徒歩・徒然

2007年10月上期


2007年10月1日(月)

映画 “Rosso Come Il Cielo” (2005年・伊)

この作品にも音響監督として名前がある Mirco Mencacci さんの小学校時代の話。事故で視力を失ったミルコ少年は、イタリアの法律の決まりから、普通の小学校に通えなくなります。転校した全寮制の盲学校で、ふと手にしたテープレコーダーによって、彼の才能が花開いて行きます。

苦労や苦痛の部分は上手く略されているので、彼の姿を素直に追い掛けることが出来ました。トスカーナの風景も、ジェノヴァの町の風情も、子供たちも、みんな素敵です。

身の回りの色々な物を使って「音」を作り出して行く姿に、微笑ましさと羨ましさを感じます。自分自身が、10年ほど前の一時期、そんなことばっかりやって過ごしていたことがあったもんですから。こうやって みんなで一つの物を作っていくのって、楽しいんだよなー(端から見てると すごく間抜けに見えるんだけど)、なんて思いながら見ていました。本物よりも本物らしい音。彼等だから作ることの出来た音。彼等だから捉えられた音。

そして、神父さんの大活躍に、心から拍手!

 邦題:「ミルコのひかり」
 監督:Cristiano Bortone
 脚本:Cristiano BortoneMonica ZapelliPaolo Sassanelli
 音響:SAM di Mirco Mencacci
 音楽:Ezio Bosso
 出演:Luca CapriotiSimone GullíFrancesca MaturanzaPaolo SassanelliMarco Cocci ほか


2007年10月2日(火)

千葉マリーンズ×西武ライオンズ 第24回戦 (千葉マリンスタジアム)

― 決勝ホームラン ―
〔7回裏、先頭の今江が決勝本塁打。捕手・細川、球審・秋村〕

もう、レギュラーシーズン優勝は決まっちゃったし、プレイオフに出場するチームも決まっちゃったし、実質的には消化試合みたいなもんですけど、それでも 16417人 入りました。やはり、なんとしても2位を確保しなければいけないという至上命題があるわけか。

西武先発の涌井は良く投げて「八回完投」だったんですが、上の写真の一発に泣きました。フォークボールだったという話です。

それにしても、一塁側からライトにかけての座席は ほぼ満員だったんじゃないでしょうか。かつて(もう、7〜8年前?)、「ライト・イチロー」を観に ここへ来た時、どこに座ろうが誰にも何も言われないような客の入りだったことを、改めて思い出します。つまり、今日の三塁側がスタンド全体に広がっていたような感じでした。その面影は、ハッキリ言って消えています。本当にファンが根付いてきたことが分かります。ここの応援の一体感は すごいですからね。

今日ぐらいの陽気が、僕には丁度いいなぁ。いいナイトゲーム観戦でした。


2007年10月3日(水)

Wild finish for Rockies (MLB.com)

(生中継では観てないです)
ものすごい試合でした。ロッキーズの皆さんにおかれましては、本当におめでとうございます。松井稼頭央クンも サヨナラを呼ぶ活躍しまして、良かったです。

ただ、ちょっと後味の悪い終わり方でしたね。一所懸命走って最後は顔から滑り込んだ Matt Holliday 選手には申し訳ないんですが、あれはセーフかどうか疑問が残ります。キャッチャーの足にブロックされてたようにも見えました。

ホームプレートのところで倒れこんじゃったもんだから、ちょっと歓喜の輪も 戸惑いがあったような気がします。

次は、有無を言わせない、綺麗な勝ち方を期待してます。


mixi の画面デザインが変わったとかで、方々で色々と言われているみたいです。

デザインそのものは 可も不可も無いので、別に感想も無いんですけど、ただ一点、“MS Pゴシック”“MS P明朝”でしか表示の確認をしていないようなのが頂けません。そのほかのフォントだと、(ウチの3つのブラウザでは)レイアウトが崩れます。ま、大多数は それでいいんでしょうけど……たぶん、Windows Vista 使ってる人は、文句の一つ二つ言いたくなると思いますよ。


