルサイズ1.25MBあります)

アホ。

(これは、さすがに問題アリだな……遠からぬうちに消しますから)


2007年1月30日(火)

さかなクンはラジオには出ない方が良いのではないかと思いました。

あの極端に上ずったお喋りを声だけ聴いていると、正直、疲れます。一人で喋るのなら まだ良いのかもしれないけれど、複数で掛け合いやってると、あまりに周りから浮かび上がり過ぎてて、ある意味、悲惨だ……


Upgrade Advisor によれば、ウチのPCWindows Vista を走らせてもハードウェアとしては問題なさそうです(C: ドライブの空きが足りないと言われましたが……)。

でも、便利に使っている色々なソフトウェアの対応が心許無いので、当分は先送りですね。コニカミノルタが 今さら Vista対応のフィルムスキャナユーティリティを作ってくれるとも思えないし。


2007年1月31日(水)

そうですね。僕も たぶん不二家です。
いえ これは、皮肉とかじゃなくて本心。心からの言葉。だって、そうじゃなかったら、こんな怠惰な人生 送ってませんよ。

で、話は不二家を通り越して、所謂「健康系」の番組について。

前から僕は、ああいう種類の番組は、「あるある」だろうと「おもいっきり」だろうと「ガッテン」だろうと、わざと見るのを避けてきました。内容に疑問を感じる とかの高尚な理由ではなくて、むしろ、頭から信用しているからこそ見たくないんです。

見ると面倒くさくなるからです。

やれ、あの食材を口にしなきゃいかんのこの食材を使ってはいかんの一日二回は体操をしろの頭をスッキリさせるために何かをしろの何時までに寝て何時に起きろのカロリー計算をして記録を付けろのコレステロールがどうの体脂肪がどうの、あーもうメンドクサい! 僕はずっと健康なんだからいいんだい、ここ15年は病院に行ってないんだぞ文句あるか、と一人で勝手に反抗的な気分になってしまうので厭なのです。そこまでマメに僕は動けない。それが出来れば、こんな怠惰な人生 送ってません。

それから もう一つ。
ああいう番組を見ていると、「これをやれば良いことが起きる」と思わせられるのと同時に、「これをやらないと悪いことが起きる」と思ってしまう。それも厭なのです。単に僕の勝手な思い込みなのは分かってるんですが、不必要な心配をさせられて今までの生活態度を否定されるような気がして、番組を見ていて落ち着かなくなる。面倒くさくて「よし、やってみよう!」という前向きな態度が取れないので、そういう否定的な気分になってしまうわけですから、結局 僕の方が悪いのですが、ともかくも ああいった番組を きちんと見る気には なれないんですね。

僕は単に、あれこれマメにやるのが面倒だから自分のやりたいようにやる、というモノグサ男でしかないので、テレビ番組に踊らされるのがいけないんだとか偉そうなことは口が裂けても言えません。が、「みんな不二家」と一緒で、「みんなテレワーク」も言えるんじゃないかなぁ。責任の所在は、とか言ってる時点で既に問題の解決から遠のいている気がする。もはや、誰かを悪者にして それで済むような問題では無い。「裏切られた」と糾弾している人は、スタッフをあのような状況に追い詰めたことに自分も少なからず手を貸していたことに気付いているでしょうか? 素早い結果を求めること、競争を求めること、“ビジネス”を行うこと、何だか 今のこの世では それらが行き過ぎの様相を呈しているように、怠惰な僕には思えます。

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written by tardy@k.email.ne.jp