徒歩・徒然

2004年5月


2004年5月2日(日)

ローマの高級ホテルで火災、3人死亡 (産経新聞 / 共同通信)

ニュース映像を見て、「エスクードだ、エスクードだ!」と ひとり騒いでいた僕は、とても不謹慎なのでした。すみません。
(ホテルの前の駐車場に一台 とまっていたのです)


2004年5月3日(月・祝)

今日は、浦和でバーベキュー大会。
……の はずだったのですが、朝から冷たい小雨が降っており、やむなく中止となりました。

中止となったのですが、どういうわけか イベントは てんこもり で、充実した(?)一日となりました。

皆様、クルマの方向転換には、くれぐれも ご注意を。


2004年5月4日(火・休)

今日の昼間の嵐は、一日じゅう 部屋に篭って仕事してたおかげで、関係ありませんでした。

「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んだアナウンサーが居る、ってのは割と良く知られた話だと思いますが、これには続きがあって、「違うよ、『きゅうなかやまみち』でしょ」と脇に居た もう一人が言った、て話です。ホントかウソか知りませんけど。

ん? どっから こんな話になったんだか?
でも、「なかやまみち」って読む街道が どっかに有ったかも知れないじゃん、笑い飛ばすのは ちょっと調べてからにした方がいいんじゃない、というのが僕の感想でした。


Air France met la main sur KLM et donne naissance à un géant mondial (AFP)

「エールフランス―KLM」が出来上がりました(リンク先の記事は、フランス語なんで良く分かりませんが……)。

どうやって呼んだらいいのか、が問題です。素直に「えーるふらんす・けいえるえむ」? て言うか、今まで何の疑問も無く「けいえるえむ」と読んでいたけど、オランダ語って それで良いのですか?


2004年5月5日(水・祝)

座机を捨てようと思いました。

秋田に居たとき、大嵐の日に窓を開けっ放しにしたまま窓辺に置いといたら 見事に水を被りまして(当たり前だ)、表面が ヘナヘナになって 机の用を成さなくなっていました。その後、テレビ置き台などとして活躍していましたが、こっちへ来て 新しいラックを買ったりしているうちに、お役御免となってしまったのです。

ただ、ゴミに出すとすれば粗大ゴミ扱いで、なんか、手続きが煩雑で面倒くさいのです。事前に予約が要るとか、コンビニかどっかで券を買えとか。

なので、ノコギリでもってバラバラにして燃えるゴミに出してしまいました。いけなかったでしょうか。
(ま、どっちがメンドクサイか、って話ですね)


2004年5月6日(木)

「東京都推奨」の「炭酸カルシウム混入」のゴミ袋は、どうして すぐに穴が開くのでしょう?

弱すぎ。


2004年5月7日(金)

機内食のサラダにカエル侵入 カンタス航空 (CNN.co.jp / REUTERS)

やばい……


2004年5月8日(土)

今、どうも 僕のメールアドレスを勝手に使って 英国のプロバイダ宛に 無作為にSPAMを送り付けている不届き者が居るようです。あちらのプロバイダで受信拒否設定をしてると思われ、一日に700通ほどのエラーメールが 僕のところに 帰ってきています。ひょっとしたら、全世界規模でバラ撒いてるのかも。ご迷惑をお詫びしたいのですが、僕自身には打つ手が無いことも分かって下さい。メールは、一通ごとに名乗ってる名前が違う徹底ぶり。アドレスだけが 全部 tardy@mc.neweb.ne.jp にしてありやがるんですね。とっちめてやりたいなぁ。どうすれば良いだろう。

メールの中身は、良く分かりません(こちらも一通ごとに内容が違う)。つまるところ ポルノサイトへの誘導なんですが、文章には知らない単語が溢れまくり。なんか、カルト教団のような臭いがプンプンします。変な連中に目を付けられちゃいましたね。ま、多分、日本語なんか読めないでしょうから、僕が何書いても仕方ないな。収まるのを待つしかないでしょう。アドレスを大々的に公開してれば、これくらいのリスクは あります。


独当局が作成容疑者を逮捕 PCウイルス「サッサー」 (共同通信)

どうして
分かったん
だ。


2004年5月9日(日)

