徒歩・徒然

2007年8月下期


2007年8月16日(木)

ついに 40.9℃に なっちまったか……

近年の猛暑と言われる夏でも 40.8℃には何故か届かなかったんですけどね。とうとう超えてしまいました。アメダスだけでなくて気象台の観測値も出てきてますから、文句の付けようも無いです。

あとは坂道を転げ落ちるように灼熱の星へまっしぐら……なんてことに ならないだろうな。


よりによって、こんな日に外勤しなきゃいけないとは。

昼前に赤坂の街を歩いてたら死ぬかと思った。
ただでさえ汗っかき体質の人が 歴史的な熱波の中に放り出されたもんですから、もう、体中から滝のように水が出てくる出てくる。ハンカチなんかで顔を拭いたって何の役にも立ちゃしない。

でも、今日の東京の最高気温は37℃までしか上がってないんですよね。ホントかよ。
(ちなみに、史上最高は39.5℃。実は、その日も僕は外勤でした。殺す気か)


2007年8月17日(金)

なんだか、すとーん と涼しくなりましたね。前線の力は恐ろしい。


「稀星(きらら)ちゃん」立山町駄目でも富山市OK 出生届の判断分かれる (北日本新聞)

女性は「親の現住所がある立山町で受理してほしかった。自治体ごとに判断が違うのは納得できない」と話している。

いや僕は、そんな名前を我が子に付けようとする あなた方夫婦の考え方が納得できない。僕みたいな人間の言うことじゃないけど言わずにいられない。

「稀(まれ)な星」っていう字の並びが、何だか都会の寂しい夜空を連想してしまって、あんまり良いイメージを僕は持てません。「お前は この世でたった一人の 大事な娘なんだよ」っていう気持ちが篭ってるのは分かるんですけど。

それに「きらら」って……子供は、お人形さんでは ないんですよ。いつまでも子供では ないんですよ。その辺、ちゃんと分かって付けてます? それとも、数十年後には こんな名前の大人が世の中に溢れてるはずだから問題は無いと?

でも、もし、メーカーの営業さんと顔を合わして名刺をくれて「『やまだきらら』と申します。よろしくお願いします」なんて言われたとしたら、どう応えたらいいんです?(ま、本人が自分から名前まで名乗るかどうかも分かんないですけど、その場合は、必然的に「何とお読みするんですか?」てな話になるでしょう) さらっと流すだけの度量は、僕には無いなぁ……口では何も言わなくても、ものすごく微妙な表情になってしまうに決まってる。開き直って、「あらー。名前を読んで貰えなくて大変でしょ?」とズバリと言ってみますか。「いや、僕も そうなんですよ」と同情すれば、ひとしきり盛り上がれそうですね。

もう、これからは「漢字だけで氏名を記すことを禁ずる」という法律でも作らないとダメです。「氏名の記載においては、氏名の全ての部分についてひらがな・カタカナ・ローマ字等を付し、読み方を一意に定める表記をすること。漢字のみの記載・漢字かな混じりの記載・氏名の一部のみにフリガナを付す記載では、公文書・私文書等の別を問わず、いかなる書類も発効しないものとする」。そうでもしないと、やってられません。


2007年8月21日(火)

映画 “Blindsight” (2006年・英)

ドイツの女性 Sabriye Tenberken さんがチベットに作った「国境なき点字 (Braille Without Borders)」という目の見えない子供たちのための学校があります。その中の6人の生徒たちが、盲人で世界初のエベレスト登頂をした アメリカの Erik Weihenmayer さんのチームと共にヒマラヤ登山をしました。その模様を追い掛けたドキュメンタリー作品です。

チベットは世界の中でも盲人の比率の高い地域なのだそうですが(原因は、気候や環境衛生などが取り沙汰されています)、やっかいなことに、目が見えないのは「前世で悪いことをしたからだ」とか「何かに呪いをかけられたからだ」とか言って、とにかく盲人を人間として扱わない風習が色濃く残ってしまっています。そんな中に飛び込んで学校を作ってしまうなんて。スーパーウーマンが また一人。

