徒歩・徒然

2011年11月


2011年11月7日(月)

首都高、ETC搭載車の距離別料金制移行を発表 (スラッシュドット・ジャパン)

ETCの普及によって、以前と比較してずいぶんと料金所における渋滞は減ってます。
ETC非搭載車は、渋滞を作る要因の一つであり、悪い言い方をすれば迷惑ですので、それに見合っただけ通行料金の差をもっとつけてもいいと思います。

そんなに目の敵にしなくても いいじゃない。

僕は人様に迷惑をかけてるつもりなんか全然ないんですけど、それは僕の自覚が足らないですか、そうですか。どうもすいませんね。

だって、僕が通行券取ったり料金払ったりしてる脇で、皆さん、専用レーンを どんどん走り抜けて行かれてますよ。渋滞を引き起こしたことなんか無いはずですよ。でも、それは僕の自覚が足らないですか、そうですか。どうもすいませんね。

ひょっとして、首都高ってのは、両者のレーンが区別されていない料金所だらけなんですか?(少なくとも、僕が利用したことのある料金所は そんなところ無かったですけど) だったら、料金所の整備を怠っている首都高会社の方にも文句を言わなきゃ不公平でしょう。こっちばっかり悪者にされても……

だいたい、首都圏みたいに どこもかしこも慢性的に渋滞してるところで、その要因を たった一つ取り除いたくらいで何が変わるんですか? 単なる あなたの気分の問題じゃないんですか?


僕がETC非搭載で通してる理由は、搭載するメリットが ほとんど無いからです。結局、あの機械は有料道路を走るときしか働かないわけで、僕は頻繁に有料道路を利用する生活をしてませんから。ごくごくたまに走るときに、ちょっと料金所で停止するくらい、別に何てことない。

毎日のように利用する人なら、割引に伴う差額は膨大になりますから、現行のETCが必要なのは分かります。しかし僕の場合は、生活費に占める有料道路代なんて微々たるもんなので、そんなに しゃかりきになって割り引いてもらわなくても構いません。

というわけで、現状では、積極的に搭載しなければいけない理由が無いんです。それが迷惑だと言うのなら、もう いっそのこと義務化してもらいたい。それが実現した暁に、現行の「ETC割引料金」が ずっと そのままなのかは大いに疑問ですけどね。

これが、有料道路だけでなく、有料駐車場とかガソリンスタンドとか お店のドライブスルーとか、そういう場所でも幅広く支払いに使えるようになってきたら搭載したいと思ってます。日本のETCのシステムは 最初から そういうことが可能なように仕組みが作られていますから、あとは皆が決心すれば出来るはずです。

しかし、道路システム高度化推進機構のサイトなどを見てみると、有料道路以外の一般の施設に普及させるには、まだまだ障壁が多いと感じます。手続き一つ取ってみても、導入する事業者側のも我々 利用者側のも、やたら煩雑です。こんなの、ETCカードとやらの決済の段取りを ちょっと工夫すればいいだけの話なんじゃないのか。あるいは、普通のICクレジットカード挿して使えるようにするとか。どっかの誰かが邪魔してるとしか思えません。街中に普及なんて、いつの話になるのやら。宝の持ち腐れもいいところです。


2011年11月16日(水)

衝動的に UQ WiMAX と契約してみました。
島根県は、松江市周辺がカバーされてるだけで 他は ほとんど空白域ですけど、とりあえず いいです。東京行った時とかに活用させてもらいます。
― 松江市一歩出たら使えねぇぜ ―(←……しかし、それにしても酷い)

一番の動機は iPod Touch をネットに接続してみたいなぁというのでした(ケータイ恐怖症なので iPhone は パスです)。Wi-Fi 経由でネットに接続しないと使えない機能やアプリが結構あるんですよね。ということで、「無線LANルーター」方式で接続できるモバイル機器を探して、結果的に UQ に行き着きました。Willcom は速度の面で不安がある。emobileにするなら「スマートフォン」にしちゃった方が良い気がする。それやこれやで。

