徒歩・徒然

2010年6月


2010年6月3日(木)

6-2-2010, 11:00pm EDT (12:00pm JST)

Tampa Bay Rays 7, Toronto Blue Jays 3 : Rogers Centre

― 見た目はガラガラですが ―

かつて SkyDomeと呼ばれていた建物です。今や唯一のカナダのMLBチームとなってしまった Blue Jays の試合を観てきました。さすが、首位を行くだけあって Rays強いですな。観衆は13517人との発表ですが、収容人員が大きいので 空席がやたら目立ちます。ちょっと可哀想。

今晩のトロントは かなりの雨なのですが、開閉式屋根のこのドームでは、快適そのものでした。ただ、建てられてから少し年数が経っているので、客席の椅子が ちょっとチャチい とか、あちこちに「古さ」が顔を出している感じです。

まー、今日は、いろんなことが起こった試合でした。
Blue Jays のライト Jose Bautista の好返球(ライトフライでタッチアップした3塁走者をホームで刺す)から始まりました。これは、Blue Jays の好プレーだから良いけど。
RaysSean Rodriguez が2塁から3塁を回って帰ってくるときに3塁を踏み損ねてアウトになるし、Dioner Navarro が9回にいきなりスクイズするし、とどめに Carl Crawford が満塁ホームランを打つし。なんだか、Raysの方ばっかり派手で目立ってました。

カナダとアメリカで、特に目立った差は無かったと思います。結果はボロ負けでしたけど(9回の満塁弾が出たとたん、周りの人たちが一斉に立ち上がって出口に向かい始めたのは笑った)、やっぱり、陽気で楽しい場所でした。

7th inning strech の際に、まず Blue Jays の応援歌みたいなのが流れてから “Take me out to the Ballgame” が歌われました。これまで行ったアメリカの球場には無かったやり方ですね。日本のを真似したのでしょうか。


そんなわけで、ちょっとカナダへ旅行に来ています。今回は、野球観戦は一回で終わりです。あとは、好き勝手に景色の良さそうなところでも巡ってみたいなと思っています。

― 不思議な滝ですよね ―

手始めに、かの有名なナイアガラの滝。ものすごく「観光地然」としたところでしたが、でも、世界三大瀑布などと呼ばれているだけのことはあり、迫力は 物凄かったです。河自体は、もう ほとんど平らな流れになってしまっているのに、どうして ここでストッと落っこっているのでしょう。なんか不思議な感じのするところでした。


2010年6月4日(金)

6-3-2010, 7:00pm EDT (8:00am JST)

― 雨は写りませんね ―

Huntsvilleという町に行ってみたのですが……ものすごい雨で どうしようもありませんでした。

でも、道路は快適でした。今日は、それだけ(悲しい……)。TSNのテレビでも見て寝るか。


Armando Galarraga 投手の「完全試合逃し」の一件は、今朝、こちらのテレビでも あっちこっちで報道されていました。


2010年6月5日(土)

6-4-2010, 6:00pm EDT (7:00am JST)

今朝、トロント近郊のハイウェイで事故があって、通行止めになる箇所まで出て、そこを通るクルマが大渋滞を起こしていました。幸い、事故現場は僕の通るところの少し手前だったので、事無きを得ました。でも、上空を飛ぶ 救助や報道のヘリコプターは、しっかり見えましたからね。怖い怖い。気を付けねば。

それにしても、こういうことを地元のテレビで(生中継の映像つきで)しっかりと流してくれるから ありがたいです。それから、Google Maps にも感謝。細かい通りの名前まで分かるので、事故現場を確かめるのに役立ちました。便利な世の中になったものよのう。


今日は、Rideau Heritage Route と呼ばれるルートを走ってみました。

表向きは「リドー運河」に沿って行く道ですが、あんまり水辺を走ってる感じはしません。でも、本当に のどかな田舎道で、通っているだけで心が洗われるようです。

― 運河の水は本当に綺麗 ―(途中のMerrickvilleにて)

驚いたのが、運河の水が とても綺麗なこと。Smiths Falls という町の公園では、泳いで遊んでいる親子の姿もありました。


さて、いよいよ明日は Québec州に突入することになるでしょう。既に、町中の看板や標識や宿のテレビ番組でフランス語が増えてきていますが、ワタシ、フランス語サッパリ ワカリマセ〜ン。大丈夫なんでしょうか。


2010年6月6日(日)

6-5-2010, 8:00pm EDT (9:00am JST)