使い古した電池を どこにどうやって捨てたら良いのか、私は未だに分かりません。
(職場に持ってって、知らん顔して専用のゴミ入れに捨ててます。秋田のときから)


しかし、そろそろ広島市民球場のスコアボードは補修が必要なんじゃないのか。

あちこち発光体(?)が切れててカッコ悪いス。


2004年5月10日(月)

INOさんヨワイさんに言われて、改めて “School of Rock” の写真や動画を見てみたら……

ワハハハハ! そのものじゃないですか!
(……失礼。気分を害されたら お詫び申し上げます、ご主人)


実は最近、かなり映画づいております。なぜかフランス映画が多いですけど。今日は、最近見た作品について、一気に書いてみたいと思います(かなり長くなるかも)。仕事が終わってからレイトショーで見たりしてるんで、見た当日に書くのを おっくうがっていたりしているうちに 溜まってしまいました。


“Italian for Beginners” (2000年・デンマーク)

デンマークはコペンハーゲン近郊の街です。イタリア語の市民講座に集まった人々(主となるのは6人ほど?)の、小さいけれど心地よい物語。

出てくる人が、本当に自然な雰囲気を持っています。それは、性格や物腰に留まらず、見た目も そうです。ハリウッド映画に出てくる俳優のような、ある意味「完璧な」感じが 全然しない。みんな、普通に その辺の街中を歩いていそう。そんな人たちが、それぞれに悩みや問題を抱えながら、たまたま一緒になった仲間として触れ合い、少しずつ元気を出して行く姿が、ちょうどよく優しくて、素敵でした。監督は 女性の方だそうです。
台詞は、ほぼ全てデンマーク語です(当然、一部イタリア語)。

「ドグマ・ルール(貞潔の誓い)」とかいう映画の撮り方があるそうで、それに則った作り方がされています。いまどき珍しいスタンダードサイズ(4:3) の画面。セットや小道具は使わず、全て 最低限の機材を使ったロケで行う。日常を そのままカメラで切り取ったような感じです(言ってみれば、ホームビデオのような)。ただ、こういうのは面白いのだけれど、あまりそれに捕らわれ過ぎると 逆に足枷になって、手法のために映画を撮ってるような本末転倒に陥る危険性があるのじゃないか と思ってしまいます。この作品については、ちゃんと上手く行っていますけれどもね。

邦題に ひとこと。ちょっと大上段に振りかぶり過ぎかも。「幸せに」と言うよりは、「元気を出す」と言った方が ぴったり来る気がしています。

 邦題:「幸せになるためのイタリア語講座」
 監督・脚本:Lone Scherfig
 撮影:Jørgen Johansson
 録音:Rune Palving
 編集:Gerd Tjur
 出演:Andres W. BerthelsenAnette StøvelbækPeter GantzlerAnn EleonoraLars KaalundSara Indrio ほか


“La Ville Louvre” (1990年・仏)

パリのルーブル美術館。行ったことのある方は お分かりだと思いますが、信じられないほど広大な建物の中に 数限り無い美術品が陳列されているところ。一日どころか、一週間かけても見きれないかも知れない。その とんでもない美術館の裏側で働くスタッフ達を追ったドキュメンタリーです。10年以上前の作品ですが、今日でも、あそこで行われていることは ほとんど変わっていないのではないでしょうか。

ナレーションは一切なく、説明のための字幕も ほとんど現れず、ひたすらカメラが淡々と人々を追いかけている作りです。普通の観覧客が入れない所に広がる所蔵品の保管場所、絵の修正職人の仕事場、スタッフのための食堂まで見せてもらえました。あんな大きな絵を どうやって壁に掛けるんだろう、と不思議に思っていたりしたのですが、そういう作業も撮られています。

美術品は、莫大な価値があるとともに、とんでもなく古くなっているものもあります。細心の注意を払ってワレモノのように扱っているのかと思っていましたが、けっこう適当に扱っていたりしてました。その辺、どこで働く人も 普通の人たちなんだなぁとか、同じ裏方人として 面白く拝見しました。

 邦題:「パリ・ルーヴル美術館の秘密」
 監督:Nicolas Philibert
 撮影:Daniel BarrauRichard CopansFrédéric LabourasseEric MillotEric Pittard
 録音:Jean Umansky
 編集:Marie H. QuintonMonique Bouchilloux


