お暑うございます。
どうにか生きています。もう、エコとか温暖化とか言ってる場合じゃないです。家のエアコンに活躍してもらわないと、地球が滅ぶ前に僕が滅んじゃいます。
何がヒドいって、家の水道の蛇口からお湯が出て来るんですよね。何もかもヤル気が無くなります。
先月末ごろに発売された学研の大人の科学マガジンの最新刊に、和時計が付録でついていて、面白そうなので買って作ってみました。(例によって、松江での発売は一日遅れでした)
江戸時代の不定時法に即して、夜と昼で針の進み方が違うように細工してある時計です。昼と夜を それぞれ六等分して、その一つ一つが「一刻(いっとき)」。針の位置や、書いてある「刻」の名前が、ちょいと見辛いのが難点です。色を塗ってみるかな。
当然、昼と夜の長さは毎日変わりますから、頻繁な調整が要ります。毎日やるのが理想なんでしょうが、そこまで微妙な いじり方は出来ませんから、二十四節季ごとに錘の位置を調整するやり方が奨められています。
まだ調整の仕方のコツが分からず、きちんと合わせられていません。でも、日常生活で、日の出・日の入りや節季のことを心に留めておくのは面白そうです。今の生活では、なかなか難しいですけども……
BSの映画放送で、文句を二つ。
8月7日(土)にBS朝日で「新幹線大爆破」(1975年・日)を放映したのですが、150分以上あるはずの作品がズタズタに切られて99分になっていました。2時間枠という時点で怪しい予感がしていたんですよね……。フランス公開版というヤツが100分という話ですから、それに倣ったのかもしれません。だとしても、一時間近くの場面が切られているわけで、これは ひどすぎます。一部、話が通じなくなってしまっている箇所も ありました(どこからともなく いきなり車両の下部を撮った写真が持って来られる、とか)。地上波じゃないんだから、ムリヤリ2時間枠に収めなくても、もっと柔軟に対応できるはずです。
昨日、BSジャパンで「西の魔女が死んだ」(2008年・日)が放映されました。この局の映画放送はエンドクレジットを機械的に全部すっ飛ばすのが決まりで、これまでにも、“Wonderland”(邦題「ひかりのまち」:1999年・英)の一番最後に出る題名表示が有無を言わさずカットされたりと、色々と前科があります。今回もやってくれました。手嶌葵さんの歌が流れる雰囲気の良いラストが、まるまる無くなっていました。地上波と違って時間の制約に縛られない番組ができるはずなんだから、映画放送は おかしなカットをするのを やめませんかね。
どうしても、考え方が理解できない。
小型バス横転、日本人3人死亡=峡谷ツアー参加、12人重軽傷−米ユタ州 (時事通信)
日本人観光客14人を乗せた小型バスが中央分離帯に衝突し、地元警察当局者によると3人が死亡、運転手を含む12人が重軽傷を負った。
中央分離帯に衝突
……うーん、間違っては いないのかも しれないけど、ちょっと違和感のある表現ですね。
「中央分離帯」と言っても、こっちの高速道路みたいに、コンクリートが盛ってあって その上に立派なガードレールと金網が張ってあるようなんじゃないでしょう。あっち行きの2車線と こっち行きの2車線が、何十メートルか どーん と離れてて、その間が原っぱになってる、っていう「分離帯」でしょ?
「衝突し」たというより、「落っこちていった」という感じなんじゃないでしょうか。
共同通信の記事では、小型バスが道をそれて横転
という書き方になっています。こっちの方が適切なような気がする。
台風は、だいぶ沖の方を通ってくれているので、大した影響は無さそうです。
ソニー、反射望遠レンズ「500mm F8 Reflex」を生産完了 (impress watch)
要するに、「売れなかった」ってことなんでしょうか。
色収差がどうの、という利点は ともかくとして、焦点距離の割には小さくて軽いのが一番の良い点でしょう。気軽にスポーツ観戦に持ち込める 使い勝手の良いレンズです。
フィルムカメラで使う際には「致命的に暗い」という弱点を克服するのに難儀しましたけど、デジタルカメラなら、単にカメラ側で感度を上げればいいだけなので、デジタル時代にこそ活躍できるレンズなんじゃないかと思います。
やはり、値段が高すぎたんですかね。いや、そもそも「デジタル一眼」というやつが一般受けしない媒体なのか。ボディの方は ちゃんと売り続けてくれるんだろうな。
今週、ずっと、瀬戸内海に浮かぶ小豆島に滞在していました。
(四国方面を望む)
しかし、連日連日 暑くてたまらず、宿(標高600mのところにある貸別荘)でグダグダしていて、何をしに行ったんだか という感じです。でも、まぁ、ボケッとノンビリ過ごすのも悪くなかったです。そういうことにして納得します。
島の南西部の土庄町(とのしょうちょう)での一風景。
何の変哲も無い、街中を流れる川のように見えますが、実は ここ、れっきとした海なんです。土渕海峡(どふちかいきょう)という名前も付いてます。最も狭いところは9.93mの幅しかなく、「世界一狭い海峡」としてギネスブックにも掲載されてます。つまり、写真の左側と右側は、独立した島なんですね。左が小豆島の本島で、右は前島と呼ぶそうです。
