徒歩・徒然

2007年12月下期


2007年12月17日(月)

Dodgers sign Kuroda to three-year deal (Los Angeles Dodgers)

感無量ですねぇ……

広島から、初めて海を渡った選手が出ました。

これまでも、そういう選手が出ておかしくなかったはずなのに、なぜか お呼びでなかったり話が立ち消えてたりしてたんですよね。純粋に広島でずっとやってきてくれた選手だというのも、嬉しい。

重圧をかけるようなことを言うのは本意でないのですが、今までの実績や年齢のことを考えると、あまり余裕は無いと思います。一年目からガンガン活躍してもらいたい。それから、どうか、怪我にだけは気を付けて。成績は、彼ほどの実力なら黙ってても付いて来ると思いますから、健康第一です。一年間、ローテーションを守ることが出来れば いいですね。当分、Dodger Stadium に観に行くことは出来ないと思いますが、テレビで応援します。


映画 “The Darwin Awards” (2006年・米)

Darwin Awards とは、WWWサイトにある言葉を借りると、The Darwin Awards commemorate individuals who protect our gene pool by making the ultimate sacrifice of their own lives: by eliminating themselves in an extraordinarily idiotic manner, thereby improving our species' chance of long-term survival. (「ダーウィン賞」は、自らの命という崇高なる犠牲を払って私達の遺伝子給源を保護してくれた方々を記念するものです。彼らは、異常なまでに間の抜けた方法で自分自身を排除することによって、人類の種の保存に寄与することとなったのです。)とのこと。こうして見ると大真面目にやってらっしゃるのですが、この人も ゆくゆくは賞の対象になるかもしれません。

サイトには、おバカな死に方をした人たちの話が集められています。可笑しいんだけど、そこはかとないブラック・ユーモアの香りも漂います。

“血液恐怖症”のために警察のプロファイラーをクビになったマイケル・バロウズは、この Darwin Awards に興味を持った一人。彼らは何故、そのような死に方を選ぶのか? それが高じて、とある保険会社に自分を売り込みに行きます。彼らのような顧客に対する保険金を支払わずに済ませれば、年間2000万ドルは浮くことになりますよ。で、4ヶ月間 試しにやってみろということになり、「奇妙な案件」を担当してる女性社員と一緒に、全米中を調査して廻ることになります。

出てくる案件は、ホントかよと思うような出来事ばかり(いや、ホントじゃないんですが)。バカバカしいのはバカバカしい。でも、それで人が死んだり怪我したりしてるんで、ちょっと痛くて正視に耐えない映像も ありました(ホントの話じゃないんですが)。バスタブに座ってシャワー浴びればいいんじゃないかなぁ。もちろん、シャワーのヘッドが手で持てるタイプのヤツなら、ですけど。

あちこちに色んな人がチョイ役で出てるようです。僕が知ってたのは一握りでしたけど、“MythBusters”「怪しい伝説」の二人組、Adam SavageJamie Hyneman が出てきたときは大笑いしてしまいました。喋るだけじゃなくて、もうちょっと なんか やってもらいたかった。でも、こういう愛すべき人たちが世の中を楽しくしてくれているんです。死んじゃっちゃあ、元も子もないけど。

 邦題:「ダーウィン・アワード」
 監督・脚本:Finn Taylor
 製作:Jane Sindell
 撮影:Hiro Narita, ASC
 音楽:David Kitay
 出演:Joseph FiennesWinona RyderJuliette LewisDavid Arquette ほか

エンド・クレジットの途中で席を立たないように。


2007年12月18日(火)

ずいぶん久し振りに(20年ぶりぐらいに) LEGO® に手を出してみた。

― 8674 Ferrari F1 1:8 全景 ―

前から気になっていた Racersシリーズの Ferrari F1(別に F1のファンでもFerrariのファンでもないんですが……なんかカッコ良かったもんで)。ここは でっかく、8674番の 1:8 モデルに挑戦しました。完成品の前後の長さは60cm超。幅も30cm近くあります。寸法が合わないので、レゴの普通の人形は乗れません。

