徒歩・徒然

2008年8月下期


2008年8月17日(日)

― 朝の田代高原にて ―

Distagon T* 2,8/25 ZF + Nikon F3 の作例を載せてみます。フィルムは FujiFilm の Velvia。場所は、群馬県の嬬恋村。田代と呼ばれる高原地区の朝です。この8月のど真ん中に、窓を閉め切って寝られる、という 大変に ありがたいところ。

Dimage Scan Elite 5400 のユーティリティの画像処理の拙さで、グラデーションが綺麗に出てません。本物は もっと綺麗なんです。ホントです。


2008年8月18日(月)

Drivers could be jailed for sending a text (Reuters)

これまで、ケータイを操作したり化粧したり物を食べたりしながらクルマを運転して死亡事故を起こしても罰金と減点で済んでいたのが、法令が改正されて、最長で14年の懲役刑になるというイギリスの話。

日本に住んでる身からすれば、これまでの罰則のあまりの甘さに驚いてしまうところです。罰則で縛るよりもモラルに任せる、という流れだったのかもしれません。

しかし、こうやって行政が動くということは、運転中のケータイが かなり深刻な社会問題になっているということでしょう。言うまでもなく、運転しながらメール打ってるのは恐ろしいですから、やめさせる方向に行くのは正しいと思います。モラルに任せていられなくなるのは哀しいことでは ありますが。


Google Street View に関して。

単に「気持ち悪い」と言うだけでは 天下の Google には効かないと考えたのか、ここにきて、撮影したクルマが違反を犯している写真を探し出して それについて文句を言う風潮に変わってきているようです(→参考 [やじうまWatch @ Impress])。進入禁止の看板を無視しているとか、横断歩道で歩行者に道を譲っていないとか。

正面がダメなら搦め手から攻めて行こうという姿勢は大事ですが、どうも、事の本質からズレた議論になっているようで心配です。最近、良く見られる風潮では ありますけど。

事の本質は、あくまで、今や その気になれば こういうことが出来てしまう、というところだったはずです。一 私企業に 出来てしまうのですから、どっかの国の情報機関か何かが とっくに同じ事やってるんじゃないかと、僕なんかは邪推してしまいます。そうして得られた情報が どのように利用されているか、分かったもんじゃありません。「気持ち悪い」を通り越して「気味が悪い」です。

Googleの場合は「こんな写真、撮っちゃいました!」と堂々と公開しているので、まだタチが悪くないと思うのです。


2008年8月20日(水)

何が金メダルを狙ってきますだ。そんなことを豪語するくらいなら、もっとヤル気のあるプレイをしなさい。

(まだ決着ついてないけど、もう、今日は負けだ)

ピッチャーが あんなに頑張ってるのに、打つ気があるのかというようなスイングばかり。誰も まともに打てないじゃないか。特に9回裏や10回裏の攻撃は、ぶん殴ってやりたくなるような酷さでした。1点取るだけでサヨナラなのに、まるでヤル気が感じられない。好球を簡単に見逃して、難しい球に手を出して三振とか内野ゴロ。いい加減にしろ。

実況してるアナウンサーもアナウンサーですね(特にラジオの新タさん)。「経験が無いタイブレイク」って、ノーアウト一塁二塁の経験が無いプロ野球選手が居ますか。何も特別扱いするようなことでもあるまい。それで初球にスコンと打たれて失点なんて、何を考えているのか。中日の守護神が聞いて呆れる。それまでの好投が、全て水の泡。

ソフトボール(延長12回、日本が勝ち)の試合を見たすぐ後だけに、余計、野球の代表の情けなさが目に付きました。


2008年8月21日(木)

帰ったら、アパートの廊下の電気が消えてました。どうやら、ひどい雷の所為でブレーカーが落ちてしまっていたらしいです(幸い、個々の部屋の電気は大丈夫でした)。

で、そのブレーカーはケーブルテレビからの信号を分配するシステムにも噛んでいたようで、家のテレビで地上波の放送が映らなくなっていました(BS・CSは独自にアンテナ立ててるから影響なし)。しばらくして、通報を受けたメンテナンス会社の人がやってきて、ブレーカーを上げ直して回復しました。


ウチの部署は、初めから その日に保守の予定なんか入れてなかったんです。なのに、いつの間にやらムリヤリ予定していたことにさせられていて、さらに、「こちらの都合で保守を中止いたしました」と一筆書かされました。

しかも、もともと保守の予定を入れていた別の日は、何故か予定が抹消されていて、改めて入れるために仁義を切らなければいけませんでした。

嘘のような本当の話です。

しかも、全部 向こうが勝手に予定をいじくったのが悪いのに、なんだか こっちが悪いようなこと言われてしまいました。

なんなんだ、いったい。

それを、何の疑問も持たずに言われたまんま現場に下ろす偉い人がいるんですよね。どうかしてます。

これから ずっと こんなことに気を使って仕事してかなきゃいけないのかと思うと、厭になってきました。


2008年8月23日(土)

渋谷で女性2人切られる 殺人未遂で自称79歳女逮捕
顔切られ組幹部が死亡 東京・渋谷、複数の男逃走 (47NEWS / 共同通信)

