徒歩・徒然

2005年3月下期


2005年3月16日(水)

Snooker も、生齧りながら ゲームの進め方が分かってくると 観てて楽しめますね。細かいところは ともかく、

ぐらいが分かってれば、とりあえず観られますね。(←僕のこと)

CS放送の画質だと、ボールの色が時々分からなくなるのが難点です。


2005年3月17日(木)

映画「天使が降りた日」 (2004年・日)

「天使」の話、5話のオムニバス。ただし、羽が生えて飛ぶ人(?)は出てきません。人間に 姿を変えたり、乗り移ってたり、してるわけです。

一話ごとに、作っている人たちはガラリと入れ替わります。印象を一言で言うなら、「手作り」。話も、出てくる人も、撮り方も、音楽も、手作りの味がしてきます。だいぶ、スクリーンを ちっこくして 映されました。

優しさは伝わってくるんですが、どうも、それが素直でない感じ。ちょっとヒネろう、と考えて、知らず知らずのうちにヒネリがヒネられっぱなしになっている……とでも言えば良いでしょうか。優しさにヒネリを加えるのは、僕は なんだか苦手です。

この作品に参加した皆さんが、もっともっと大きく羽ばたいてくれることを、祈ります。

僕のタイプなのは、「気まぐれ天使」と「Diaries」かな。

 製作総指揮:来栖秀樹
 企画・プロデューサー:白木豊次
 監督:山下太平、麻生学、山本透、杉浦 BOOGIE 正和、飯塚健、加藤章一

↑監督が6人いるのは、プロローグ様のエピソードが一個あるためです。


当たり前のことではありますが、“24” は CMをカットしてしまうと 全然リアルタイムにならなくなってしまいます。

それにしても、どこまでシーズンが続くのやら。


2005年3月18日(金)

生齧りダーツ継続中。

初めて Double Out で上がりを体験! 狙って そこに行くと嬉しい。


映画「父と暮せば」 (2004年・日)

なんか、岩波ホールで再映をやってるらしいと聞いて、観に行ってみました。

原爆の惨禍を生き残った娘と、その父。父が、何故か、そばに居るのです。饅頭も“よう喰えん”、酒も“よう飲めん”のに……二人芝居の舞台劇のようで、登場してくる人物は(実質)3人だけです。

広島の言葉は、僕にとって懐かしい言葉です。ちょっと 僕たちが喋ってたのとは違う感じがしますけど。ときどき笑いながら、ときどき懐かしがって、しんみりして。思いもよらぬ二人の暖かさ。娘の心を感じて現れてしまった父と、それに応える娘。今時の家族だったら、つい、余計なお世話だ とか怒鳴りたくなるかもしれないのに。とても素敵な親娘でした。

 監督:黒木和雄
 原作:井上ひさし『父と暮せば』(新潮社刊)
 脚本:黒木和雄、池田眞也
 出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信


映画 “Between Strangers” (2002年・加=伊)

つらい。

人生は特に。

でも、ちょっとしたことで、ちょっと相手のことを気遣うだけで、ずいぶん違ってくるのではないのかなぁ、などと思ってしまった僕です。

話は、3人の女性を別々に追いかけていきます。最後の最後まで、微笑みなんか出てきません。つらい。だから、最後の最後で、心底ほっとしました。これから、これから。女は強い。だから みんな、これからです。
(しかし、音楽は気に入ってしまいまして、気が付いたら僕の手の中にはサントラCDが握られていたのでした)

 邦題:「微笑みに出逢う街角」
 監督・脚本:Edoardo Ponti
 製作:Gabriella MartinelliElda Ferri
 音楽:Zbigniew Preisner
 出演:Sophia LorenMira SorvinoDeborah Kara Unger ほか

少し、昨日観た「天使」がダブってしまった。


2005年3月19日(土)

土曜日の真昼間って、あんなに道が込んでるモンなんですかね。


ナベヅルの北帰行始まる 八代盆地の10羽シベリアへ (共同通信)

一瞬、「ナベツネの北帰行始まる」に見えてしまいました。頭が麻痺してるようであります。

もう春でしょうか。


2005年3月20日(日・祝)

宮城球場のフィールドシートの前には 高い網があるぜ、おい。

ふざけんな。
それで6000円かよ。ぼったくりだあ。
……嫌な予感は してたんだけど……なんか、悪質な詐欺に遭った気分だなや。


こうなったら、神戸と横浜の球場に頑張ってもらうしかありませんな。

みんな、神戸と横浜に足繁く通って、あれでも大丈夫だってことを見せつけてやるんだ!