2007年10月4日(木)

(すでに5日)

もう水冷は厭だー

もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー
もう水冷は厭だー


くそー。ここ何年かのトラブルなんて、殆どが水周りじゃねーかー。こんな機械使わせるのなんか止めろー。


2007年10月5日(金)

KDDI新料金のここが「分かりにくい」「安くない」 (IT-PLUS / NIKKEI NET)

初めから「ゼロ円ケータイ」なんて有り得ない(いや、どっかの裏ルートでは あるのかもしれませんが)、機種の選択肢が限られてて 頻繁な機種変更など有り得ない、というウィルコムの顧客としては、別の世界の話です。

とにかく今は、256kbpsで じっと我慢の子、をしてます。速度は、そんなもんさと割り切れば問題ありません(このサイトを開設した頃にお世話になっていたアナログモデムに比べれば、天国のような速さです)。音声通話の音質もいい。色んな割引を駆使して、音声と通信の2回線の契約で一月5000円を切ってますから、コストパフォーマンスも上々です。難点は、ちょっと田舎に行くだけで すぐ通じなくなる、その一点だけです。それ以外に不満は無い。

当分は、これで行きます。


2007年10月6日(土)

若いお巡りさんが我が家の辺りに巡回にやって来ました。

「巡回カード」というのを書いて欲しいと頼まれました。

「このようなカードをご記入されたことは?」
「いえ、無いですね」
「こちらには、いつごろからお住まいで?」
「もう……(ちょっと考える)……4年以上になりますけど」(そうか、もう4年も経つのか)
「そうですか。これまで私どもの警官が伺ったことはなかったですかね」
「ええ。たまたま家に居るときに廻って来られたことがないみたいで」

物腰も柔らかで、ちょっと人との会話が慣れない風ですけど、イザと言うときには頼りになりそうなお巡りさんです。でも、こうやって あの人が外を廻ってると、その間は“空き交番”になってるんだろうな……


2007年10月7日(日)

Colorado の3文字略は COR じゃなくて COL だと思いますよ、フジテレビの方。

何はともあれ、Rockiesの皆さん、おめでとう!


2007年10月9日(火)

ハンカチスタジアムPR 高砂市民球場で看板除幕 (神戸新聞)

「ハンカチ王子」と話題になった元早稲田実業高の斎藤佑樹投手(現早稲田大)が昨年ののじぎく兵庫国体で活躍した高砂市野球場(高砂市米田町)で八日、同市が命名した愛称「ハンカチ メモリアル スタジアム」の看板除幕式があった。

考えたヤツと許可した偉いヤツ、前に出て来い。


松井秀、ブーイングの嵐の中で (杉浦大介 / sportsnavi.com)

いくらなんでも、あのチームに重たい荷物を背負わせすぎだと思いますけどね。ここのところ毎年のように、Yankeesがポストシーズンで敗れ去るたび、まるで地獄に突き落とされたようなことを あちこちのメディアが書き立ててます。そこまで言わなきゃいけないほど、あのチームの状況は危機的なのでしょうか? 毎年毎年、判で押したようにポストシーズンの時季に野球やってると言うのに。

Yankeesが強くないと面白くない、てのは確かにあるんです。あのチームは、いわば「悪役」ですから。悪いモンがへなちょこだと、映画だって 全然 面白くないですからね。そういう意味で今年は、Red Sox との力の差が あり過ぎたようで、ちょっと拍子抜けした感じはします(でも何故か、Red Sox が悪役という印象を持たれることは無い。不思議)。

それでも、本当に深刻なのは、毎年毎年、判で押したように最下位に居る Kansas City Royals のようなチームがあることの方だと思います。毎年恒例の「Yankeesどん底」の論調は ちょっと鳴りを潜めてもらって、そういう所も問題にして欲しいものです。


え、広島?

