徒歩・徒然

2010年10月


2010年10月2日(土)

鳥取県の伯耆町にある植田正治写真美術館へ行ってみました。

こんな近くに世界的に有名な写真家の方の故郷があるとは、知りませんでした(恥ずかしながら、この方のお名前すら、今まで知りませんでした)。ご本人は境港のお生まれですが、美術館は大山が良く見えるこの地に建てられています。確かに、眺望は絶景です。

― 建物のどこかに「世界最大の写真レンズ」が仕込んであります ―

野中のコンクリートの建物、といった感じです。振り返ると大山が見えます。

― 大山。この日は綺麗に見えました ―

人物や静物の、いわゆる「演出写真」がお得意な方のようです。その場その場で偶然に頼った写真を撮って、撮れなかったら諦める、という僕なんかとは対極に居る方ですね。

そんなわけで、作品の数々は素晴らしいものなのですが、同じような写真を撮ってみようとは、僕は思わないです。そこは、それぞれの考え方ですね。だから、僕が一番気に入ったのは、牧場か畑かで、一人の少年が牛のお尻を一所懸命に後ろから押している写真だったりします。いったい あの写真は どういう状況を捉えたのか、イマイチ分かりませんけど、でも、人が写真家の思惑を超えて動いているようで、なんだか微笑ましくて好きになりました。


交通は、最寄の伯備線・岸本駅から歩いて40分……こんな行き方する人なんて居ませんよね。久し振りに田舎道を ノンビリ とぼとぼ歩けて、良かったです。


2010年10月10日(日)

巨人とか埼玉西武のファンの皆さんが、負けてスタンドで涙を流してるのを見るにつけ、カープの試合で泣いてみたいもんだと羨ましく思います。

今のところ、あまりに負けが続くもんで、負けて当たり前だと思ってますから、負けて涙を流すなんて想像がつきません。優勝争いするぐらいの力をつけてくれれば、違ってくるんですかねぇ。

野村監督、来年以降に期待してます。


2010年10月12日(火)

小骨が多い焼き魚なんかを食べるとき、骨を取ったりするのが面倒くさいので、そのままバリバリと骨ごと食べてしまうことが良くあります。今日も それをやっていたら、なんか妙な目で見られて困りました。

だって、魚を獲って食べる鳥とかなんか、丸ごと飲み込んでるじゃないですか(しかも生で)。なんで人間だけ骨を出さなきゃいけないの?(それとも、鳥も どっかで骨を吐き出してんのかな)


2010年10月16日(土)

ひっそりと開幕した今季のbjリーグですが、島根は開幕戦 黒星みたいですね。

ただ、公式サイトの管理が上手く行っていないようです。リンクが然るべきページに全然はられてません。試合結果のページにも行けない。とにかく、今のところWWWサイトでしか情報が得られない状態なわけですから、それが破綻していると どうしようもありません。早めの改善をお願いしたいと思います。


2010年10月22日(金)

都道府県出身者による郷土愛ランキング (株式会社ブランド総合研究所)

「郷土愛が最も強いのは“沖縄県”」「“ふるさと”への愛着・誇りは西高東低?! 『自然』と『食事』の影響大」という副題が付いています。数字の算出の仕方とか、記事を読んだだけでは良く判らない点もありますが、とりあえず話を進めます。

さて、僕に関係するところを見てみましょう。

「愛着度ランキング」(平均点43.5だそうです)

続いて、「自慢度ランキング」(平均点26.1)

見事に埼玉県が両方とも最下位ですね。ただ、これは ちょっと意外な感じです。僕の埼玉県の知り合いの皆さんは、結構、愛着を持ってる人が多いもんですから。

便利で暮らしやすいし、ちょっと秩父の方へ足を伸ばせば綺麗な自然もあるし、いいところだと思うんだけどなぁ。

最も愛着度が低かったのは埼玉県で25.8%だった。愛着があると回答した割合は68.0%いるものの「どちらでもない」と回答した割合が21.1%と47都道府県中最も高い割合となっている。

ということは、「どちらでもない」のおかげで点数が下がった、というわけですかね。出身者の皆さんにとっても存在感が薄い県、と言えばいいのか? それとも、上福忍センセが いつか言っていたように、もう これ以上 よそから人に流れ込んできて欲しくないので、本当は「埼玉は良いところ」と言いたいのを、敢えて どうでもいいような回答をしている、とか。

秋田も、なんだか下のほうですね。外に出て行った出身者の皆さんから見放されてる……なんてので なければいいのですが。

島根は、「愛着度」で健闘しているものの、「自慢度」でズドンと順位が落ちています。出雲大社があって、とにかく自然が豊か、というくらいでは自慢にはならないと思われているのかな。