目の見えない人たちを取り上げた作品を観ると いつも思うのですが、彼らの立ち居振る舞いから、目が見えていないことが あまり感じられないんですね。今度の子供たちも、ごく普通に山を歩いているように見える。しっかり英語は喋れるし、あれがエベレストだと言われれば そちらを向いて にっこりとする。顔を見れば明らかに普通の人とは違うし、ハンディを背負っているのも確かなんだけど、そんなものを超越した“何か”を持っている気がする。笑顔は綺麗だし、唄も上手いよ。

印象に残ったのは、ここの住人たちと西洋人では 山に対する考え方が違う、という言葉です。昔から ここで暮らしている人々は、山の頂上などには行かない。しかし、西洋の登山家たちが争って入ってきて、頂上だけ目指して登って行くようになった。我々も、この件に関しては どっちかと言うと「西洋寄り」の人たちですから、ちょっと考えさせられてしまいました。

 邦題:「ブラインドサイト 〜小さな登山者たち〜」
 監督:Lucy Walker
 製作:Sybil Robson Orr
 撮影:Petr Cikhart
 音楽:Nitin Sawhney
 出演:Sabriye TenberkenErik Weihenmayer ほか


2007年8月22日(水)

都営地下鉄と東京メトロの一体化・24時間運行を考える (猪瀬直樹 / nikkei BPnet)

この人は、運行をしない夜中に 鉄道会社は ただ のんべんだらりと休んでいる、としか思っていないのでしょうか。

私の職場でも、現場における保守・点検のことは、ハッキリ言ってゴミみたいに扱われているので、偉い人が そういう意識で居るのは今さら驚くまでも無いのですが、

24時間運行することに、技術的な問題はない。

と きっぱり言い切ってしまっているところに、現場のことなど露ほども考えていない、途方も無い恐ろしさを感じます。こんな偉い人の下で働いていたら、現場の人間は みんな殺されてしまいます。

ニューヨークの地下鉄が終夜で運転できるのは、

というような条件が揃っているからです。東京の地下鉄では、実現した場合に かなりのリスクを伴うと思います。

保線作業なんて毎日やるもんじゃないんだから、週一ぐらいで休む日を決めておけばいいじゃないか、と言うかもしれない。しかし、不具合というものは、予期できるものと突発的なものと両方あるのが普通ですから、線路の不具合も 発生する可能性は毎日あるわけです。「曜日ごとに休む線区を決める」ではダメなのです。東京の地下鉄は複々線区間など ほとんどありませんから、突発的な運休にも対応できるとは思えません。

他所の都市のことや、一年のうちの一晩だけの例を持ち出して、問題はない と断ずるのは、暴論以外の何者でもありません。


それに、もう一つ。

人間は、夜は寝る生き物です。暗くなったら自分の力では物が見えなくなる、という事実からも、それは明らかです。

ですから、24時間働ける環境を いたずらに増やすのは、生命体に無理を強いていることに他なりません。我々は、経済活動の前に生命活動をしてるんです。カネがあっても命が無くなったら意味がありません。食物の調理法や周囲の環境を整えることによって、他に例が無いほどに 我々は長い時間 生きられるようになりました。夜の活動を押し進めることは、それに逆行します。おかしくなった時には薬の力を使って治せばいい、では、未来はありません。


それにしても、知事といい副知事といい……これだけコンクリートと鉄と人間で固めた大都会を、この期に及んで まだ“発展”させなきゃ気が済まないのでしょうか。

東京は もう充分に発展しているではないですか。闇雲に「大きくなろう」と とにかく突っ走るのは、もう いい加減やめにしましょうよ。この都会の成長期は終わったんです。成熟した大人の振る舞いを永く続けて行く段階に入ってるんです。「変える」なら、今までの成長の延長線上にある考え方を まず変えることです。「働く時間を もっと増やせ」なんて議論は問題外です。都市・東京は、既にワーカホリックです。充分 働いてます。これ以上 働かせたら、都市も「人間」も死に絶えます(ここで言う「人間」とは、単なる生物としての「ヒト」という意味だけではなくて、他の生き物とも機械とも違った、豊かな心や感性を持った「人間」という意味も含みます)。


と言うか、今日の書き物は要するに、「みんな、夜は寝ろ! 俺たちに保守をする時間をくれ!」っていうことでしかなかったりして。はい。


2007年8月23日(木)

ここでこういう話題を書くことは滅多にないのですが、ちょっと黙ってられなくなったので。

ふとしたことから、若槻千夏さんのブログ(リンクは張りません。意地でも張りません)を ちょっとRSSリーダーで見てみたら、何かヘンなことになっていました。

― 『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております』 ??? ―

は?