とにかく部品の数が 多い多い。組み立ては さほど難しいことは ないですけど、お目当ての部品を探し当てるのに苦労します(部品の一覧表によると、151種類の部品が1248個!)。組み立て説明書は、もう、めくってもめくっても次があります(全部で130ページ!)。正確に測ってはいませんが、完成までに正味10時間はかかったと思います。二日掛かりでした。何もかもが、僕の いじくり回していたレゴとは桁違いです。

「ブロック」を組み立てて行く箇所が ほとんど無いので、今までとは ちょっと違った新鮮な感覚です。ジョイント用の部品を使って 骨組みを繋いで行く、という感じですかね。それでも、随所にレゴらしさは残っています。良く考えて設計してあるなぁ、と感心するところだらけ。

― 8674 Ferrari F1 1:8 前輪 ―前輪は左右に動きます。ちゃんとコクピットのハンドルとも連動してます(ハンドルとシートの背もたれに同じ部品を使うというのも、すごい発想)。

― 8674 Ferrari F1 1:8 エンジン ―エンジンブロックです。V10エンジンを再現してます。左右5個ずつのシリンダーが、律儀に一個ずつ交互に出たり入ったりします。上の空気口の部分は、唯一、組み立てていて「レゴだ!」と思った箇所。

― 8674 Ferrari F1 1:8 前輪サスペンション ―前輪のサスペンション。支える棒が いっぱいあります。一応、スプリング付きの部品もあって、ショックアブソーバーみたいな動作をしてくれます(後輪も同じ)。

― 8674 Ferrari F1 1:8 ギアボックス ―後輪のギアボックス(下から見たところ)。写真の左右の方向に車輪が付いていて、下の方向にエンジンがあります。後輪を片方だけ回すと、もう片方の車輪が逆周りに回ります。両方の後輪を一緒に動かすと、連動してエンジンが動きます(一つ一つの歯車まで全部バラバラに袋に入っていて、自分で組み立てなければ いけません)。

動力源が無いので自走はしませんが、遊び心がいっぱい詰まった楽しいモデルです。これで、ちゃんとデカールを貼れば、もっと見栄えが良くなると思います。

一部、差し込むのに力が要る部品があったり、うっかり折ってしまいそうになる部品があったり、小さくて すぐ失くしそうになる部品があったりします。区別の付きにくい部品もあります(でも一番苦労したのは、最後、ホイールにタイヤをはめ込むところだったりして)。

10〜16と対象年齢が書いてあります。確かに、小さいお子さんには ちょっと荷が重いかもしれません。お父さんが一緒に手伝ってあげたら、いつの間にか お父さんの方が夢中になること請け合いです。

あと問題なのは、出来上がった後の遊び方と置き場所ですね。あまりに大きいので、ちょっと走らせてみるだけでも、かなり広いスペースが要ります。置き場所にも ちょっと困ります。それと、シャーシは結構 頑丈なんですが、上っ面のボディーの部分は かなり華奢です(本物のクルマみたいです)。特に持ち上げるときは、取り扱いに注意です。


なんだか圧倒されて疲れてしまいました。

Millennium Falcon™ に手を出すのは、また今度にします。


2007年12月19日(水)

今週は職場がらみで忘年会が目白押しなんですが、そもそもの勤務時間がいっぱいいっぱいなので、まともに出席できる会が一つとしてありません。

家で おでんでも盛大に作って “セルフプロデュース忘年会”をするか。


2007年12月20日(木)

そんなこと言って、そもそも おでんが作れるような余裕のある時間に家に帰って来れないことに気付きました。これじゃダメだ。

正月も大晦日と元日の二日間しか休みが無いんですよねぇ、6月遊び過ぎたおかげで。


五代目の古今亭志ん生師匠のことは、やっぱり あんまり一般に知られていることでもないんでしょうかね。「やるたんびに噺が少しずつ違う」とか ちらっと喋ったら、「詳しいですねぇ。tajimaさん、一体いくつですか」と言われました。

33です。はい。

「えー、落語というものは、……


2007年12月21日(金)

シャープのBDレコーダ「BD-HDW20/15」、3回目の発売延期 (Impress Watch)

9月下旬に初めて話が出た際には12月1日に発売すると予告されたのですが、どんどんどんどん遅れて行ってます。今や、家電製品と言ってもコンピューターソフトウェアと一緒ですね。バグ取りが中途半端な製品が流通してしまうよりは、発売を延期してもらう方が ありがたいので、この際、徹底的に動作を検証してから出してもらいましょう。

