徒歩・徒然

2007年9月上期


2007年9月1日(土)

50キロ競歩で誘導ミス…山崎、ゴール目前で「棄権」に (読売新聞)

いや、これは、何をどう取り繕っても許されないでしょう。百歩譲って 観客の扱いは多少お粗末でも我慢しますけど、競技中の選手に対してお粗末なことをするのは、絶対に許されません。これはミスどころじゃない、恥ずべき不祥事です。

これまで あまり表に見えずに徐々に積み上げられてきていた運営の拙さが、最悪の形で噴き出してしまいました。

とりあえず競技役員の皆さんは、現場の人も偉い人も、全員で山崎選手に土下座して謝ってください。

暑さで みんなボンヤリしてたんじゃないかと邪推してしまいます。選手ももちろん大変ですけど、審判員だって大変です。やっぱり真夏の大阪で陸上競技は間違ってます。


と言っても、もう9月なんでした。

今日、職場を出るとき、まとわり付くような熱くて湿った空気を予期していたら、まるで違って とても涼しいので 体が拍子抜けしてしまいました。

なんだかんだ言って、秋が近付いてるんでしょうね。でも今年は、行く夏が寂しいとは ちっとも思えません。


侍、18年の大輪 前田2000安打 (中国新聞)

何を書いても気持ちに追い付きません。本当に、おめでとうございます。

あの落合博満をして「真似していいのは前田だけ」と言わしめた美しい打撃は、2000本目でも何も変わりませんでした。


2007年9月2日(日)

日曜の夜に、6時ごろから11時ごろまで職場の人たちと飲んでいる、というのも、なんか変な感じですね。でも面白かったからいいです。

まぁ、ハッキリ言ってしまえば、今の職場の仕事の中身そのものには全くヤル気が保てないんですけど(あーあ、言っちゃった……)、「何となく居心地が良い」ってのは大事なのかもしれないなぁ。

そうなると、今の職場に向いていないこともないのではないか、と思ったりもしてしまいます……あんまり その方向で納得したくは無いが。


しかし、改めて「僕側の人たち」と「あちら側の人たち(+ 近々あちら側になりそうな人たち)」と比べて見てみると、やっぱり「僕側の人たち」の方が妙な人間が多いような気がするな。もちろん、僕を筆頭に。

妙なまんま33年生きて来ちゃったから、もはや、どうしようも ないんですけど。

(↑自分を納得させるためだけに書いてます。決して、人様のことを悪く言う意図は ありません)


2007年9月3日(月)

ベランダにセミの死骸が転がっています。

季節は、しっかりと巡って行こうとしているようです。


2007年9月4日(火)

映画 「遠くの空に消えた」 (2007年・日)

馬酔(まよい)村という村で起こった「奇蹟」の物語。
物語は、とある小さな空港に小さな旅客機が降り立つところから始まります。その駐機場のアスファルトには、なぜか子供の靴が一つ、はっきりと形を留めて埋め込まれています。その因縁を語り始める一人の乗客……
エピソードが盛り沢山なので、上映時間は2時間24分あります。

想像の村では、大人たちは現実と同じように 少し汚れている。子供たちは、そんな現実の中で 真っ直ぐな瞳を持ち続けている。どうも、変なところは全部、大人たちに請け負わせている感じです。だから、大人たちを見て心が軋んだ後に、子供たちを見てホッとする。店での乱痴気騒ぎ(?)よりも、丘の上から星空を眺める方が、僕には合っているみたい。

村の中にはキリル文字があちこちにあって、タイトル画面ではヘブライ文字が出てきて、話される言葉は日本語で、もう、ワケが分かりません。少し不思議で、どことなく変。でも、賑やかな中に何となく落ち着ける空気があって、奇妙な魅力を感じる村が出来上がっていました。麦畑も森も、人が居るのに とても綺麗。

信じるか、信じないかは、あなた次第です。

 監督・脚本:行定勲
 製作:宇野康秀
 音楽:めいなCo.
 撮影:福本淳
 美術:山口修
 照明:市川徳充
 録音:山田幸治
 編集:今井剛
 出演:神木隆之介、大後寿々花、ささの友間、小日向文世、石橋蓮司、大竹しのぶ、三浦友和 ほか