― 農場の緑 ―Orléans島の風景》

この島は、Saint Lawrence 川に浮かぶ、いわば「川中島」なのですが、広さは結構あって(周囲70kmほど)、景色も広々としていました。天気があまり良くなかったのが残念。今のところ、好天と雨天を一日おきに繰り返してます。このまま行くと明日は好天……のハズなのですが。天気予報は あまり芳しくない様子。


2010年6月7日(月)

6-6-2010, 9:00pm ADT (9:00am JST)

― ケーブルカーで上まで行けます ―Montmorencyの滝にて》

Québecの街の郊外にある滝です。落差だけなら、ナイアガラの滝より高いんだそうです。確かに、間近から眺めると凄い迫力でした。冬になると凍るんだとか。想像がつきません。


さて、東へ移動して New Brunswick (Nouveau-Brunswick) の州まで やってきております。じゃんじゃか雨に降られています。時間帯が一時間先へ進んだため、ちょっと損したような気分です。やっぱり僕は、西へ進む方が性に合っているみたいです。

ここは唯一、フランス語と英語、両方を公用語と定めている州です。標識や看板も両方が併記されている場合が多くて、やっと意味が掴めるようになって一安心です(ケベックでは、正直なところ、当てずっぽうで読むしかなかったんです……危ない)。

― Maximum 110 ―

フリーウェイの制限速度が110km/hに上がりました(空いてるから?)。平地が少なくなって、“アップダウン”が多くなってきました。


2010年6月8日(火)

6-7-2010, 8:00pm ADT (8:00am JST)

Prince Edward Island に上陸。

― Charlottetownのダウンタウンにて ―

Charlottetownが かなりでっかい街なので驚いているところです。確かに、「島」とは言っても東西150km以上あるところですからね。どこへ行くにも意外と時間が掛かります。

てなわけで、まだ島の中は ほとんど見物できてません。明日、ゆっくり周ってみたいと思います。

……それにしても、そこら中が絵葉書みたいな景色であふれてるんですよね。ホントなら、もっともっと のんびり滞在したいところなんですけど、次回にまわしましょう(いつ?)。


2010年6月9日(水)

6-8-2010, 11:00pm ADT (11:00am JST)

― 野中の一軒家 ― ― 海を見下ろす家……なんだけど、残念なことに近くに森が無い ―

どこに行っても、なんだか物語の中に出てきそうな風景が広がっています。

残念なことに、「グリーン・ゲイブルズのアン」のことは、僕はあまり知らないんですよね(実は読んでいない。アニメも まともに見たこと無い)。あちらこちらに縁のものが あって、日本人観光客の方々も たくさん見かけたのですが。

その代わり、「ランタン・ヒルのジェーン」のことは知っているので、いつか、そのことを書きたいと思います。今日は ちょっと疲れたので、ここまで。


― 海が青くて綺麗でした ―

こんな所に来てまで「端っこ」に行かないと気が済まない男です。北の端の岬 North Cape に行ってみました。いつの間にやら すっかり晴れ渡って、海がとても綺麗に見えました。


2010年6月10日(木)

6-9-2010, 9:00pm ADT (9:00am JST)

今日は天気が良かったので、島を去る前に今一度、北の「外海岸」から大西洋を見て、改めて その青さに感激しました。

― そのうしろに金と紫の大きな岬が突き出ていた…… ―

New London Bay と呼ばれる湾の外側に当たるところです。実は、今日は この辺りを歩き回って、一つの確信を持ちました。大感激です。来て良かった。これについては、旅行先でチョコチョコッと書けるような内容ではありませんので、機会を改めて きちんと書いてみたいと思っています(偏執狂的なマニアックさ、と言っていいかも。「聖地巡礼」する人を、僕は決して笑えません)

― この丘は、ちょっと海から離れすぎ ―

緑の斜面と青い空が心地よかった。


― 往復42ドル50セント! ―

本土との間を結ぶ Confederation Bridge を撮ってみたのですが……こういう写し方だと、ちっちゃ過ぎて全然わかりませんね。


2010年6月14日(月)

― 2時間半の国際線 ―

Halifaxの空港にて。Detroit行き。「ちっちゃ!」と思わず写真を撮ってしまう。

空港内の表示板に出てた便名が全く違う数字になっていました(乗ったら、乗務員の人は ちゃんとした便名をアナウンスする)。


そんなわけで、楽しい休暇も終えて松江に帰ってきました。

さ、これからまた頑張らなきゃいけない日常で頑張ろう。


2010年6月16日(水)

「映画ドラえもん」30周年記念、長編まとめたDVD-BOX (AV Watch)

劇場版のDVDは既に発売されているが、単品版、BOXともにリーズナブルな価格になっているのが特徴。各BOXとも9枚組で、合計収録時間は900分以上。

たしかに、9本入って2万円弱 てのは すごいお値段です。二箱目までは買っちゃうんだろうな(実は、いま持ってるのは「宇宙開拓史」と「鉄人兵団」の二つだけなので)。

でも、「桃太郎」が収録されないのは どうして?