しかし、これは やはり、当初の考えの通り、第3世代くらいまで待った方が 確実に動作する製品を手に入れられるような気がしてきました。最初の一発目の製品が上手く世に流れれば、第二・第三は もっと すんなり出るでしょう。


2007年12月23日(日・祝)

同じ行き先のバスが3台続けて走ってきます(ウチの近所では良くある光景です)。

1台目のバスは、立っている人がギッシリで超満員です。

でも、残りの2台のバスは、空いている席もたくさんあってガラガラです。

先頭のバスがバス停で止まる時、運転手さんは気を利かせて「後ろのバスが空いてますよ」と声を掛けます。

でも、その言葉に耳を傾ける人は一人も居ません

みんな、競うように先頭のバスに乗り込んで行きます。

その先頭のバスに始発から乗ってきて次のバス停で降りなければいけない僕は、ぎゅうぎゅうの人たちを かき分けかき分け、やっとこさ後ろのドアまで辿り着いたのでした……


……しかし、ふと、こうやって世の中の人を冷たい目で見ていることが 最近 頓に多くなってきていることに気付いたのです。自分だって なんぼのモンでも無いくせにねぇ。

でも、僕は2台目のバスに乗るようにしてます、ああいう時には。たとえ、運転手さんが言ってくれなくても。一緒に列に並んでた人にヘンな顔されることが多いですけど。


2007年12月24日(月・休)

静岡県島田市の大井川に架かる蓬莱橋。
― 蓬莱橋を左岸から望む ―

「世界一長い木造歩道橋」なのだそうです。897.422m。

しかし現在、7月の大水で橋の一部が流されていて、500m付近までしか行けませんでした。残念。ちなみに、渡り賃:1回100円也。


2007年12月25日(火)

― 中田島砂丘の海 ―浜松の中田島砂丘にて(砂丘そのものは、あんまり良い写真が撮れませんで……)

― 伊良湖岬から ―渥美半島の突端、伊良湖岬から対岸の志摩を望む(“いらご”“いらこ” どっちがホントですか?)

一応、山道も走ったんですけど、写真は海辺のばかりでした。久し振りに“道の苔”でタイヤが滑りました。


神奈川県まで帰って来ると、途端にクルマが進まなくなります。ガソリン代が大変なことになっている昨今、なるべく道路を走るのにカネを掛けたくないと一般道ばかり走っていても、例によって 横浜新道→第三京浜 のコンボの誘惑には勝てませんでした。二つ合わせて450円だから、まぁ いいか と思ってしまうんです。


2007年12月26日(水)

gigabeat (MEG200J) のバッテリーの持ちが非常に悪くなってきました。普通に聴いてるだけなのに4〜5時間で切れてしまいます。と言っても、簡単に変えられるようには なっていなくて、どこかに出さないといけません。例によって面倒くさがりなもので、なかなか踏ん切りが付かない。

そのうち iPod に鞍替えすることになるんでしょう。


2007年12月27日(木)

自転車事故:多発、交通教則29年ぶり改正へ−−警察庁 (毎日新聞)

根本的に解決を見ることなんて永久に有り得ないんですけど、とりあえず反応しときます。

報告書では、安全走行のため▽携帯電話を通話、操作しながらの運転▽ヘッドホンを使って外部の音が聞こえない状況での運転−−などをしないよう求めた。また、自転車の不必要なベル使用は他人とのトラブルにもつながりやすいとして、危険防止のためやむを得ない時だけに使い、みだりに鳴らしてはいけないと指摘した。

さらに、幼児用の座席を使う場合は1人のみとし、前かご部分と荷台部分の両方に幼児を乗せるのは危険だとした。このほか、歩道上で自転車同士が対面してすれ違う場合には互いにハンドルを左に切ってよけるようにすべきなど細かいルールも言及している。

どれもこれも当たり前のことじゃないですか。こんなことまで いちいち教えられなきゃ出来ないなんて、みんな どうしちゃったんでしょう。

ただ ですね、是非とも付け加えて欲しいことが一個だけあります。

「自転車にも信号があるんです」が それです。

もはや、「信号を守らなくても良い」なんていう まだ救いようのある段階は 遥かに通り過ぎちゃってます。世の中、「自転車用の信号は存在しない」に なってます。ヤケクソで書いてるんですが。