最後のクレジットの片隅に「大館能代空港」と出てきてビックリ。あの空港も、ちょっとは役に立ってるじゃないか。


東京ヤクルト×広島 第18回戦 (明治神宮野球場)

― グライシンガーにしてやられる ―

前田さんの2000本安打のお祝いだ! とか言って神宮球場に出掛けたら、当の前田さんは先発を外れてるし3安打10三振0四死球で完封負けするし雨で座席が濡れてるし視界に柱があるし、イライラが積もってばかりの観戦になってしまいました。1対0でスワローズの勝ち、観衆は13056人。圧倒的に広島ファン多し(一塁側は、ご覧の通りガラガラ)。

でも、涼しくなりましたね。


2007年9月6日(木)

人は何故、もはや役に立っていない傘を、なおも差そうとするのか。


風と雨の中、測定器かついで表に出ている男10人。

よりによって台風が来るとはなぁ……因果な商売ですよ、まったく。誰かの所為にするわけにも行かないし。

あんまり酷くならないうちに終わったから良かったようなものの、家への帰り道で ちょっとした暴風雨に当たりました。レインスーツが、ぐしょぐしょになりました(外は雨で。中は汗で)。


2007年9月7日(金)

我が家の被害は、ベランダの手摺りに付けたUHFのアンテナが倒れたこと。もう使ってないから いいんですけど。

とか言って放ったらかしてるから いけないんだな。


今日の職場での会話。

(テレビのニュースでは、多摩川の中州からの救出場面)

僕:「あんなところで何してたんですか、あの人たちは?」
同僚:「いや、住んでるんですよ」

知らんかったー。


2007年9月8日(土)

妊婦受け入れに2時間 18ヵ所目搬送先決定 仙台で昨年 (河北新報)

とある事情で、仙台の救急搬送のことは それなりに知ってるんですけど、何も「妊婦」に限らないです、これは。交通事故の怪我とかでも、十何件 要請をした挙句、隣の塩釜の病院に連れてかれたりすることが(稀にですけど)あります。特に夜だと、救急患者を受け付ける病院がガクッと減るので、その恐れが高くなります。

要するに、結局は「医者の数・病院の数が足りない」というところに話が落っこちるのかもしれません。

だから、みんなで「病気をしない」「怪我をしない」ように心がけるしかないんでしょうか。よし。みなさん、夜は早く寝ましょう。休めるときは休みましょう。住宅街の細い道では徐行しましょう。駆け込み乗車は止めましょう。

……いかん。話が違う方へ行きそうだ。


iPod touch (Apple Inc.)

すごいですねぇ……

何がすごいって、フラッシュメモリーで16GBですよ。僕が持ってる VAIO type U と同じですよ。それが5万円切ってるんですよ。世の中の流れの恐ろしさと理不尽さを感じるわけですよ。

32GBか64GBってのが出てくるまで待ってみよう。どうせ、そんな先の話じゃないでしょ。

個人的には東芝のgigabeatに頑張ってもらいたいんですけどね。まだ、4GBの世界をうろうろしてるのか……


2007年9月9日(日)

この週末、映画と言えば 我らがHEROをおいて他にありませんが、例によって このサイトは素通りしますので ご了承ください。(そのうち、ほとぼりが冷めたら観に行こうかなと、思っていなくもないんですけど)


映画 “Roots Time” (2006年・ジャマイカ=アルゼンチン)

舞台は、陽気な音楽が流れるジャマイカです。
派手な色を塗って でっかいスピーカーを付けたクルマで、LPレコードを売って廻っているジャー・ブルとバブーの二人組の話(竿竹屋のLPレコード版ですね)。ちょっとお腹を壊した娘さんをクルマに乗せることになったのですが、俺っちは誇り高いラスタなんだから病院なんかダメ、薬草使いのボンゴ・ヒューんとこに連れてってやる、とか言い出します。ところが、その目指す相手が どこに住んでるのかも知らない始末。娘さんの連れのラジオDJを加えた4人で、なんだかんだと お喋りしながらの道中が続いて行きます(喋ってんのは、ほとんど 2人だけですけど)。