“Tais toi!” (2003年・仏)

冷静沈着なヒットマン・ルビーと 間抜けな強盗(?)・カンタンが繰り広げる脱獄珍道中。最初の場面で日本の5000円札が出てきたりして、日本でも流通量が少ない方のお札が フランスの両替所にあるんだなぁ、とか 下らないことを考えてしまうのでした。

カンタンは、とにかく お喋り好き。相手の返事なんか関係なく、次から次へと色々なことを話し続けます。間抜けな強盗を働いて 刑務所に入っても それは変わらず、同房者は我慢ならずに「切れて」しまう。が、馬鹿力持ちのカンタンは、そのたびに相手をノックアウト。刑務所側が思い余って 黙秘を続けるルビーと同室にさせたところ、なかなか 具合が よろしくなりました。ルビーは黙って座っているだけなのに、カンタンは勝手に「話が合う」とか「彼は親友だ」とか 思い込む。挙句、周到な脱獄計画を外の仲間と立てていたルビーを、お粗末な方法の脱獄で連れ出してしまいます。さて……

別に目新しいギャグや笑いがあるわけではないのですが、久し振りに映画館で大笑いしました。Jean RenoGerard Depardieu という 大物俳優演じる凸凹コンビが、やたら可笑しかったです。迷惑で仕方がないのに 何故かカンタンを振り切れないルビー。そんな 滑稽な やり取りが、フランスの優雅な街並みの中で繰り広げられるのが、また格別なんです。これも一つの「男の友情」?

 邦題:「ルビー&カンタン」
 監督・脚本:Francis Veber
 製作:Saïd Ben SaïdGérard GaultierBernard Seitz
 編集:Georges Klotz
 撮影:Luciano Tovoli
 出演:Jean RenoGerard DepardieuAndre Dussollier ほか


「クイール」 (2004年・日)

テレビドラマにもなった「盲導犬クイールの一生」。あるところを切り取ったのではなく、本当に「生まれてから死ぬまで」です。

僕は、盲導犬のことは、ほとんど知りません。身近に使っている人が居ないからです。本で色々と読んだことはあるけれど、こういうものは、それで 知ってることには ならないでしょう。
映画を見て 改めて、あらゆる意味で「特別な犬」なんだなと思いました。育てられ方も そうですが、単なる「パートナー」なんかとは次元が違うところに居る犬に なるわけですから。

とにかく、『普通に』良い映画です(←ご覧になった方には、意味が分かって頂けるでしょう)。静かに、素直に、感動して 帰って来ました。

 監督:崔洋一
 脚本:丸山昇一、中村義洋
 原作:秋元良平、石黒謙吾
 出演:小林薫、椎名桔平、香川照之 ほか


“L'Homme du Train” (2002年・仏)

引退した国語の教師。列車に乗って どこかから町にやって来た男(実は、銀行強盗をしに やって来た)。二人が出会ったのは、町の薬屋でした。いつの間にか、男は 教師の住む古い家に逗留することになります。教師は、男が企てていることに勘付きながら、止める事が出来ません。男は、自分の人生を語る教師の話に 耳を傾けます。お互いに お互いを、羨む気持ちで眺めているのか……
上で書いた「ルビー&カンタン」とは全然違う 男同士の物語です。

ラストは、ほろ苦い どころか 苦くて苦くて仕方なく、どうして? という思いが今も消えません(ライフル銃の列が出て来た時点で「あ。これは」と思い。やめてくれー、そのラストには しないでくれー、という願いも空しく……)。乗り換えずに終点まで乗り続けなければならないのが、「人生」という名前の列車なのでありましょう。
でも、ちょっとした優しさも、この作品からは感じられました。僕だけかも 知れないけれど。僕は僕の列車を、精一杯に乗り心地良くしなければ なりませんね。

「年を経るほど 輝きは増すものだ!」
この台詞に 痛く感じ入っていたら、母親に「30なんて若い」と一蹴されてしまいました。はい。

あと、音楽。カッコよかったです。

 邦題:「列車に乗った男」
 監督:Patrice Leconte
 脚本・台詞:Claude Klotz
 オリジナル音楽:Pascal Estève
 出演:Jean RochefortJohnny HallydayJean-François Stévenin ほか