2005年3月21日(月・休)

Marca Kyocera Arena já está no estádio (Site Oficial do Clube Atlético Paranaense)

ブラジルのCuritiba市に「京セラ・アリーナ」が現れました。Atlético Paranaense のホーム(よく知らない……)

京セラ・ミタ・アメリカが契約したもののようです。日本のCONTAXは鳴かず飛ばずになっちゃいましたが、ブラジルは中南米最大の市場で、京セラの“ケータイ”が売れてるんだそうです。
日経の記事


2005年3月22日(火)

小田急の新しいロマンスカー 50000形を 初めて生で見ました。

確かにスマートで綺麗なんですけど……なんか、愛嬌が感じられないと言うか、カッコいい気がしないんですよ。表に出てる凸凹を 無くし過ぎたようですね。丸い棒が そのまま横になって走ってるような感じがする。

ただし、座席の前後の余裕なんかは改善されてるみたいなので、乗るのは ぜひ乗ってみたいと思っています。出来れば一番前がいいんですが、無理でしょうかな。(2ヶ月先の予約なんて やれるほどマメじゃない)


如水館に厳重注意 壮行会に歌手 (スポーツナビ / 共同通信)

「タレントが壮行会に出演してはいけない。学生野球の規定に抵触する恐れがある」

なんじゃ、そりゃ。


2005年3月23日(水)

楽天: 宮城球場のスコアボード改善要請 パ審判部長ら (毎日新聞)

バックスクリーンの幅が小さく投球が見えにくい▽バックネット両脇の「砂かぶり席」に白い服を着た観客が座ると内野手が打球を見にくい▽外野のフェンスとネットの間にくぼみがあって打球がはまる

いや、その辺も確かに重要なのかもしれんですが、色だけ茶色にしてある勘違い人工芝とか フィールドシートの前の高い網とか、いじるべきものは もっと沢山あるでしょう。なぜ、その辺が誰からも指摘されないのか。関係者の意識なんて、低いどころか、何も無いんじゃないでしょうか。

百歩……いや、千歩譲って、内野の周りが土になっていないのは まだ優先順位が低いとしても、色だけ変えてあるウォーニングトラックなんて モノの役に立たんじゃないですか。横浜や東京もそうですけど、その辺、一体どう考えているんだ、球場の責任者たちは。


2005年3月24日(木)

雨になることが だいぶ増えてきました。そろそろ春かな。


今春新入社員は「発光ダイオード型」・生産性本部が命名 (日本経済新聞)

「電流を通すようにしっかり指導すればそこそこ結果を出すが、愛社精神が薄いため決して熱くならずに冷めている」

うまい。

つーか、「今春」に限らんかもしれん。でも、「転職」って かなりのエネルギーが要る気がするんですよね、この国では。みんなを尊敬してしまう。


2005年3月25日(金)

いまさら書くのもナンなんですが、やっぱり “Shoeless Joe” は良い物語だと思います。変だけど、出てくる人が楽しい。起こることが優しい。

あれこれ あるんですが、一番好きな台詞は 簡単な、“if it makes you happy you should do it.”。なかなか平気では言えません。


そろそろアメリカの野球場に行きたくなってきました。昨シーズンは ご無沙汰してしまったので、禁断症状が出てるようです。デカいホットドッグ喰いながら、緑の芝生の野球が観たい。

“Baseball!”