まず印象的なのが、画面が赤いことです。南国の赤い光の中で、陽気に続くお喋りと音楽。まるで何考えてんだか分かんない2人なのに、進む方向は間違ってないのが不思議。しょっちゅうマイクを切り忘れているので、クルマの中の奇天烈なお喋りが ぜんぶ外に聞こえています。一応、一所懸命に何か主張してるんだけど、雰囲気の所為なのか、どうでもいいことに聞こえてしまう。

でも、なんとなく いい空気 なんです。上手い具合に力が抜けている空気が。あー、なんかノンビリしてて いいなー、と、こちらの力も ほどよく抜けて行く感じです。随所に流れるレゲエが また、何とも言えぬ心地良さでした。

ジャマイカは、今や公用語が英語にされている国なのですが、この作品では、英語と一緒にパトワ語という地元の言葉が ふんだんに使われています。77分の短い話なので、ひょいと気軽に観ることが出来ます。

 邦題:「ルーツ・タイム」
 監督・脚本:Silvestre Jacobi
 撮影:Sebastián Hiriart
 編集:Eduardo Molo Monllor
 出演:Woolton HarrisonLLewelyn SamudaLuis Christie ほか


映画 “l'avion” (2005年・仏)

突然パパを亡くしてしまった小さな男の子、となると、この3月に “Δύσκολοι Αποχαιρετισμοί” というギリシャの作品を観ましたが、今度のフランスでは、ちょっと不思議なことが起こります。

軍のパイロットのパパが作ってくれた白い模型飛行機。でも、クリスマスには 自転車 買ってくれるって約束だったのに。じゃあ、誕生日には必ずプレゼントするからと約束してくれたパパは、なんと、事故に遭って帰らぬ人となってしまいました。ママとチャーリーが途方に暮れていると、ある日、その白い飛行機が、すっと飛び上がって……

原作は、お隣 ベルギーの漫画作品なのだそうです。舞台をフランスの田舎に移して、うっとりするような景色の中を、白い飛行機が飛んで行きます。チャーリーは可哀想な子のはずなんだけど、飛行機を見ていると、あまり そんな感じがしなくなってきます。

これは、チャーリーとママと、そしてパパの、最後の心の触れ合いの物語。飛行機は、その お手伝いをしたと言えば良いでしょうか。いつもは優しく、時に過激に。そう、2人とも、パパのことが大好きだったんです。

彼はきっと、強い男に なることでしょう。

 邦題:「チャーリーとパパの飛行機」
 監督・脚本:Cédric Kahn
 脚本:Ismaël FerroukhiGilles MarchandRaphaëlle ValbruneDenis Lapière
 原作:Magda-Lapière Éditions Dupuis
 音楽:Gabriel Yared
 撮影:Michel Amathieu, A.F.C.
 出演:Isabelle CarréVincent LindonRoméo Botzaris ほか


2007年9月10日(月)

先月買った東芝の除湿機(RAD-80DBX)は、元気に働いてくれています。

が、元気が良すぎる割りに筐体がチャチなんでしょうか。中のコンプレッサーの動作に共鳴だか共振だかをして、プラスチックの筐体がブンブンものすごい音を立てるようになってしまいました。

あまりにうるさいので、どうにかならんかと思って対策を施した結果がこちら。↓

― クランプ付きRAD-80DBX ―

あちこち探っていたところ、正面から見て左下の部分を 手で 前と後ろから ぎゅうっと 押さえつけると音が小さくなることが分かりました。で、そこのところを工作用のクランプで挟み込んでみました。前後の幅が15cm以上あるおかげで、ちょっと大袈裟なものを使わざるを得ませんでしたが、結果は良好です。中身のコンプレッサーの音は どうしようもないですけど、筐体が共鳴することは なくなりました。

写真では、万全を期するためにクランプを2個使っていますが、たぶん1個でも大丈夫だと思います。また、締め付け具合によっては却って音が大きくなったりすることがありますので、力加減を あれこれ変えて 良き所を探しましょう。


2007年9月11日(火)