本日は以上です。お付き合い、ありがとうございました。


2004年5月11日(火)

<Yナンバー車>車庫法違反で知事「不適切で看過できず」 (琉球新報)

冗談じゃない、早く何とかしなさい!
公道を走りゃ、みんな等しく鉄の塊なんだから。誰のモンだろうと ナンバーがどうだろうと 区別なんか無いんですよ。
(前科者にされて以降、この手の記事に敏感になっています)


さて、明日から一週間ほど、たぶん、更新不能になります。挑戦してみるだけは してみようと思いますが、保証は出来ません。

そんなわけで、また来週お会い致しましょう。


2004年5月13日(木)

みなさん、おはようございます。今、AustraliaGold Coast に居ます。先ほど、Brisbaneの空港から到着しました。なんとか接続できそうなので、更新を試してみます。
こちらは とても良い天気で、早くも陽に焼け始めております。朝方は10℃以下に冷え込むものの、まだまだ日中の日差しは強烈です。

さて、今回の主たる目的は 結婚式への列席でありまして、個人的な「ほっつき」は控えるはずの旅行であるはずなのですが、この天気と青い海を見たら、ちょいと我慢が出来なくなってきました。もう、何を しでかすか 分かりません。許せ。

一部の方へ 業務連絡。
心労、もとい 新郎新婦は、お二人とも元気であります。明日の本番後に、また、連絡します。


2004年5月14日(金)

昨日の夜、南十字を初めて見ました。感激です。

いや、それは いいとしまして。

式は無事 終了しました。
お二人の晴れやかな姿といい、街から離れたChurchの雰囲気といい、晴れ渡った秋の青空といい、とても良い式でした。(正確に言いますと、Tamborine Mountain という、内陸に40分ほど車で走った小さな町の小さな教会で執り行われました)

そんな中、私、「結婚証明書」なるものに列席者の代表として署名するという役を 昨日の晩になって急に仰せつかりまして、自分のことでもないのに やたら緊張してしまって大変でした(手が震えて、満足にペンが握れなかった。おまけに そのペンが 銀色の上品な形のヤツで、汗かいた手で持つと 滑るんです)。

とにかく、無事に終わりました。お二人の前途に、幸多かれと祈ります。
I wish may the god bless them, forever.


さて この後は、遊んで帰ります。とりあえず明日の朝、東海岸を北上し Cairnsへ移動します(新郎新婦より滞在期間が長い不届き者)。


2004年5月18日(火)

帰国しました。無事です。

Cairnsの方から更新をしなかったのは、宿の電話がモジュラーコンセントじゃなかった、という 不精な理由によるものです。音響カプラーなんぞ持ってませんもの、あたくし。

色々 書きたいこともあるのですが、なんせ 今日は疲れています。また明日にさせて下さい。

とりあえず言いたいことは、
「米の飯が食いたい! 納豆が食いたい! 味噌汁が食いたい!」


2004年5月19日(水)

アルバムを買ったら 台紙だけのヤツでした(間抜けなことに、気付かんかった)。フレームを買わなければ。


やっぱり 一番 面白い話は、友人と二人してKurandaからCairnsに帰れなくなった一件でしょうか。16日の日曜日の出来事です。

Kurandaに行こう、というのは僕が言い出したことなのですが、下調べが なってなかったのです、早い話。往きは列車に乗って行ったので問題なかった。どちらも駅が街の中にありましたから。帰りにSkyrailというロープウェイみたいなのに乗って来たのが 騒動(?)の発端でした。

そのCairns側の終点は 街の中心から 10km以上 離れたところで、バスなりタクシーなりに乗って帰らなければならないのです。それは、会社としても ちゃんと分かっていることで、Skyrailが運営しているバスがあります。時刻表を見ると 丁度いい便があるようです。ところが その下の注意書きを良く見ると、予約が要るらしい。そんなこととは知らない僕らは、ま、これだけ観光客が乗りに来るんだから、交通機関ぐらいあるだろと軽く考えて ロープウェイの分の切符を買っているだけでした。となると、普通の路線バスで行くしかないですね、というわけで、駅の売店に居た店員さんにバス停の場所を教えてもらいました。

