徒歩・徒然

2009年3月下期


2009年3月16日(月)

カープ開幕戦入場券売れ残る (中国新聞)

なんで、あれだけ人が並んで各種の先行販売も盛況で当日のチケット会社のサイトも大混雑で、売れ残るんですか。

カープ球団は、1人当たりの購入枚数が予想を下回ったのと記念チケットのため手作業で販売して時間がかかったのが原因とみている。希望する席が買えなかったり、整理券を手に入れられなかったりしたファンが途中であきらめて帰ったケースもあったという。

慣れないことするから、こういうことになるんですね(このところ、売り切れなんて まず考えられないシーズンが15年ぐらい続いてますから)。

こんなことなら、広島に出向いて買ってくれば良かったかな。


2009年3月19日(木)

朝、目が覚めたら 9時だった。

ということで、自転車でぶっ飛ばして職場に行ったら、腰をやられたようです。なんか痛い。


2009年3月22日(日)

3-21-2009, 4:00pm PDT (3-22, 8:00am JST)

とりあえず一報。

いま、Los Angeles に居ます。これから、World Baseball Classic の準決勝2試合と決勝戦を観戦する予定です。

しかし、持ってきた機材の不足により、撮った写真がサイトに上げられません(ドジ、マヌケ)。写真は帰国後に まとめて ご紹介することにします。機材を調達し、写真の掲載を出来るようにしました。

いまから4時間半ほど前、広島の栗原選手がLA入りしました。出場機会が与えられたら、ぜひ活躍してもらいたいと思います。わざわざ空港に見に行った物好きは、僕だけだったみたい……

― カープの主砲、LAに見参! ―(このタクシーで練習場所へ直行されたようです)


12:20am PDT (4:20pm JST)

Korea 10, Venezuela 2 (MLB.com/worldbaseballclassic)

- Korea v. Venezuela -

わざわざアメリカまで飛んで来て、こんな“草野球”を見せられるとはなぁ……

もう この試合は、1回表の打者2人が終わったところで ぶっ壊れてしまいましたので、試合そのものを真剣に観る気を無くしていました。だいたい、Bobby Abreu が何でもないライトフライを落球なんかするからですよ。あれで一気に緊張感が切れてしまって、その後も お粗末 極まりなしです。スターティング・ラインアップを聞いた段階では、ものすごいチームだと思ったのに。エラー5個じゃ、負けるに決まってるじゃありませんか。


で、試合の方に あまり集中できなかったために目に付いてしまったのが、韓国の皆さんの応援の仕方。これまで、アジアシリーズで一回、こないだの東京ラウンドで一回、見たことはあったはずでした。しかし、ここまでの人数が集まってませんでしたから、彼らの“本当の姿”を見ていなかったようです。

いろいろと噂には聞いてましたが、酷いですな、こりゃ。悪口は いけませんけども、今日は腹に据えかねました。

要するに、対戦相手に対する敬意というものが微塵も感じられない。もちろん、自分の国を応援するのは悪いことじゃありませんけど、スポーツというのは、お互いに相手の技術を認め合うことで成り立つもののはずです。ところが、自国のチーム以外のことが全く目に入っていない。石ころ扱いです。恨みも何も無いはずの南米の国相手でこれですから、もし決勝の相手が日本になったらどうなることやら。想像するだに恐ろしいです。

まず、表の攻撃の時だろうが裏の守りの時だろうが、委細かまわず、あの例の “대-한민국!” (“Dae-han Minguk!”) てヤツをズーッとやってる。試合の流れも何も、あったもんじゃありません。とにかく自国の名前を連呼することに夢中で、相手なんぞ居ないも同然。

プレイの進行中に、応援団の一人が Tシャツを丸めて辺りの観客に向かって投げてプレゼントするパフォーマンスをしたり、太極旗の巨大版を内野スタンドで広げたり、もう やりたい放題。さすがに Tシャツ投げは 球場係員が制止させてましたが(当たり前ですよね)、懲りずに その後も しばらく何かを投げてました。

ベネズエラの Carlos Guillen がホームランを打ったとき、まだ三塁の辺りを走ってるのに、ピッチャーを鼓舞するように名前を連呼する。逆転されたとかならともかく、10対1が10対2に なっただけなのに、何を必死になってるんだか。せめて、打ったバッターがホームに帰るぐらいまで待てないもんですかね。

Dodgersに所属した歴代の両国の選手が画面で紹介されたとき。自国の選手が画面に出て喜ぶのは当たり前として、相手の国の選手が紹介されたときに、聞きもしないで勝手に騒いでる。興味が持てないのは構わないから、それなら静かにしているのが礼儀でしょう。

7th inning strech の時に、ボーっとして座り込んでる人も多い。野球場に来る資格無しです。

「坊主憎けりゃ……」じゃ ありませんけど、球場を後にする時も ひどかったです。運転マナーなんぞ犬にでも喰わせてしまえという根性の彼らが大挙してレンタカーだか自家用車だかで押しかけてるもんですから、駐車場の中が混乱してました。「道を譲る」などという行為は、彼らにしてみれば愚の骨頂らしい(単に「合流では交互に」を やればいいだけなんですけど)。駐車場が だだっ広いがために 辛うじて何とかなってる、という感じでした。で、ご丁寧に、クラクションで “대-한민국!” をやってる輩が、公道に出てからも うじゃうじゃ居る。うるさくて仕方が無い。