バッテリーの持ちを再重要視して、機器は URoad-8000 にしてみました。

で、早速 使ってみていますが、けっこう良い感じです。体感速度も なかなか速い。家の中でも問題なく使えます。さすがに、「これさえあれば有線LANは必要ありません」みたいに宣伝しているだけのことはありますね。Safari での WWW 閲覧も あまり待たされることがありません。

そして、やはり と言うべきでしょうか、エリア判定が「東京」とされて 関東地方の radiko が聴けてしまいました。バッファ時間を最低の15秒にしても 音が途切れることは ほとんど無く、快適です。NHKの らじるなんちゃらも良好でした。

しかし、島根県内では Willcom が まだまだカバーエリアの点では優勢なので、しばらく そっちのデータカードも捨てられません。
― 少しは山の中にもエリアがある ―(←ほとんど空白なのは変わりませんけど、それでも UQ に比べればマシですよね? 山の中にも ちょっとはエリアがあるし)


2011年11月21日(月)

東海大菅野、日本ハム拒否 巨人思い、1年浪人 (47NEWS / 共同通信)

ご本人の決断に対して、あんまり とやかく言いたくはないけれども、こうやってゴネれば実質的な「逆指名」状態が作れるのだと、世間一般の人達や、プロを夢見る子供たちに誤った知識を植え付けてしまったことを理解しているのでしょうか? あなたは、あなたが思っている以上に問題の多い行為を行っているのですよ。自分の夢という、ごく個人的なものと引き換えに。

球団や選手の自由に任せることには弊害が多いから、ドラフト制度があるのです。知名度の高い球団や資金力のある球団に有能な選手が偏ってしまい、弱いチームは いつまで経っても弱いまま、という状態が続いてしまうからです。また、言わば「カネ出し合戦」になって契約金などが無駄に高騰する原因になりますし、もっと言えば、裏で飛び交うおカネが蔓延してしまう危険が高くなります。実際に そういう陰の部分が出て来たから、ドラフト制度は作られました。あの「逆指名」が頓挫したのも 結局は その辺りが理由でした。残念ながら、こと新人選手の獲得に関しては、「自由」は制限されなければならないのです。

もちろん、現行のドラフト制度が完璧なものと言う気はありませんが、少なくとも目指す理念は理解できます。しかし、「俺の行きたい球団に行かせろ」と駄々をこねるのは、その理念を頭から否定することと同義なのです。みんながみんなそれを言い出したら、公平なリーグ戦なんか出来なくなります。強いチームに行って優勝したいのは選手として当たり前、とかいうのは、FAに関する報道でも良く聞く言い回しで、一見 正論に聞こえますけど、みんなが それを求めて その強いチームに行ってしまったら、どういうことになるか。

いつもいつも優勝争いをしている球団のファンには分かって貰えないでしょうが、あと40年ぐらい経つ間に運が良ければ一度くらいは優勝できるかもね、という心持ちで応援を続けるのは、やっぱり しんどいんですよ。チームの格差を出来る限り無くして行こうとするのは、球界全体にとっては大切なことだと思います。

そもそも、「この球団で活躍することが夢」という考え方に固まって思い詰めてしまうのは、あんまり良くないです。人々に楽しみを与えるプロとしての仕事は、どこの球団でも実現できるはずです。視野は、もっと広く持つべきでしょう。


アメリカの NFL なんかは徹底していて、新人選手の指名順は完全に前年の成績の悪い順ですし(つまり、弱かったチームが優先的に有能な選手を獲得できる)、指名候補の選手の情報は全球団で共有され、あるチームだけが目を付けている「掘り出し物」の選手は基本的に存在できないようになっています。日本プロ野球の制度を そういう風に変えるのは無理かもしれませんが、「自由」の美名のもとにドラフト制度がなし崩しにされて行くのは、何としても阻止しなければいけないことだと思っています。

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written by tardy@k.email.ne.jp