その言葉に従って行ってみたら、確かにバス停はあった。あったんですが、貼ってある時刻表を見ると、SaturdaySundayのところに Not in service と書いてあります。ダメじゃん。あの人、このこと知らなかったんですか。

タクシーは高いし。結局、近くのバス停まで歩きましょうという話になり(話にして、か)、歩き始めました。ハイウェイ1号線を ちょっと行くと、前日にお邪魔したビーチへ通じる道路があって、そっちへバスが曲がって行くのも見えました。ものの本によれば、バス停じゃなくてもバスは停まってくれるらしい。この道を歩いていれば、そのうち さっきのバスが戻ってくるはず。それに、道の先の町に入った所に バス停もあったはず。で、さとうきび畑の脇の その道を歩いていました。風が通り抜けるだけの畑を横目に 日本人が二人 ぽてぽて歩いている姿は、ちょっと異様だったかも知れません。だいたい その道は、制限時速100kmという、普通は人が歩いているようなところじゃない。

しばらく行くと、一台のクルマが僕らのそばに止まりました。運転していた男の人が、何かあったのかと訊きます。Cairns City に帰るところなんですと話すと、歩いて行けるような距離じゃないし、第一、方角が全然違うよと言います。ま、それは百も承知なのですが、なんだかんだ言ってるうちに、近くのバス停まで送ってってあげるから乗りなさいという話になりました。そして、今まで歩いて来た道を戻ってハイウェイ1号線に入り、ショッピングセンターの脇のバス停で僕らを下ろしてくれました。どうもありがとう。

と、安心したものの、そこで 待てど暮らせど バスが来ません。どの路線も 基本的に 1時間に一本である、というのが 前日 仕入れていた知識だったのですが、1時間待っても来る気配が全く無い。道の向かい側のバス停にも何も来ないんです。空は だんだん暗くなってきます。バス停の蛍光灯が点きました。なーんか 様子が おかしいな……と思いつつ、ふと、ショッピングセンターの向こう側の道路を見たところ、バスが走って行くのが見えました。あれって、僕らが待ってる青い路線バスじゃないか。ひょっとして、これは 違うバスの停留所なのでは? 例えば、何かのツアーのヤツとか。だいたい、時刻表も何も無いですよ、このバス停。あの人 きっと、普段は自家用車ばっかり使ってるから バスの事情なんか知らないんだ。

そこで、ショッピングセンターを横切って様子を見に行くと……やっぱり別のバス停がありました。見付けたのは、Northbound Only とあるバス停で、僕らの目的の南方面行きは、センターをぐるっと回った裏側にあると 張り紙に書いてあります。そっちへ回って行きました。日は暮れてきてるし、6時を過ぎて 店は閉まってるし、辺りは薄暗くて人も居ません。おまけに、ようやっと見付けたバス停は、屋根に付いてる蛍光灯が切れてて真っ暗です。それでも、書いてあることを見れば、たぶん正しいバス停だろうと、待ってみることにしました。そしたら、10分ぐらい待ったところで 無事にバスがやってきて、街まで乗って帰ることが出来ました。

まったく、何と言って お詫びして良いものやら。間違ったバス停で待ってる間、僕は かなり不安に駆られて、会話も ままなってなかったです。ご迷惑を お掛けしました。


2004年5月20日(木)

台風接近中。
何にもしないで通り過ぎてっちゃったら 物理じゃねぇんだぃ。(←分かる人は少ないでしょうね)

一番 困るのは、衛星放送の受信状態が悪くなる ってことで。


ライブドア、Opera 社と独占販売契約を締結 (japan.internet.com)

なんだか良く分かりません。
とりあえず、7.50の日本語版、早くリリースしてけれ。


2004年5月21日(金)

やっぱり 口径の大きい 明るいレンズが 良いですね。
実感。


WOWOW: 資本準備金取り崩し、減資へ (毎日新聞)

大丈夫なんでしょうか。
……とか言いつつ、解約しちゃったんですけど。見る時間なくて。


2004年5月23日(日)