おそらく、写真の真ん中あたりに見える丸いアーチが掛かったところが、一番狭いところなんだと思います。町役場の真ん前になります。町役場の一階入り口を入った すぐ右手にある商工観光課さんで、「横断証明書」なるものを売ってもらえます。証明書(絵葉書みたいになってます)だけなら100円。台紙が付いて200円。
アホみたいですが、面白くて良いじゃないですか。
寒霞渓(かんかけい)展望台からの風景。「平地と気温が5℃違う」はずだったのですが……ここも立派に暑かったです。でも、けっこう険しい山が連なってますよね。島と言っても、大きな島です。
エンジェル・ロード(天使の散歩道)と呼ばれている海岸の満潮時の風景。
潮が引いたときには、向かいの島へ渡る海の道が、水面に顔を出すのだそうです。へそ曲がりとしては、こういう写真を撮りたくなってしまうのでありました(単に、干潮の時刻が真昼間で、暑くて行くのが厭になっただけ)。
さて、現在、さらに海を渡って高松市に来ているのですが、このクソ暑い中、どういう経路で松江に戻りましょうかね……
淡路島・東西南北
相変わらずアホな道中をしております……
《東》鵜崎
ローソン淡路岩屋店の裏手です。南側には警察署があります。海岸にあるコンクリートの上には、釣り人の皆さんが溢れんばかりでした。暑い中、お疲れ様です。
《西》南あわじ市 丸山
近くに弁天島という島があって橋で渡れるのですが、「海釣り公園」とかいうのになっていて、渡るだけでも有料なんだそうです。海岸には、海遊びをする人達や、素潜り漁をする人達が居ました。
《南》潮崎付近
おそらく、辿り着くのが一番面倒なところでしょう。岬の突端へは、東側の似頃漁港から延々と1km以上、石や岩がゴロゴロしている海岸を歩いて行かなければいけません。この写真は、かなり手前です。あまりに暑くてヘバッてしまい、これ以上 先に歩いて行けませんでした(南海岸なので、日陰も ぜんぜん無いし……)。近付こうと努力をしたことは認めてください。
《北》松帆の浦付近
(写真には写していませんが)明石海峡大橋も見え、海の向こう側は本州です。ただ、ここは、(株)神戸製鋼所の「淡路ゆうなぎ荘」とかいう施設の敷地内のようです。勝手に入って良かったのかどうか……写真 撮って すぐ引き上げただけですから、勘弁して頂きたいと思います。
初めて、本格的に淡路島を訪問してみました。広いですね。地形も けっこう険しいところがありますね。
しかし、とにかく暑過ぎました。鳴門岬でも、ちょっと歩いたら大汗かいてしまって、渦潮どころじゃありませんでした。もっと陽気の穏やかな季節に、改めて遊びに来たいと思います。
いつの間にか、8月も もう終わりになっちゃいました。ちょっと何か書いときます。
苦境続き、HMV渋谷店閉店 存在意義探るCD店 (朝日新聞)
渋谷のHMVは、以前(15年くらい前)は 109の地下フロアにありました。その頃は、一つのビルが丸々 一つのCD店というのは六本木のWAVEくらいしかなくて、渋谷の TOWER RECORDS ですら、東急ハンズの西側の小さなビルの4階みたいなところに、どちらかと言うと ひっそりと店を構えていました。他の街では、新宿の Virgin Megastore も、丸井の地下一階でした。
しかし、店全体のCDの数は多くなくとも、それぞれに個性のある店で、品揃えの傾向も それぞれ違っていました。だから、何か探しているCDがあれば、今挙げた店をハシゴして回ると そのうち どっかで見付かることが多かった。そして、そうやって回っている間に、どの店でも 次々と お目当てでなかったはずのCDが目に付いて、気が付いたらカバンの中はCDだらけになっているのが常でした。でも、それが楽しかった。
そのうちに、六本木のWAVEが、ヒルズ建設のために建物ごと無くなりました。個性的な店の中でも ひときわ僕が気に入っていたところだったので がっかりでした。そうしたら、渋谷の TOWER RECORDS が でっかいビルに引っ越して品揃えが一気に増え、とりあえず それで埋め合わせになりました。その後を追うように、HMVも独立した建物を構えてリニューアルしたのでした。
ただ、新しく大きくなったHMV渋谷店は、僕にとっては、微妙に カユい所に手の届かないお店になっていました。確かに品物の数は豊富なんだけど、TOWER RECORDS の方が圧倒的に勝っていて、しかも、そのカバーしていないところを補うような個性的な品揃えというわけでもなかった。自然、僕の足は HMVからは遠ざかっていました。
109の地下に降りて行って、あまり広くない店内で、Danny Wright の “Shadows” を ついに見付けたときの感激は、今でも覚えています。あのころの小さな輝きは、小さい店だからこそ出せていたようにも思えます。「閉店」という手段を採らず、「デパートの一テナント」に戻る、というのでも良かったのではないでしょうか。
あの「店で見付ける」楽しさは、どうやってもネットでは味わえないので、あまり次々と閉店されるのは寂しい。すでに ここ松江では、ああいうマニアックな店は皆無になっています。東京まで その後を追って欲しくないんです。TOWER RECORDS には最後の砦として、何とか頑張ってもらいたい。