徒歩・徒然


2008年12月16日(火)

初めてペイジーという仕組みで おカネを払い込んでみました。

しかし僕は、インターネットバンキングとかを使えるような申し込みを どこの口座もしていないので、郵便局のATMに出向くしかありません。その点では まるで手間が省けていませんが、向こうから言われた3つの番号を打ち込むだけで、振り込み先から振り込み金額から僕の名前まで いっぺんに入力できてしまうのが簡単で良いですね。

そして何より、手数料が無料というのが素敵。もっと色々な会社で活用してくれたら嬉しいのに。


街中で お熱いキスを交わすのが悪いことだとは僕は思いませんが、なにも 新宿西口の地下駐車場の中で やらなくたって……

ペンキの剥げかかったコンクリートの壁と排気ガスに囲まれてねぇ。ほかに もっと雰囲気の良いところが いくらでも あるでしょうに。ここは東京なんだから。


2008年12月18日(木)

帰り道の道端の店で、レギュラー 1リットル = 102円 になってました。いよいよ100円の勢いですね。

で、気が付いたら、軽油が 1リットル = 101円 なんて書いてありました。この6月にノルウェーで ガソリンと軽油の値段に差が無いことに驚いてましたが、何のことは無い、日本でも おんなじことに なりつつあるようです。この辺りの“モノの値段のカラクリ”は、いくら話を聞いても さっぱり理解できない僕であります。


まさに「我が意を得たり」のタイトルの記事が毎日新聞に載っていました。やっぱり、みんな同じようなことを思ってるもんなんですね。

特集ワイド:電車内の不機嫌な人たち (毎日新聞)

僕も、そんなに不機嫌そうにしてなくたっていいじゃないか、と思うことは良くあります。ただ、この記事は、現状の分析は良く出来ていると思いますが、もう一歩踏み込んだ「じゃあ、どうすりゃいいんだ」というところまで行けてない気がします。もちろん、簡単に結論なんか出ないことは承知の上ですが。

僕は、要するに、「みんなで諦める」しかないんじゃないかなと思っています。

多少、身体が ぶつかったり、足を踏まれたり、隣の人のイヤホンから音が洩れてきたり、そんなのは仕方が無いじゃありませんか。こんだけ人が居るんだから、多少、気に喰わない事だって起きますわさ。

自分のやりたいことが出来ないのも仕方ありません。本や新聞を読もうとしたって簡単じゃないし、ケータイ取り出すのすら苦労することだってあります。でも、そんなの仕方が無いです。こんだけ人が いっぱい居るんだから。

乗ろうとした電車が ぎゅうぎゅうで乗れなかった、隣に座った人が居眠りして寄りかかって来た、化粧してる女が居る、そんなの当たり前です。こんだけ人が居るんだから。何だって起こります。

だから、みんなで諦めましょう。「諦める」という言葉は、とかく悪い意味に取られがちですけど、悪いことばかりとは限らないと僕は思います。諦めることが大事な時だってあります。この大都会で寄り集まって暮らす僕等にとっては、人ごみが起こす多少の事柄は、もう諦めるべきです。ごちゃごちゃ言っても仕方ないんです。不機嫌になっても どうしようもないんです。みんなで諦めて、もっと のほほんと行きましょうよ。


そうは言っても、痴漢に遭って諦めるわけには行きませんが。


2008年12月20日(土)

あそこは自転車通行止めなのか?

(山手通り→246)大きな地図で見る

山手通りの南行きから、ぐるっと輪を描いて、上を通る玉川通り(いわゆる“246”)の西行きに繋がる道があります。自転車で会社から帰るときは、いつも そこを通っています。

さて、昨日(19日)の夜、5回目の冬を迎えて初めて、246への出口のところでオマワリに遭遇しました。何をやってたのかは知らないですけど、交通誘導のための赤く光る棒(誘導棒とか呼ぶらしいです)を持って、歩道ん所で二人で立ってました。

何気なく、いつものように左へ曲がって246に入ろうとすると、そのオマワリ二人が声を揃えるように「自転車は禁止ですよ!」と言ってきました。咄嗟のことで何だかわけが分からなくなって、「はーい」と気の抜けた返事をしたら、それ以上なにも言われなかったので、そのまま走ってきてしまいました。

まあ、警察という所で働く人種とは深く関わらないことに決めてますので、あの場は あれで良かったんです。……が、後から よくよく考えてみると、なんだか納得が行かなくなってきました。

問題の登り道の 山手通り側の入り口は、次の写真のようになってます(今日の昼休み、わざわざ撮ってきました)。

― R246 大坂橋立体交差・その1 ― ― R246 大坂橋立体交差・その2 ―

橋の真下に入ったところで、一番左の車線から分かれるような形で 上へ登る道(一車線)が現れます。山手通りの本線(二車線)は、登り道のすぐ右のところを通って南へ続きます。