― 初めて見た南十字 ―

真ん中から ちょっと 右に寄った辺りに見えるのが、感激の南十字です。

レンズは f=2.8、ISO50のフィルムで30秒露光。ちょっと暗い気もしますが、僕が見た印象と合ってて良いのではないでしょうか。街中でしたし。意外と良く撮れてますね。

普通であれば、もっと露光時間を長くするところなのですが、あまり長いこと露光してると 星は動くんです。こんなもんでしょう。


2004年5月24日(月)

外国行って帰ってきたばかりで信じられないのですが、また遊びに出ております。
来ている所は なんと 秋田県の田沢湖高原。職場の人たち9人がかりです。

今回は、スケジュールの都合上、秋田市方面へは顔を出せません。関係者の皆様には ご了承いただきたいと思います。

明日は、山登りに行ってきます。天候が心配です。


2004年5月25日(火)

本日 予定していた山登りは、天候不順で取りやめになりました。

雨の降る中、とりあえず角館の町並みでも見てみようじゃないかということで、傘を差し差し、皆で出かけました。

武家屋敷などを見て回ります。しかし、皆さん、今回の旅行では「登山モード」に なってしまっているので、今ひとつ しっくりきません。そこで、近くて手軽に行けるところは どこかないかと考え、抱返渓谷にでも行って歩いてみませんかと提案してみました(なにしろ今回のメンバーでは、多少なりとも秋田を知っているのは 僕だけなので、何かを言い出すとすれば僕しか居ない)。

行ってみると、空は曇っているものの 雨は上がり、ハイキングコースを歩くのには それなりの条件となりました。都会で暮らす面々は、久しぶりに味わう自然の空気を満喫できました。渓谷の川の色や、回顧の滝(みかえりのたき)、百尋の滝(ひゃくひろのたき)に 感激してもらえたので、あまり深く考えなかった提案としては 上手く行ったのではないかと思います。とにかく、秋田に対して悪い印象を植えつけることが無くて良かったです。

帰りは、乳頭温泉郷の黒湯に入ったりして、のんびり帰ってきました。

現在、明日 早起きして 登山を敢行するぞ! とかいう話が出ています。本当ですか。


2004年5月26日(水)

朝4時起き、4時半に宿出発、5時に登山口から登り始め。

乳頭山は烏帽子岳に登って参りました。登山口自体が標高の高いところにあるので 道のりは4kmほど。別に大した事は無いのですが、4時に叩き起こされた……もとい、4時に起きたということが辛かったです。(起きて行く組と 宿で寝てる組に分かれました。前者が5人、後者が4人)

今日は 本当に良い天気で、遠く鳥海山までも望むことができ、無理をしてでも行って良かったなと思いました。頂上からのみならず、その手前の眺めも素晴らしかった。とにかく、カップヌードルが あんなに美味いと思ったことは無いです。

その後、下山。宿に帰ったのが9時半過ぎ。それから鶴の湯に全員で繰り出し、疲れを取りました。昼食後、午後2時少し前の「こまち」に乗って、東京へ。東京に「帰ってきた」という感じを抱く日が来ようとは、一年前には想像できなかった……。

皆様、お疲れ様でした。良い旅行となりました。


2004年5月27日(木)

(昨日の出来事は 昨日の欄を参照ください)


映画 “Le Papillon” (2002年・仏)

元時計職人のジュリアンは、蝶の蒐集が趣味。独り暮らしのパリのアパートには標本が溢れ、蝶を放し飼いに出来る部屋まで作っています。その上の部屋に 母親と二人で引っ越してきた 8歳の女の子 エルザ。母親は 仕事や付き合いで忙しく、一緒に過ごすことも ままなりません。ある日、ジュリアンは 幻の蝶を探しに車で南フランスへ出発しますが、こっそり エルザが ついてきてしまっていました。

なんだかんだと言いながら同道する二人の姿が微笑ましい。南仏の高原の大きな景色の中で、時に(小さく)反発したりして、でも、一緒に行くことを楽しんでいるようで。
こういう設定の話が陥りがちな、暗いような説教くさいような空気もなく、最後まで優しく見られる作品です。「青い鳥」式のオチは 使い古されているのかも知れないとは言え。