試合には勝ったとしても、対戦相手に対して ここまで無神経になるような人たちが、果たして評価されるでしょうか。「国民として我が国の応援をしているんだから何をしてもいいんだ」と言わんばかりです。「無邪気で可愛い」と言われれば、そう思えなくも無いですけど、やっぱり ちょっと酷すぎますよね。


ハッキリ書いてしまいますが、僕の大好きな“アメリカの野球場”が汚されたようで、気分が悪いです。「ホームチームを応援する」という当たり前の雰囲気とは かけ離れてました。やっぱり、純粋な MinorMajorの試合を観た方が良さそうですね。


2009年3月23日(月)

やはり、文字だけでは臨場感が無いので、機材を一つ買ってきました(各種のメモリーカードをUSB経由でPCに接続するヤツ)。

こないだ富山に遊びに行った時も全く同じことをしでかして、全く同じ方法で解決を図った覚えがあります。こうして、無駄に機械が増えて行くのでありました……

というわけで、めでたく写真も載せられることになりました。遅ればせながら、昨日のところにも追加してあります。


3-22-2009, 11:00pm PDT (3-23, 15:00pm JST)

Japan 9, United States 4 (MLB.com/worldbaseballclassic)

- Japan v. USA -(田中将大 vs. Derek Jeter

「完勝」と言って良いでしょうね。相変わらずイチロー君が打たないのは問題ですし、栗原君が あっと言う間に三振に倒れちゃったのも残念ですけど、それらは充分に補えています。のび太のクセに 9点も取ったよ。


今日は、アメリカの皆さんのおかげで、野球場の雰囲気が きちんと戻ってきました。大人しく観る時は大人しく、盛り上がる時は とことん盛り上がる。さすがです。“U.S.A.! U.S.A.!” の大合唱は すごい迫力でした。

我々日本の観客も、雰囲気を壊さない観戦が出来ていたと思います(まぁ、身びいきかも しれませんが)。独特の“球場の効果音”にも ちゃんと反応してましたし。

……と そのことを取り上げて、改めて考えてみると、昨日の試合では“効果音”が鳴ってた覚えが ぜんぜん無いんですよね。韓国の人たちが切れ目無く騒いでいるので 入れるタイミングが無かったのか、初めから それを見越して 流さないことに決めていたのか、詳しいことは判りませんが。

さてさて、明日の試合では、一体どうなることやら。


2009年3月24日(火)

3-24-2009, 2:50am PDT (18:50pm JST)

Japan 5, Korea 3 (10) (MLB.com/worldbaseballclassic)

― 日本対韓国 ―(9回表、先頭のイチローが二塁打を打つ)

優勝おめでとう!

すごい瞬間に居合わせてしまった!

これまで野球試合の観戦は数ありますが、どんな大会であれリーグ戦であれ、“優勝決定の瞬間”を生で見たのは、実は初めてなのです。一番盛り上がった10回表裏の攻防の際は、観るのに夢中で、あとで確認してみたら写真が一枚もありませんでした。

10回表のあの場面、イチロー君は「神が降りてきた」と言ったそうですが、その神は、僕のところにも降りて来ているのを感じてました(ちょっとオカルトみたいですけど、もう、そうとしか表現のしようが無いのです)。打てない球は身体が止まって見逃し、残りの球を ことごとくファウルして行く姿を見ているうちに、「絶対この打席では打つ!」と確信していました。だから、声を張り上げるでもなく、打ってくれと念じるでもなく、ただ黙って座って見ていました。あの時僕は、それ以外、する必要が無かった。あとは、どこに飛んで行くか、だけです。三遊間か、ピッチャー返しか。さすがに そこまで予期できませんでしたが、もう打つことは決まってたんです。空振りしたり、内野ゴロになったりなんてのは、有り得なかった。

そして、打った。見事なセンター前。興奮なんてもんじゃありませんでした。野球を観ていて、こんな体験をすることは、この先も そう多くは無いでしょう。

決勝戦に相応しい、素晴らしい試合でした。韓国の粘りが無ければ、あの10回も無かったわけですから。決勝戦で延長戦とは、何たること。


栗原君が何も出来なかったのが、ちょっと可哀想でしたが……この悔しさは、レギュラーシーズンで晴らしてくれるでしょう。


2009年3月26日(木)

で、翌朝の USA TODAY

― これだけ…… ―

扱い、ちっちゃ!

Box Score すら無い……)


無事、帰国してます。早速、お仕事です。
今日は、上司がキレて怖かったけど、他所の部署の人に ああやって ガーンと言ってくれると、スッキリしますね。


2009年3月28日(土)

苦手なこと……ケータイでメールを打つ

てのをプロフィールに入れようと思います。どれだけやっても上手くならん。


2009年3月31日(火)

利府選手、ブログで相手侮辱 高野連が厳重注意 (河北新報)

「昭和」が悪口になってるってのが、何よりショックですねぇ。

「平成」だってアッと言う間に そうなるんだぜ、と言ってあげたい気持ちです。

過日の一覧に戻る


home


written by tardy@k.email.ne.jp