高速無料化でも…通行券は必ず取って! (産経新聞)

「えー、めんどくさ」と反射的に思ってしまったのですが、よくよく考えれば、無料区間と有料区間が混然一体となるわけですから、当たり前ですね。

でも、「無料」の良いところの一つは、料金所に煩わされずに道路へ進入できる、というところにもあるはずなので、そういう意味では ちょっと残念。(と、ほとんどの高速道路が無料だった国から帰ってきた者が呟いてみます。プリンス・エドワード島への橋の往復42ドル50セント以外は、払ってません。交通量が少ないとか、あちこちに多少の凸凹があっても許されてるとか、お国の事情が全然違うので、一概に真似できるわけじゃないのは分かってるんですけど。あの快適さには どうしても憧れてしまいます)


2010年6月21日(月)

散々な言われようの南アフリカの楽器ブブゼラですが、僕はテレビを見ている限りでは耳障りだとは思いません(実際に会場に行ったら、そんな悠長なこと言ってられないのかもしれないけど)。

ただ良く分からないのは、どの試合でも のべつ幕なしに鳴っていることなんです。南アフリカの人たちが南アフリカのチームの試合の時に鳴らしているのなら話は分かるんですが、どの試合でも鳴ってる。色んな国の観客の人たちが「南アフリカで観戦してるんだから」という理由で、買って吹き鳴らしてるとしか思えない。

それは、ちょっと違うんじゃないかなと思うわけです。

それぞれの国に それぞれ「伝統の楽器」というのが あるでしょう。猫も杓子もブブゼラ鳴らし、では、誰がどこの応援をしてるのやら、ワケが分かりません。もうちょっと変化をつけて、様々なお国の特色を出した色とりどりの応援をした方が面白いと思うんですけどね。

よし、日本の人たちは尺八でも持って行って鳴らそうじゃありませんか。ほら貝でもいいや。


2010年6月26日(土)

月食なんか全然見えないよー。


2010年6月28日(月)

午前0時30分

仕事帰りに、早速、「タダになった高速道路」を試しに走ってきました。(←アホ)

入り口などには「無料化社会実験中」などの表示は一切無く、むしろ、「有料区間」の表示がそのまま残されていて疑心暗鬼にもなりましたが、出るところの料金所で通行券を渡したら ちゃんと「0円」でした。

ただ、料金所の係員の人件費はどっから出るんだろうかとか、余計な心配をしてしまいます。「暫定片側一車線」は、このまま行けば いつまで経っても解消されないんだろうな、とか。だいたい、日本の高速道路は設備が立派すぎるので、維持費だけでも相当かかってるはず。ホントに持つんですかいね。


2010年6月30日(水)

野村克也さんは、自身の京都府立峰山高校野球部時代を振り返って、こんなことを書いていらっしゃいます。

負けて涙を流したおぼえがないのは、勝つなんて、思ってもみなかったからだろう。

確かなものを持っていなかったら、勝てるという手応えが無かったら、負けて涙なんか出てこない。僕自身も(乏しいながら)スポーツ試合の経験はあるので、それは その通りだと思います。負けて涙流したことなんか無いですから。

考えてみれば、これまで、負けて涙していたサッカー日本代表の姿なんて、見たことがなかった気がします。今回、その光景が見られたということは、それだけの力が付いている証左なのではないでしょうか。

今後は、もっと上まで行けるような気がした素人でした。試合内容のことは、良く分かりません。その辺の分析は、詳しい人が あちこちでやってくれてますから、お任せです。でも、将来に希望は持てると思っています。


……と言っても、4年後にブラジルに出掛けて行く情熱は無いですけど……すみません、その程度のサッカー素人で。


どうでもいいけど、今、家の傍で宣伝カーがウルサいです。言ってることは認めてあげるから、もっと静かにやってくれまいか。

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