で、ご覧の通り、登り道の入り口のところには、自転車通行止めとか自動車専用とか、そういう標識は一切ありません。普通に考えれば、車両は何でも通って良いと思ってしまいます。かなりの道幅があって そこを一車線で使っていますから、安全上も特に問題があるとは思えません。だからこそ、今まで5年間、この道を使い続けてきたわけです。

航空写真←道の両側に かなりの幅で、いわゆる“導流帯”が設けられているのが分かります)

しかし、あれだけ強い口調で「自転車は禁止ですよ!」と言われるとなると、こういう形の道は、自転車通行止めの標識が無くても自転車は通行止めなのだという決まりがあることになります。

そこで、家に着いてから、道路交通法道路交通法施行令道路交通法施行規則東京都道路交通規則 と、それらしい法令を片っ端から読んでみたんですが、読解力の無さの所為か、さっぱり該当する規定が見付けられません。その他、WWW上でも いろいろと探してみたんですが、そんな話は見付けられませんでした。

てなわけで、納得の行かない思いが膨らみつつあります。


この話、たぶん続きます。


2008年12月22日(月)

どうしても納得できないので、目黒警察署に 話をしに行ってきました。あそこって、目黒区だったんですね。知らなかった。警察官という種類の人たちに こっちから出向いて接するのは なるべく避けたいんですが、こればっかりは譲れないという気分になっていました。

結論から書きます。
やはり、あのオマワリ二人の勘違いでした

そんな勝手な勘違いで悪者にされちゃ、たまったもんじゃありません。ハラワタが煮えくり返るとは、このことです。

以下、今日やってきたことを書いていきます。


中目黒駅から山手通りを真っ直ぐ南へ下ると、道の左側に目黒警察署があります。玄関を入ると、受付と称するカウンターがありました。まずは、そこで話をするのが良さそうです。どういう言い方をすればいいか、色々考えたんですが、始めから抗議をするような口調で行くと、万が一、本当に僕が違反を犯していた場合にカッコ悪いので、「あの道が自転車通行禁止になっている根拠を教えて欲しい」という言い方をしました。金曜日の夜、制服の警察官二人に禁止だと言われたのだが、標識も何も無いので私には分からなかった、と。

応対した女性は、ちょっと困ったような表情になって、奥に行って地図を出したりして、同僚の男性と話し合っていました。再び僕のところに戻ってきて、場所の確認をしたりしました。僕は、WWWから印刷した地図や、昨日のこの欄に載せた写真なんかを出して、状況を説明しました。

しばらくして出た結論は、「道路交通法上は、通行は禁止されていない」というものでした。

僕に注意をした警察官には、その旨、きちんと伝えると言われます。しかし、そこで、そうですか よろしくお願いしますと言って帰ってくるわけには行きません。ちゃんと先方に伝わったことを どうやって僕は知ればいいのか。すると、後ほどご連絡をします。私からにしましょうか、本人からにしましょうかと、訊くまでも無いことを言います。そんなもの、ご本人から直接 返事を貰いたいに決まってます。結局、僕のWILLCOMの電話番号を教えておき、あの時の警察官が誰か調べて、直接 電話してもらうような段取りにしました。

そして、僕は押し返して尋ねました。「あのお二人が間違っていた、ということでよろしいですか?」と。

女性は「交通量も多い道ですし、安全のためという考えもあったのではないかと……」というような曖昧な返事をされました。

こういう言い方しか出来ないから、若者達から「大人は信用できない」とか言われるんだなぁ、と、改めて思いました。そりゃあ“大人の事情”ってヤツなんですが、これだけハッキリしている事柄についてもハッキリ物が言えないのが大人なんですよね。

そして、目黒署を後にしました。40分ぐらい経ってからでしょうか、おカネを下ろそうと とある銀行のATMコーナーに並んでいると、ポケットの中のWILLCOMが震えだしました。意外と早かったな、と列を抜け出して、部屋の隅の邪魔にならなそうなところに行って、電話に出ました。あの場所の近くの交番勤務の人からでした。非常に申し訳なさそうな口調です。

曰く、あの道は、滅多に自転車が通らず、クルマの交通量も多いので、自転車の通行は禁止されていると思い込んでいた、と言うのです。そんないい加減な話が ありますか。標識もロクに確認しないで違反だと言われたら、こっちは たまりません。