屋根の上のラストシーンが、とても素敵。本当の孫とおじいちゃんみたいでした。

 邦題:「パピヨンの贈り物」
 監督・脚本・原作:Philippe Muyl
 製作総指揮:Françoise Galfré
 製作:Patrick Godeau
 出演:Michel SerraultClaire BauanichNade Dieu ほか

ひとこと。
虫の苦手な人は、途中、辛いかも知れません。羽音が ちゃんと 聞こえるし。


映画 "Salmer fra kjøkkenet" (2003年・ノルウェー=スウェーデン)

戦後すぐの話なのだと思います。「独身男性の台所での行動」を調査するために、スウェーデン家庭調査協会とかいう団体がノルウェーに乗り込んで来ます。台所の片隅に背の高い櫓椅子を据え、四六時中、そこで暮らす人の台所での行動を記録するという、普通の人なら どっちの立場も我慢できないような内容です。調査員は、家人と話をしたりすることは禁じられているのですが、そんなことは守り通せない人も居るわけでして……。

どっから こんな話を思い付いたのか(フィクションですよね、これ?)。台所で フォルケ(調査員)と イザック(住人)が会話も交わさずに黙っているのを見てると 可笑しくて仕方なかった。遠慮なく言ってしまえば「どうでもいい」話なのですが、「これも何かの縁」という言葉を思い起こさせてくれる話でもありました。人生晩年の人にも、そうでない人にも、人の暖かさは ありがたい。
話されていたのは、ノルウェー語だったんでしょうか? そうでしょうね。

ちょっと しんみりさせた後の さわやかなラストが、なかなかに良い味でした。コーヒー飲みたい。

 邦題:「キッチン・ストーリー」
 監督・脚本:Bent Hamer
 共同脚本:Jörgen Bergmark
 プロダクション マネージャー:Nina Andersson
 音楽:Hans Mathisen
 出演:Joachim CalmeyerTomas NorströmReine Brynolfsson ほか

この作品を見る上で 是非とも知っておいて頂きたい予備知識を一つ。
スウェーデンは 1967年までは 車が左側通行でした。


2004年5月28日(金)

今日、午後3時ぐらいまで、家で なーんにもせずに過ごしました。本当は、ある所に行って見学をして来い、という職務命令(?)が出ていたのですが、思いっきり無視してしまいました。この場を借りて懺悔いたします。(←悪いと思っていない。たまには いいじゃん)


映画 “Smoke” (1994年・米=日)

舞台は1990年のニューヨークはブルックリンの片隅です。例の“9-11”を通り過ぎている今では、最初のカットで 複雑な思いを致してしまうわけです。

タバコ屋を切り盛りするオーギー。作家のポール。黒人少年のラシード(と名乗ってしまう)。この3人が軸だと思います。もっと人は出てくるのだけれど。

ポールは 恋人と別れた傷を引きずり。オーギーは 何故か、14年の間、毎朝 同じ時刻に 同じ交差点で 一枚ずつ 写真を撮り続け。ラシードは 危ないことに巻き込まれながら、父親を捜し求め。

皆が織り成す出来事は、決して大きくは無い。大きくは無いけれど、何か、何処か、心に迫るものを感じてしまいます。誰もが 扱いに困る事柄を抱えている。それを 表に出すとしても、出さないとしても。ただ、人との交わり・関わりは、大切にしなければ いけない。どんな形であろうとも。僕には、皆が 大きな人間に見えました。

クリスマスの話。作り話とか、そんなことは関係なく、僕も、あんな過ごし方が出来たら いいな、と思います。

 邦題:「スモーク」
 監督:Wayne Wang
 脚本:Paul Auster
 音楽:Rachel Portman
 出演:William HurtHarvey KeitelHarold Perrineau, Jr. ほか


2004年5月29日(土)

明治ブルガリアヨーグルトの500gのヤツの定価が250円だなんて、すっかり忘れてたよ。


2004年5月30日(日)

去る 2月の4日に、イノミスのINOさんから頂いた

僕は自宅の玄関先で定期券を取り出したことがあります。

という夜勤明けの椿事……もとい、珍事を ご紹介しました。

今日、僕は、駅の改札口を出ようとして家の鍵をポケットから取り出してしまいました。夜勤明けでもないのに。

休みすぎが原因か。


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