RSSだって そのサイトの立派な一部ですよね。そこに全文を掲載して流すことが、どうして著作権を侵害するのに手を貸すことになるのでしょうか。そんなこと言い出したら、そもそも芸能人の個人ブログなんかWWW上に開設できません。どう考えても僕には理解不能です。

要するに、単にアクセス数を増やすためのセコい手段なんだろうな。“著作権”は、体よく名前を使われただけですね。

こういう風に記事の一部しか表示させないサイトが、残念なことに今は主流なんですよね。ブログじゃなくても、例えば、新聞社や通信社のサイトでも そうです。ひどい所になると、記事の中身が全部RSSでは捨てられてたりする。ま、一般企業のサイトだと 広告の面倒を見なくちゃいけませんから、アクセスして貰わないといけないことは分かりますが、芸能人個人のブログで そういうセコいことする理由は何なんですかね。しかも、全く見当外れの「著作権保護」なんていうお題目を唱えて。本当、理解できません。

ちなみに、眞鍋かをりさんトコのRSSも本文が途中でぶち切られています。女王さまセコい。が、中川翔子さんトコは、ちゃんと全文が表示されます。しょこたん偉い。書いてあることが全然理解できないんで、ほとんど読んでませんけど……


ついでに……

やっぱ、麻婆豆腐は食い物でしょう。

いや、言ってみたかっただけ。


2007年8月25日(土)

宅配便が指定の時刻に届けに来てくれないのは、非常に困りますなぁ……営業所に電話しても誰も出ないし。

今日の予定が全部狂っちまった。


2007年8月26日(日)

第11回 IAAF 世界陸上競技選手権大阪大会 (11th IAAF World Championships in Athletics)

観戦のため、大阪市長居陸上競技場に行ってみました。

― 第2日目・第2部 ―

まず文句から始めますが、暑すぎる!

日が暮れても暑い。8月なんて時季に大阪で陸上競技大会なんか開催していいモンなんでしょうか? 選手の皆さんも大変ですよ、こんな中で。日中の一番暑い時間帯を外した日程になっているとは言え、記録を出させないためにワザとやってるんじゃないかと勘繰りたくなるほどです。

まったくもって、喉が渇いてしょうがない。が、ペットボトルなどの客席への持ち込みが禁止されているので、会場内で買った飲み物は いちいちコップに移し変えなきゃならず、大変です(しかも、ドリンクホルダーなんていう気の利いたものは 一切 観客席に取り付けられていない)。もうちょっと、運営について考えた方が良いと思います。


陸上競技を生で観戦するのは初めてでした。競技場のあっちこっちで同時進行で種目が行われるので、結構 見るのは忙しかったです。意外と あっと言う間に時間が過ぎて行ったような印象でした。

場内には、日本語とフランス語と英語のアナウンスが次から次へと流れていました。競技前の選手紹介(特にトラック競技)は 原則として英語なのですが、フランス語圏の選手の名前を言う時だけ いきなりフランス語ネイティブのアナウンサーに交代するのが面白かった。そんなに英語が嫌いか、君たちは。


席は、メインスタンドの左端の方、すなわち、100mのスタート地点の後方に当たる場所でした。

棒高跳びの場所が一番近くにあったので、そっちを良く見ていました。今日は、女子の予選です。せっかくですから、写真を一枚。

― Yelena Isinbayeva の跳躍 ―

ロシアの Елена Исинбаева5m01cmの世界記録保持者)が、余裕で 予選通過の4m55cmをクリアするところ。


面白かった一枚。

― Heptathlon の裏側にて ―

槍投げのフィールドで、なんだか電気掃除機みたいなのが走り回ってました。ありゃなんだ と思って良く見たら、“槍回収ラジコン”だったのです。

槍が飛んでいった所のそばまで、係の人たちと一緒に走って行きます。拾った槍を 係の人が 本体の両側についてる白い筒(の どちらか)に挿します。すると、投擲場所の所まで持って帰ってくれます。全て無線での遠隔操縦です。