最下位じゃなかったから良しとしましょうや。前半は 結構 調子良かったんだし。


2007年10月10日(水)

お仕事で八丈島にやってきました。(三度目)

でも、風と雨で仕事が半分しか出来ませんでした。おまけに日が暮れるわ霧が濃くなるわ、えらい事になりました。

ちゃんと飛行機が飛んでくれたから、まあ いいでしょう。この風と雨でも今日は欠航が無かったようですから、明日の帰りの便も大丈夫と見た。


2007年10月11日(木)

お久し振りの八丈富士。

― つかの間の晴れ間 ―

作業が押せ押せになって、山から15分で麓に駆け下りるドタバタぶり。


2007年10月12日(金)

10:20pm, MED (2007-10-13, 5:20am, JST)

― Saint Lazar 駅の傍で一枚 ―

今、Parisです。強行日程で旅行中。
今回の旅のお目当てについては、明日以降にお伝えします。しばらくお待ちください。


2007年10月14日(日)

2:20am, MED (9:20am, JST)

anishiji présente, Coupe du monde de rugby 2007

Angleterre 14 - 9 France (Demi-finale) : Stade de France, Saint Denis

― 国際試合初体験 ―

神出鬼没のアホコンビは、ついに、こんな国際試合に進出しました。

フランス・パリの北側にある Saint-Denis(サンドニ)の競技場で、ラグビー・ワールドカップ2007の準決勝を観戦してます。今日……もとい、昨日の試合は、イングランド×フランス。

とにかく、競技場の雰囲気に圧倒されています。

これが「イングランド対フランス」の試合が醸し出す雰囲気なんですね。どんな言葉を書いても、体で感じた興奮と感動には追い付きません。これを分かって貰おうとしたら、もう、実際に来て頂くしかないと思っています。それなのに ここで色々書いているのは、何だか矛盾しているような気もしますが、ま、細かいことは気にしないでください。

観客の皆さんの盛り上がり、試合の前のわくわくする感じ、試合の後の敵味方の区別がなくなった時の清々しさ、何もかもが最高です。すごい。


またもや、Jonny Wilkinson の脚に全てが託された感じ、でした(4年前と何も変わっていない)。

この試合の一枚は、何と言ってもこれです。

― これさえ無ければフランスが勝ってたかも ―
〔後半35分。フランス、痛恨のハイタックル(16番の Dimitri Szarzewski = 右端)〕

9対8で1点勝っていた後半、一番やってはいけない所で、フランスは反則が出てしまいました。位置はゴールの真正面、時間は既に最終盤。こうなると、「自動的に」と言っても良いでしょう、11対9とイングランドが逆転し、さらにドロップゴールで追加点を上げ、そのまま猛反撃を凌いで押し切りました。トライは、前後半で両チーム合わせて一つだけ。

しかし、警告や退場も無く、ビデオレフェリーの場面も無く、なかなかに落ち着いた試合でした。


2007年10月15日(月)

2:20am, MED (9:20am, JST)

anishiji présente, Coupe du monde de rugby 2007

Afrique du Sud 37 - 13 Argentine (Demi-finale) : Stade de France, Saint Denis

― 三階席だけど眺めは良い ―

準決勝第2戦は、南アフリカとアルゼンチンの対戦。両者とも 今大会は それなりの成績で勝ち上がってきただけに、緊迫した好試合を期待していたのですが……一方的な展開になってしまいました。

南アフリカの Bryan Habana 選手の素早さが かなり目立っていました。アルゼンチンは細かいミスが多過ぎだったように思います。

客席は それなりに埋まっているようでしたが、やはり、昨日に比べると人が少なめだったようです(「定価で売るから、誰か買ってください」と、チケット片手に道端に立っている人が多数)。両チームとは関係ない国の人たちが たくさん入っていました(自分たち含む)。みんなで一緒になって盛り上がる雰囲気は、なかなか良かったです。何となく、全般的に ほのぼのした感じがしました。

これで、決勝戦と三位決定戦の組み合わせが決まりました。4チームとも、あと一戦ずつ あります。健闘を祈ります。


― 芝生の補修 ―
ハーフタイムの裏方さん。


今回の旅行は、ホントに これだけです。いつものことながら、企画・演出(?)のanishiji氏に感謝です。

明日、とっとと帰国します。それでは、また。

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