……どうなってんだい、この街は。


Korea 6 - Japan 2

もう、情けなくって、言葉も出ません。

なぜ、みんながみんな、この時季に合わせたように調子を悪くしたんだ。


キューバ対韓国。

ニッポン放送の松本アナウンサーは やたら興奮していましたが、キャッチャー退場の直接のきっかけになった投球は 明らかにボールです。高さも低いしコースも遠い。あれをストライクと言われたら、バッターの方が たまりません。それ以前の判定については見てないんで分かりませんがね。


日本代表は 4位が妥当なところです。この体たらくでメダルなんぞ取ったらインチキです。

打てない守れない抑えられない。プロがあれだけ雁首そろえて何やってたんだか。


2008年8月26日(火)

確かに、吠えない犬は番犬にはなりませんけども、番犬の仕事してるんなら 泥棒と通行人の区別ぐらいは つけくれよと思うことは、しょっちゅう あります。泥棒が来てもいないのに吠え続けられては、結局、どっかの警報と同じで“狼少年”状態になってしまいます。ホントの泥棒が入った時に、果たして家人は気付けるんですかね、それで。

とは言うものの、いま住んでるところの近所で犬に困ったことが無いので、あまり切迫感の無いコメントで 申し訳ございません。


2008年8月27日(水)

「明日の世代に、子供たちにつながる金メダル」 (オリンピック名言集 / 日刊スポーツ)

ここで取り上げられているのは、数々の印象に残る実況で知られる工藤三郎アナの、ソフトボール決勝での言葉ですが、この もう少し後に起こったことの方が 僕には鮮烈だったので、そちらをご紹介したいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、この時、解説の宇津木妙子さんが感極まって、言葉が言葉になっていませんでした。すると工藤さんは、上のリンク先で紹介されたような いくつかの言葉を発し、そして一度だけ宇津木さんに今の気持ちを尋ねた後、喋るのをやめたのです。

工藤さんは黙った。

画面には、健闘を称え合い、喜び合う選手達が映っています。球場の歓声が聞こえます。そして、放送席からの言葉は、その しばらくの間、止まってしまっていました。そして そのまま、現地からの言葉が無いまま、画面が東京のスタジオに戻されたのです。

深い考えがあってのことでは、ないかもしれない。隣に座る宇津木さんの涙を見て、言葉が続かなくなっただけなのかもしれない。プロなら どんな時でも言葉を発し続けなければダメだ、という批判もあるかもしれない。

でも僕は、この沈黙に、人としての大きさと優しさを感じました。あんなところで言葉は要りません。アナウンサーだからって、あんな時に喋り続けている必要は無い。静かに見守る、という場面が あってもいい。

工藤さんは、いつでも 心に素直な実況をする方です。今までも 色々と 名場面がありましたが、その中には、長野オリンピックでの「立ってくれー!」を始めとして、文学的な表現は あまり ありません。思ったことが直接 外に出てきているようです。そして、この沈黙。これも、心の中が素直に外に出たのだと思います。あそこで何かを言っても、気持ちに追い付くだけの言葉が出てくるとは思えません。ましてや、宇津木さんに何かを問い掛けても、まともな答えは返ってこなかったでしょう。だから、言葉を発し続けるというプロとしての本能に逆らってまで、沈黙を選んだ。その選択は、真に正しかったと、僕は思っています。

今回の北京からの中継陣の中に工藤さんが居て、果たして今回、どんな名言が発せられるのだろうと楽しみにしていました。しかし、まさか“沈黙という名言”を残して頂けるとは、思っても居ませんでした。


2008年8月29日(金)

僕が駅を出て家に向かって歩いてる時が 一番 雨がひどい時なんですもん。もう やんなっちゃう。


小田急50000形(VSE) の意外な欠点を見付けました。

その流線型の車体が災いしているのか、雨が降っているときに走ると、雨水を辺りに盛大に撒き散らしてしまうのです。上から降ってきてる雨を、自分の身体で跳ね返して周りに飛ばしてるわけですね。特に先頭車両が すごい。そして、窓枠のすぐ上の雨樋(?)が、ホームで立ってると ちょうど良い高さにあるもんですから、そっから漏れた水が また ザンザン こっちに引っ掛かってきます。

雨のときに「電車が通過いたします」で この電車が来たら、ホームの端から離れることをオススメします。

(↑……つまり、モロ ひっかぶった、ということです。もう踏んだり蹴ったり)


2008年8月30日(土)

僕が駅を出て家に向かって歩いてる時が 一番 雨がひどい時なんですもん。もう やんなっちゃう。

(↑好き好んで昨日の書き物をコピーしてるわけじゃないんです)

ま、昨日よりはマシですけどね。衛星放送も落ちてないし。


2008年8月31日(日)

今日は青空も覗いていて雨は一段落した感じだったので油断していたら、僕が出勤する時刻になって雷が鳴って雨が降り始めました。

仕方が無いから雨の中を仕事に行きますが、どこまで運の悪い男なんだろう。

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written by tardy@k.email.ne.jp