石川県羽咋郡志賀町(はくいぐん・しかまち)の増穂浦海岸(ますほうらかいがん)にある「世界一長いベンチ」

― 世界一長いベンチは460m ―

そばの看板には、460.9m と書いてありました。

この1月に帯広で400mのベンチを見てきました。かつては それが世界一だったはずですが、いつの間にやら、遠く離れた石川県で記録が更新されていたとのことなので、今度は 現役の世界一を見てきました。向こうはツゲでしたが、こっちはヒバ(石川で言うところの「アテ」)で作ってあります。完成は昭和62年だそうですから、既に だいぶ昔の話ですね。

ただ、途中に机とか東屋(?)があり、そこのところでベンチが折れ曲がってます。それで距離を稼いでいるような気がしないでもない(微々たるもんだとは思いますが)。

― 途中の机 ― ― 途中の東屋 ―

僕は、ベンチとしては、ひたすら真っ直ぐ伸びてる帯広の方に軍配を上げたい。でも、ベンチからの眺めは、海辺にある こちらの方が圧倒的に素敵です。今日は、たぶん 日本海に沈む夕陽が綺麗に見えたことでしょう(時間が無くて、日が暮れる前に出発してしまいましたけど)。


ほぼ半年の時間が経ってしまったことと、その間に中越沖地震があったことで、世間からは完璧に忘れ去られていると思いますが、能登半島の北側には地震の爪痕が 未だにハッキリと残っています。海岸端の観光名所は 復旧が追い付かず、ことごとく立ち入り禁止にされたままです。

― ヤセの断崖 ― ― 琴ヶ浜海岸 ―

道路は あちこちで工事をしてるし、仮設住宅も まだ沢山ありましたし、屋根にシートが被せてあるような家も散見されます。瓦礫の山が残っているところも一箇所や二箇所じゃなかったです。

地震は終わってません。「一日も早い復興をお祈り致します」とか、簡単に言うけども、ここに住む人にとっては、どうなったら「復興」なのでしょうか。建物や道路などの外見ですら、まだ直るには程遠い。ましてや、心の傷まで治して完璧に立ち直るまでには、必然的に、相当な時間が掛かるような気がするのです。終わりの見えない闘いです。

そんな中、輪島の朝市で、「お店がつぶれちゃったんですよー」と あっけらかんと話していた漆器屋のお姉さんに、ものすごい強さを感じました。


そうそう。ついでに、富山で Wii を買ってきたんです。

アホか、僕は。

(でも、やっぱり田舎に行くと在庫がキッチリあるんだなぁ……)


2007年9月12日(水)

裸足で靴を履いて職場に行ってみました。

なんか悪くない。これからも これでいいかな、とか、無精なことを考えています。(なぜか靴下が すぐに擦り切れるもんで)


2007年9月13日(木)

ハイビジョン映像の楽しみ方で選べる ブルーレイディスクレコーダー計4機種発売 (ソニーマーケティング株式会社)

ようやくBlu-rayの方も体制が整ったという感じですか。そろそろ購入を真剣に考えようかなと思い始めています。
今の趨勢を見る限りでは、Blu-rayを導入した方が無難でしょうか。使う側としては、HD-DVDも再生だけ出来れば大変にありがたいんですが、敵に塩を送るようなことは するはずないですね。

とりあえず、シャープの製品が本格的に動き出すまでは様子を見たいと思います。これまでの例を見ると、第3世代ぐらいの機械が丁度いいかな。敢えてソニーのを避けてるように見えるのは、「モーターなどの機械的な消耗品を含むソニー製品」は なるべく避けたいなとか思っているからで……短期間での“タイマー”発動の確率が大きいような気がして

だから我が家には、ソニー製品はヘッドホンとか液晶モニターしか ありません。デンスケもフラッシュメモリー。VAIOも“ゼロスピンドル”。でも、あれはファンが付いてるか。まあ、気分の問題ですから。

あとは、これまでのレコーダーのHDDに録り貯めたヤツの吸い出し方が分かればいいんですが。アナログのケーブル経由で再生しつつ録画、しかないのか?


2007年9月14日(金)

定額制データ通信:ご利用料金 (NTTドコモ)

4000円〜10000円ですか……微妙な料金だなぁ……

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