上記の“報告書”の記事で挙げられた事柄も、同列に あるんでしょうね。要するに、ルールが存在しないから何やっても良いと、みんな思ってるんです。車道でも歩道でも好き放題の野放し状態。これじゃあ、邪魔にされるのも無理ありません。


歩道や狭い道でベルを鳴らして歩行者を蹴散らして走ることを諌められた人が、ベルを鳴らさずに走り抜ける方が危ないじゃないかとピントのズレた反論をしてるのを、新聞で読んだことがあります。そうじゃないでしょ。そういうベルを鳴らさないと危ないと感じる状況で 歩行者を追い抜くような速さで走るのが、そもそも間違ってるんです。

しかし、それなら自転車は歩行者と同じ速さでなきゃ走れないじゃないか、自転車に乗って出掛ける意味が無いじゃないか、という話になります。その通り。この国では、自転車は本来、著しく利便性の低い乗り物なのです。走る道がありませんからね。現在のところ 問題を回避するには車道を走るしかないのですが、そうすると今度はクルマの方から 邪魔だ出て行けと罵られてしまいます。

まさに八方塞がり。もう、どうしようもないな。

そもそも道が無いから、ルールを作ろうにも作りようが無い。で、個人の良心に任せて、好き勝手やる自転車乗りが増える。ますます邪魔にされる。でも、道は造れない。やっぱり解決なんか有り得ないや、これは。


2007年12月28日(金)

今日は、仕事納めとかで、ウチの職場でも何かやっていたらしいのですが、明日も夜勤で出て行かなければいけない僕は 参加せずに帰って来てしまいました。明後日の夜勤明けで、もう一人の先輩と二人仕事納めをやろう。

それにしても、PASMOを忘れて家を出ると かなり不便だなというのを実感しました。


2007年12月30日(日)

年の瀬にイヤホンの話。


SONY: MDR-EX700SL
- MDR-EX700SL -

アホだなぁと思いながら、手を出してしまいました。

一目見て驚くのが大きさ。やたら でかくて、こんなのをホントに耳に入れるんですかと心配になるほどですが、あら不思議、まるで違和感なく耳に収まります。重さも それほど感じません。7種類の大きさのイヤーピースが付属しているので、大抵の人は きちんと自分の耳に合うものが見付かるでしょう。

僕は どうやら、左右の耳の穴の大きさが 少し違うらしい(右の方が 若干 小さい)。

音は、一言で言えば「モニター」という形容が やはり一番ピッタリかもしれません。イヤホンにありがちな軽い感じが無く、素直な音を出してくれます。仕様を見ると低音が4Hzまで伸びているところが目立ちますが、僕個人は、低音じゃないところ(微妙な表現だな)が しっかり鳴ってくれる性格の方に惹かれます。全体的に、とてもバランスが取れている印象です。

耳に入れるほどの大きさの物から これだけの音が鳴るのは、何だかんだ言って すごいと思います。

実売価格3万円ほどに見合う買い物になるかどうかは、これは もう人それぞれ、考え方次第の面が大きいでしょう。これだったらMDR-CD900STを買う方が賢いよ、って言う人も居るかもしれません。


コストパフォーマンスを取るなら、次のイヤホンの方が 断然 お奨め。

beyerdynamic: DTX 50
- DTX 50 (schwarz) -

こちらだと、6千円から7千円といったところで買えます。スペックの数字は、同価格帯の他の製品を圧倒しています(特に周波数帯域)。これは、筐体は かなり小さいのに、最近 流行りの “balanced armature” でなく ダイナミック方式を採用していることに因ります。その所為かどうかは実は良く知りませんが、いたずらに何か強調したところも無く、落ち着いた音作りになっているように思います。若干、奥行きが浅めで軽い感があるものの、クラシックなども充分いけます。ロックやポップスも、変に どぎつくなることが ありません。色が白と黒の2種類あるので、好みで選べるのも嬉しいところです。

イヤーピースが大中小の3種類しかなく、僕の右の耳に しっくりハマらないのが、個人的には唯一の難点です(左は大丈夫なんだけど)。

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