槍投げの槍は、50mぐらいは飛んで行くので、人が走って持って帰るのは ちょっと大変なんですね。色々な道具をこしらえるもんです。


2007年8月28日(火)

皆既月食どころか、雷と夕立で衛星放送がやられました。

「階層化伝送の放送を見る」てのを、もっと明確にメニュー(かリモコンのボタン)に入れておいて欲しいなぁ。受信レベルが微妙な所にあると、通常の放送と階層化の放送が自動的にコロコロ切り替わって見辛いんですよね。


2007年8月29日(水)

ほぼ一週間前の報道発表です。

「航空機の運航の安全に支障を及ぼすおそれのある電子機器等を定める告示」の一部改正について (国土交通省)

ありがたいことにフィルムカメラは規制の対象外なので、離着陸だろうが何だろうが、僕は いつもパシャパシャ写してます。今どきのフィルムカメラは、どれも かなりの電子部品の塊なんですけどね。

しかし、こんなに電子機器はダメダメと言うのは、飛行機ってのは よほど「電磁波」に弱いんでしょうか。こんなんだったら、やたら指向性の鋭いアンテナを無線機とかに取り付けて、地上から飛行機に向かって ちょいと電波を送信すりゃ、たったそれだけで立派な航空機テロが簡単に出来るんじゃないかとか、物騒なことを考えてしまいます。テロリストの皆さん、爆弾なんぞ要りませんぜ。

ところで、「常時使用可」の機器の中に「電気カミソリ」があるんですけど、飛行機の中で電気カミソリでヒゲ剃ってる人って、どんな人なんでしょう? 国際線に12時間ぐらい乗っていて、無精ヒゲが伸びてきたのが気になるとか? 朝寝坊して慌てて家を飛び出して空港に来たから、剃ってる暇が無かったとか? どっちにしても、空港の洗面所かどっかで落ち着いて剃った方が綺麗に出来ると思いますよ。


……待てよ。ということは、電気カミソリは手荷物で持って入れるんですね。普通のT字型カミソリは手荷物検査で止められるのに。なんか、納得いかないな。どこの世界に、髭剃りを機長に突きつけて脅す人が居るってんだ。

あれやっちゃダメこれ持ってちゃダメと言われ続け、挙句の果てには血栓までこしらえてくれるんですから、これだけ お客様に優しくない乗り物も珍しいです、ホント。


2007年8月31日(金)

扇風機つけて寝てたら寒くなった。

どうして こう極端なんだろう……?


「世界陸上」の真の舞台裏、運営がむちゃくちゃで現場は大混乱 (GIGAZINE)

うーん、ここまで酷いことになっているとは……殆どの大阪の人にとっては初めての経験だからとは言え、ここまで来ると ちょっと大阪市側に同情するのは無理ですね。

実は、この間の26日は抑えた書き方をしていましたが、観客の立場から見ても、やり方が間違っているとしか思えない場面は多々ありました。

その1. そもそも実施時季が間違っている

これは大阪市が悪いのではなくて、IAAFに文句を言わなきゃいけないのかもしれませんが、屋外の陸上競技大会を開ける気象条件では無いです。今年は歴史的な猛暑でしたから、運が悪かった面は確かにあるものの、「8月の大阪」で開催しようなどというのは、どう考えてもおかしい。せめて10月ぐらいにするべきでしょう。

その2. チケット高すぎ

100mスタート地点後方の何の変哲もない席が、事前の先行予約割引で12600円でした。当日売りは、最安の席(それでも4000円から6000円はする)は とっくに売り切れており、最低でも8000円払わないと観客席に入れない状況になっていました。

その3. 競技場に出入りする観客の動線が制限されすぎている

今回、いちばん不満に思ったのが これです。

これについては、公式サイトのアクセスマップなども ちょっとご覧ください。歩くルートの選択肢が無いので、なかなか客席に辿り着けなかったり、すぐ人が渋滞したりします。

