徒歩・徒然

2011年9月


2011年9月7日(水)

阪神 5 - 1 広島

だから野村監督、「2アウトにする送りバント」は もう やめましょうぜ。その次のバッターが凡退しただけで終わっちゃうんだから。

今日は、福井君が2アウトからフォアボールを二つ出して4番に打たれた、のが表面的な敗因ですが、その前の7回表の攻撃が無得点に終わったのが伏線だったと思っています。敢えて「2アウト二塁」を作り出した作戦が納得できません。

もちろん、送らせずに打たせたら内野ゴロでダブルプレイ、てのも考えられますが、それを怖がっていたらダメです。フォアボールを選んでくれる事だってあるかもしれないし、上手く野手の間を抜けたら一・三塁になるかもしれないじゃないですか。

送りバントをすると、打者もベンチも(もしかしたら観客席も)「一つ、やるべき仕事を成し遂げた」という気分になるんですよね。そこが怖いところで、送りバントの後に後続が凡退して点が入らなくても、強攻策で失敗した時に比べて後悔することが少ないんです。得点がゼロに終わったという点では両者には実質的に何も差が無いのに、送りバントをしておくと、点が入らなかった事実についての反省が為されない。打てなかった後続の打者が悔しい思いをするだけで終わりです。それが根本的な間違いだと僕は思う。ランナーを出したのに点が入らなかったら、送りバントをしていようがしてなかろうが、それは等しく作戦の失敗です。何がいけなかったのか ベンチは謙虚に反省しなければならない。後続が打っていたらねぇ、で終わらせてしまったら、何も変わりません。

「2アウトにする送りバント」の話に戻りますが、「2アウト二塁で 一人が凡退する前にヒットが一本出る」のと「1アウト一塁で 二人が凡退する前にヒットが二本出る」のと、確率は似たようなもんでしょう(カープはホームランのことは考えられないので除外)。そして、攻撃に厚みや幅を持たせられるのは どう考えても後者です。2アウトだと、もしランナーが三塁まで進んでいても、その後の選択肢がヒットか失策に限られる。でも 1アウトだったら、外野フライとかスクイズとか弱い当たりの内野ゴロとか、色々と得点の入るプレイが考えられます。

野村監督には是非、「送らない勇気」を持ってもらいたい。何もせずに打たせて凡退すると針のムシロになるんでしょうが、ここ何試合かのように、送っても点が入らなきゃ 結局 おんなじです。今年のカープは、「ノーアウトか1アウトでランナーを三塁に置いておく」攻撃方針が基本でしょう。内野ゴロでも上手くすれば一点 という状況を作っておかないと点が入らない。いかにアウトを取られずにランナーを進めるか、を考えないといけません。だから、2アウトでランナー二塁という状況を敢えて作り出す作戦には、全く納得ができないのです。


2011年9月10日(土)

読売 1 - 0 広島

ギャグにいっそう磨きがかかって、今日は 10安打6四球 で 0点 という、どこも真似の出来ない試合でした。投手陣は4安打に抑えて四死球ゼロなのに。6点取った昨日と同じ10安打で、なんで こんなに差があるのか。

さすがに今日は、監督含めベンチを責める気にはなれませんね。チャンスで凡退したバッターが悪い。啄郎さん、2000本安打が泣きますぜ。昇吾くん、なんで あんなクソボールに手ぇ出すのよ。佳浩くん、こんなんじゃ また レギュラーから落っこっちゃうぞ。

こんなギャグ劇場は もう沢山です。今シーズンの望みが完全に消えてるのなら笑って済ませられるけど、今は そんな状況じゃない。勝てる試合は確実にものにしないと。


2011年9月11日(日)

読売 3 - 2 広島

二試合続けてギャグ劇場ですか。もう面白くも何ともないです。ジャイアンツは簡単にチャンスでヒットが出るのに、カープの選手は凡退ばっかり。三連戦で三戦とも二桁安打で1勝2敗って、冗談にも程がある。そりゃ、投手陣だって切れますわね。

どうして 対 巨人とか阪神になると、みんな金縛りにあったようにチャンスで打てなくなるんでしょうか。もう気合いだけで何とかなるもんだとは思えない。根本的にバッティング技術に問題があるんじゃないか。

ここ13年間(14年だったかな。まぁ どっちでもいいや)、毎年の事ではあるんですよね。
今年は 何とか この時季まで もちましたが、上位に食らいついていても、最終的に息切れしてズルズル下がって行って終わるんです。交流戦での惨憺たる有様といい、やっぱり地力が足らないということなんでしょう。