2005年3月26日(土)

日比谷の「みゆき座」と「日比谷映画」が閉館するということで、今日から31日まで「1本300円」の閉館記念上映会が開かれています(1957年の「開館当初のお値段」なのだそう。6倍ですか、今や)。

1日目1本目の “The Cider House Rules” を観てきました(今まで観たこと無かった)。こないだテレビ放送を録画したばかりなんですけど、せっかくの機会だから大きなスクリーンで観ようと。実は、みゆき座に行くのは今回が初めて。

まさに John Irving という話でしたね。孤児、妊娠中絶、戦争、浮気、人種差別に近親相姦、下半身不随と、今 流行りの ドロドロした話に持って行こうと思えば簡単に持って行ける要素が てんこ盛りなのに、なぜか サラッと流れて行く。“The Hotel New Hampshire” でも そうでしたが、ある種の心地よさみたいなものまで感じてしまうのは、この人だけが持っている魔法なのかも。その魔法を上手にかけられた Lasse Halström 監督にも拍手。

上映会そのものは、映画好きの人であれば観たことある作品ばかりであろう(しかも、あまり「名作」「話題作」が無い)、という取り揃え10本なので、よほど思い入れのある人でなければ来ないのかもしれません。300円の値段につられて もっと込んでると思ったら、4分の1……もしかすると 3分の1ぐらいは空席でした。この辺りにも、「映画館」という娯楽の置かれている厳しい立場が見えるような気がしてしまいます。


映画 “Πολίτικη Κουζίνα” (2003年・ギリシャ)

人生における全ての知識は スパイスを使って説明できる……そんな感じの おじいちゃんと孫の話。薀蓄とユーモアと、悲しさ切なさが、料理のスパイスのように 振りかけられてる作品です。
と言っても、おじいちゃんが画面に登場するのは ほんの少しの間。ギリシャとトルコの間の緊張は、家族も初恋の人も容赦なく引き離してしまう。何年も経って行き来が出来るようになっても、元へ戻らないことも また 沢山。

料理の出来る人って、正直、羨ましくって仕方ないんです(だからと言って、自分も出来るようにしようと ちっとも努力しないのが どうしようもないところ)。別に、男が料理したっていいじゃないか、などと反発してしまったり。……えー、大きく見れば、いろんな意味で とても「重たい」話なんですけども、程好い感じで 胃もたれしないように料理できている映画なのではと思いました。ただし、料理は、あくまでも脇役、かな。

 邦題:「タッチ・オブ・スパイス」
 監督・脚本:Tassos Boulmetis
 出演:George CorrafaceTassos BandisΜάρκος Οσσές ほか

……ギリシャ文字で書くべき人を書いてないかもしれませんが、ご勘弁下さい。


それにしても、今や、「英語は初期状態で喋れる」ことになっているんでしょうか。住みにくい世の中です。


2005年3月28日(月)

こりゃあ、ホントに100敗するかも分かんねぞ


すいません。野球観戦を理由に会社を休みまくってます。今年も休みます(たぶん)。すいません。

……と言うより、僕の場合、休みに ちゃんとした理由が付いたためしがありません。

世の社会人の皆様に袋叩きにされそうですね。


2005年3月29日(火)

目黒の商店街で道に迷って出られなくなる。
なんだい、世田谷じゃなくたって 一緒じゃねーか。

……夜中に何やってんだか。


Local net TV takes off in Austria (BBC News)

Engerwitzdorfという村で、何やら次世代のテレビ(つまり、ネットワークを活用した放送)の実験のようなものが行われている模様です。

これから先、個人の家に延びてるネットワークも どんどん速度が上がっていくのは確かです。遠からぬうちに、テラバイト規模の記録媒体が簡単に家庭に入り込んでくる事態にもなるでしょう。そうなってくると、「電波で送る放送」ってものが要らなくなるのではないかとすら思う。

ただ、テレビ見る・ラジオ聴く 時間なんてものが 普通に生活してると大して取れないのも、また確か。


2005年3月31日(木)

洗面所の蛇口が漏っている。


乳頭山遭難: 尾根で救助された42人も全員下山 (毎日新聞)
1日半ぶりに無事保護/男性4人が体調不良で病院へ (秋田魁新報)

乳頭山へは 去年 登りに行きましたが、雪も ほとんど融けていて 空が晴れ渡っていたにもかかわらず、途中で道を見失いそうになったことが何度かありました。慣れているので大丈夫と思われたのは良く分かります。でも、こんな季節に登りに行くのは やっぱり危ない。(と言うか、僕は そもそも こんな季節に山へ繰り出すのが嫌です……雪国の人は強いのだ)

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