宮城と広島は、どっちも そこそこ、と言ったところですか。確かに、その地方の中核都市を抱えている、性格としては似ている感じの両県かもしれませんね。


平凡な物言いですけど、この6県すべてで暮らした僕に言わせれば、どこにだって良い面もあるし悪い面もあります。それに、県単位で区切って あれこれ言うのも、なんか違うんではないか というのが正直なところです。結局ね、どこも似たようなもんですって。こういう考え方は、あんまり良くないんでしょうかね。


2010年10月23日(土)

島根スサノオマジック 78 - 76 大分ヒートデビルズ (松江市総合体育館)

― 前半、大分ゴール下の攻防 ―

bjリーグのホーム開幕戦です。なんとか勝ってくれました。

青いユニフォームが島根です。観衆:1790人 とのことです。みたところ、ほぼ満員でした。体育館の収容人員が、あまり多くないんですね。

アリーナMC(っていうんですかね?)の人が初々しかったり、音楽を流すタイミングが悪かったり、みんなが初心者ですから不慣れなところもありました。会場運営にも色々と苦労があったと思いますが、これから徐々に形を作って行けばいいと思います。「地元のチーム」を応援する会場の一体感は、やっぱり いいもんですね。

こんなコートサイドの席じゃなくても良かったんですけど、どうやら安い席から売り切れて行ったようで、ギリギリになって切符を買ったら最前列の席になりました。迫力満点です。何だかんだ言っても、バスケットボールの選手って デカいですね。

試合開始当初は、3ポイントを含む遠くからのショットが面白いように決まっていました。しかし、後半になると、なんだかチームが そっくり入れ替わってしまったみたいでした。大分のほうは どんどんショットが決まるのに、島根は防戦一方。第4クォーターでは、一旦 逆転までされました。それでも、どうにかこうにか逃げ切れました。

試合に時間が掛かったおかげで、地元の山陰中央テレビの生中継は、残り時間1分ぐらいのところで切れたようです。一番 盛り上がった試合終了の瞬間を逃して どうするんですか。もう。

それにしても、コートのすぐ脇に食べ物の屋台が出てるのは すごい。


2010年10月24日(日)

島根スサノオマジック 73 - 62 大分ヒートデビルズ (松江市総合体育館)

― 後半、司令塔・石崎巧選手から攻撃 ―

ホーム開幕戦シリーズの2戦目です。今日は、ホームチームのベンチ脇からの観戦でした。

大分のオフェンスがダメなのか、島根のディフェンスが優れているのか、今日は 終始 優勢に試合を進められました。これで3連勝ですね。この調子を保って、再来週のホームゲームに戻って来てくれたらと思います。何人か試合中に負傷したみたいなので、それが気掛かりです。

で、その次回のホームゲームは米子なんですよね。なんで鳥取なんだ。


試合後の ひとコマ

― 島根大のバスケ部員がお手伝いしてたようです ―

お疲れ様でした。


2010年10月30日(土)

電力、9社が増収 9月中間決算、猛暑で冷房需要増 (朝日新聞)

しかし、我らが中国電力は、記事中にもありますが、大幅な減益なのだそうです。島根原発(松江市は、実は「原発のある町」なのです)を止めている影響だとか。この夏は、僕も いっぱい払ったんですけどね、電気代。

これって、「原発は低コスト」って暗に言ってるのかな。


2010年10月31日(日)

「それはそっちの都合で、私には関係ないでしょ」
誰が言い始めたのか知りませんが、最近、なんだか この言い回しを良く聞くようになった気がします。「客」の立場にある人が「店」の立場の人に言う場合が多いでしょうか。しかし、これ、考えてみたら物凄い発言ですよね。

だって、有無を言わせず相手の都合をバッサリ切り捨ててるんですよ。相手の都合が自分のと喰い違うなんて、そんなの お互い様じゃないですか。傲慢どころの騒ぎじゃありません。

自分に関係ある他人の都合なんて、結局はタダの一つも無いんだから、その言い方が通用するなら、それ即ち、自分以外の人間なんて知ったこっちゃない、ってことになりゃしませんか? どっかの山奥か無人島で一人で自給自足の暮らしでもしない限り、どうしても他人の都合だって無視できないと思うんですけど。

色んな人の都合が複雑に入り混じっている中で、適当に折り合いをつけながら やって行くのが、我々人間でしょう。相手が こっちの思い通りに動いてくれないと腹が立つけど、「それはそっちの都合でしょ」と反射的に言うのは やめた方がいいなと自分に言い聞かせるのでありました。

もっとも、そうやってスパッと切り返す自分に酔っている、っていう面も少なからずあるんじゃないかとは思うんですけどね。インターネットの文字媒体では、ネットニュースから2ちゃんねるへと続く、ここ20年くらいの流れですけど、世の中全体として そういう雰囲気ができています。短く冷たく、反論できない正論だけで言い返す。それを「なんかカッコいい」と感じてしまってるような人が いっぱい居るんです、たぶん。

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written by tardy@k.email.ne.jp