で、足らない地力を補うのはベンチの采配ということになるわけですが、また今日も初回に二球で1アウトをわざと与える攻撃をしていましたね。解説のコージさんは「テンポの良い攻撃」とか言って褒めてましたが、結果はご覧の通りですから、単純に褒めて終わりにする事は出来ないでしょう。このところ安定していない投手が相手なんだから、ボール球を見極めて球数を投げさせてランナーを貯める攻撃も出来たはず。あの1アウトは、相手を楽にさせてしまったと思います。この辺りを反省材料にしてくれないと、いつまで経っても進歩がありません。昇吾くんが いつも肝心なところで凡退するのは、バントばかりやらせて それで本人が仕事をしたつもりになっているから、いざチャンスで回ってきた時に普通の打撃が出来ないんじゃないか。


2011年9月18日(日)

広島、11安打で3点止まり「もったいない」 (サンケイスポーツ / 共同通信)

いつものことだろ、珍しくもない。


さて、Macを買ってから三ヶ月あまり、もう いっぱしのMac使いのような顔をして触っております。

ほとんどを フリーウェア、オープンソース・ソフトウェアで 固めている中で、Aperture だけは おカネを出して購入しました。これが実に便利で ありがたい(まだ、あんまり使いこなせているとは言えませんが)。フォトレタッチソフトとは また違った、使い勝手の良さと面白さがあります。特に 傾き補正の機能が 便利すぎ。この手の“RAW現像”ソフトウェアでは ごくごく当たり前の機能ではあるのですが、これまで使ったことが無かったので これほど ありがたいものだとは知りませんでした。画像の回転とトリミングを同時にこなしてくれ、レタッチソフトのように回転させてから切り出す手間が要りません。もちろん、撮影するときに水平は気にして撮っているんですけど、僕の DSLR-A900 は 手ブレ補正機能の所為なのか、記録された画像を確認すると斜めになっていることが多々あって、困っていたのです。簡単に補正できる手段が手に入ったおかげで、気にしなくても良くなりました。で、後から補正すればいいや、という心構えで撮るので、どんどん腕が落ちて行きそうです。

しかし、そんなこんなで、調子に乗って 最近 RAW での撮影を やり始めたりしています。当然、写真ファイルの増殖の速さは凄まじく、このままだと、結局 遠からぬうちに また HDD を食い潰してしまうことになりそうです。

あ、フィルムカメラも性懲りも無く使い続けては居ます。撮影枚数としては、めっきり減ってしまいましたけど。で、それをスキャンしたりしていると、また巨大な写真ファイルが増えて エラいことに……

大容量の NAS でも買うか。


2011年9月28日(水)

テレカの価値を消し去りたい (スラッシュドット・ジャパン)

散々な言われようですな。わざと過激な書き方にしたのだろうとは思いますけど。

ケータイ嫌いが治らない僕は、相変わらずテレホンカード(=公衆電話)の愛用者です。で、愛用者から言わせてもらいたいのは、「確かに公衆電話の数は減ったけど、まだ ちゃんと ある」ということです。皆さん、「電話会社が公衆電話の数を減らしている」という伝聞だけが頭にあって実際には使っていないから、もう すっかり街中から姿を消しているかのような錯覚に陥っている。リンク先の記事でも「今どきは公衆電話探すのに苦労する」「私の行動範囲に無い」「利用端末が全くと言っていいほどない」とか書かれちゃってます。そんなことは無いんですよ。自分にとって必要が無いから知らないだけ。例えば、今の僕の自宅の近所でも、見付けられただけで半径200mほどの圏内に少なくとも3台はあります。取り立てて公共施設が多い地区でもなく、普通に住宅や店舗が並んでいるところですけどね。

すっかり無くなったと実感してるのは、駅のプラットフォームです。駅前とか、駅の中でもコンコースだと見付かるんですが、プラットフォームには もう全然 無いですね。以前から稼働率が低い場所だったのかもしれません。

その他、良く見付かる場所としてはコンビニの前。ちょっと大きめの公園。美術館とか博物館、あたりでしょうか。裏技としては病院なんてのも あります。ありがたいことに最近は、滅多に使ってる人が居ないので、順番待ちをしなきゃいけないことが ほぼ皆無になってます。使いたい時に すぐ使える。同地区にかけても10円で60秒しか話せないようになったりしていて、通話料だけで見れば、場合によってはケータイで話すよりも割高になることもありますが、基本料だの何だのを総合的に考えれば、やっぱり僕なんかは公衆電話を使っている方が お得なんです。

困ってるのは、テレホンカードを買える場所が減ってきたことです。なので最近は、自動販売機を見付けると、この機会を逃すと次は いつ どこで買えるか分からないぞ、とばかりに2枚ぐらい余計に買うようになりました。今も、財布の中には100度数のカードが2枚入ってます。

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written by tardy@k.email.ne.jp