ま、要は、競技場を設計した建築家が諸悪の根源なのですが……

公共交通機関を使えというのは、日本の場合、どこでもそうですから良いでしょう。と言っても、バスの路線は余所者には把握するのが難しいので、電車を使う人が圧倒的に多いと思います。電車で行くと最寄の駅は、北側の「鶴ヶ丘」か 南側の「長居」になります。大阪の市街地の方から来る方は、鶴ヶ丘で降りる人が多いでしょう。

さて、駅から競技場の中までの道ですが、これが、本当にルートが1つしかありません。地図では、緑(北から)と青(南から)の点線の矢印で示されていますが、矢印が1本ずつしかないんです(「ゴールドシートなんちゃら」というのは200000円する人を喰った券なので、対象外とします)。南の長居駅からは北回りの緑の矢印もあるみたいですけど、わざわざこんな遠回りをして北側に回り込む人も珍しいでしょうから、実質、1本ずつと言って構わないと思います。この矢印から外れて歩くことは、全く許されません。当然、詰まって渋滞してしまいます。長居陸上競技場は、構造上、観客席の後ろを巡るコンコースに北側と南側の一箇所ずつからしか入れないので、このようにせざるを得ないようです(西側正面入り口は、前述の「ゴールドシート」の富裕層のために塞がれている)。青と緑の矢印が終わるところに青い点が打ってありますが、それがコンコースの入り口です。自分の席がどこにあろうと、まず、北東側か南東側の その点の所まで行かざるを得ない。僕が買っていた席は北西側のエリアでしたから、ちょっと回り道をすることになりました。

また、地図上の「北ゲート」「南ゲート」と書いてあるところには、空港のような金属探知機エリアがあって、その数が圧倒的に足りていません。「北ゲート」には、ゲート8個×探知機3 程度の数しかなかったと思います。何万人という観客を、たかだか数十個の探知機で捌こうとするのが、土台無理な話です。

出るときも、脇の柵を大胆に開放していくらでも客を通せそうなのに 何故か 探知機のところを順番に通らされ、うんざりしました。

その4. ペットボトル禁止と言いつつ、競技場内で売っている飲料がペットボトル入り

26日のところにも ちらっと書きましたが、そうなのです。売店ではペットボトルとプラスチックのカップを無造作に渡され、客席に上る階段のところで自分で移し変えなければいけません。競技場の外で買うと持ち込めないから中の売店を利用しようと思うのに、これじゃ、外で買っても中で買っても同じじゃないですか。売店の人がカップに入れて蓋をしてくれればいいだけの話なのに。それだけで、階段の下での余計な渋滞も発生しなくなるのに。

それから、飲み物を複数買うと、カップを4個挿して持ち歩けるダンボールで出来た盆のようなものをくれるのですが、寸法が合ってなくて、カップがぶつかってしまって2個までしか挿せないんです。欧米並みの いい加減さです。こんなところで 白い人たちの真似をせんでも よろしい。

もちろん、飲み物を口にせずに過ごすことは、まず無理です。

その5. 公式プログラム高すぎ

2000円の書物とは思えません。

その6. TBSだけが盛り上がっている

聞けば、これまでは全部の放送局で協力して(すなわち、オリンピックやFIFAワールドカップみたいに)現場の映像を作っていたようなんですが(ホントかな)、今回はTBSが独占でやると言い出したようです。意気込みは大いに結構です。しかし、その意気込みのあまりに、単なる一企業の冠大会のような印象を与えてしまった感は拭えない。他所の局では、報道も殆どされていないようです。本当は、企業は関係なく、世界でも最高レベルのアスリート達が純粋に実力をぶつけ合う場なのですが……


陸上競技なんて、日本では普段は全然盛り上がっていないスポーツです。

せめて、競技場の近くに住んでる人が「ちょっと観に行ってみようかな」と思ってくれるような要素を作らなければいけないと思うのですが、この暑さとチケットの高さでは、しかも、TBSが内輪の大会のように放送していては、そんな気分になる人も あまり居ないでしょう。

すごい選手が 沢山 来ていて、世界最高峰の技能が目の前で観られるのに。勿体ない話です。


しかし、舞台裏が大混乱していたということで、何となく納得しました。こんな状況では、現場のボランティアの皆さんに臨機応変の対応を求めても無理ですよね。

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