実は、電話が掛かってきたら どういうことを言って説教してやろうかと、腹の中で意地悪く考えていたんです。しかし、その言い草を聞いて、呆れるわ頭に血は上るわで、考えていた台詞が頭から全部飛んでしまいました。交番の名前も相手の名前も忘れてしまいました。で、感情の赴くままに、電話口でひとしきり支離滅裂なことを喚いて、「今後、このようなことは絶対ないようにしてください!」と怒鳴って電話を終えました。こっちの言葉は支離滅裂ではありましたが、お詫びを致します、すみませんでした、と素直に謝ってもらったので、相手を罵倒するようなことは言わなかったつもりです。

ま、めでたく、これまでと同じルートで堂々と走れる というところに落ち着きましたから、とりあえず、この件については これで収束とします。


しかし、この5月の自転車だけ悪者にされた事件や、その直前の2連続スピード違反検挙から始まった、悶々とした「『警察』への不信感」は、ここに来て頂点に達しました(いえ、スピード違反は「逆恨み」と言われても言い返せませんが……)

最近、「車両横断禁止」を「右折禁止」と混同して切符を切ったとか、私有地内の一時停止標識のところで一時不停止を取り締まったとか、そういう勘違い検挙のニュースを良く聞く気がします。基本的に彼らは、いわゆる“性悪説”に基づいて人を見ないと仕事になりませんから、その点は むしろ同情します。しかし、こんないい加減な思い込みや勘違いで悪者にされるのは、許しがたいことです。

今回は自転車でしたから、切符なんかは切られずに済みましたが、「警察官」という、言わば権力を持たされた身分の人から「あなたは違反を犯している」と言われた事実は変わりません。普通の人から ちょっと注意されたのとは違うんです。

もう今の僕には、警察の皆さんを信頼しろと言われても無理です。そういう眼で人のことを見るのは本意ではありませんが、あの制服姿の人達を見るたんびに嫌悪感を催すような心理状態です。関わり合いになりたくないから、直接は何も言いません。でも、心の内では、悶々とした嫌悪感を抱き続けるでしょう。いつまで続くかは分かりません。しかし、余程のことが起こらない限り、時が解決してくれるようには感じられないです。


2008年12月23日(火・祝)

電車の中で、数独の本を読んでるだけの人が居ました。

ああやって頭の中で戦略を立てておいて、あとで空欄を埋めるわけなのでしょうか。


2008年12月24日(水)

映画 “Paris” (2008年・仏)

パリに暮らす様々な人々の姿を追った作品。舞台はパリですが、時折、故あって、カメルーンの映像が混ざります。

所謂“狂言回し”の役割を負っているピエールが心臓に病気を抱えて ちょっと沈み気味のため、なんとなく、物淋しい雰囲気が全体に漂ってるような気もします。決して、明るいばかりの話ではありませんが、それでもみんな、前を向いて、生きてる。

ごく普通の人々が、パリの街で繰り広げる、あれこれ。なんかバカみたいで、切なくて、でも、暖かい。ほんの ちょっとした、幸せ。楽しさ。最後には、パリの街が好きになってしまう。そんな、ふと漂っている魔法が感じられます。冬のパリは、陽もあまり照らず、寒いんですけど。

ただ、ちょっと一言、余計なことを付け加えるならば、僕にとっては、遠い世界の出来事ばかりのような気がしました。遠い異国の地で繰り広げられる話だから、という以外にも、です。“人間模様”と言われると、どうしても“男と女が”に、皆さんの気持ちは向いてしまうのかなぁ、と。「死ぬわけじゃない。生きてるんだ。楽しめ。満喫してくれよ」という言葉には心底から打たれたのですが、その楽しむ方向は やっぱり そっちなわけで……

楽しむことなら、いっぱい 出来ることは あるはずなのに。

 邦題:「パリ」
 監督・脚本:Cédrec Klapisch
 製作:Bruno Levy
 撮影:Christophe Beaucarne, AFC
 編集:Francine Sandberg
 音楽:Loïk DuryRobert “Chicken” Burke
 出演:Juliette BinocheRomain DurisFabrice LuchiniAlbert DupontelFrançois CluzetKarin Viard ほか


たぶん、こんな夜に独りで見る映画じゃないんだろうな、とか思ったりして。


2008年12月25日(木)

もう、世の中、東京中心でイヤになりますよ。

日本海沿岸も東北地方も北海道も、ぜーんぶ置き去りですよ。

Jリーグの秋春制移行 (海老沢泰久 / NumberWeb)

ヨーロッパでも雪は降る。しかし、ヨーロッパでは、その中でも試合をし、観客に寒い思いをさせないために、ピッチの地下や観客席に熱線を通しているときく。オーストリアのザルツブルグに行っている宮本恒靖が先日そういっていた。

あんたはアホか

新潟や山形の雪の中でサッカーが出来るとでも思ってるのか? 雪が降っても試合が出来るようなヨーロッパの町と日本の雪国を一緒にするんじゃない。

それにだ。宮本恒靖が居るオーストリアのブンデスリーガは、12月(中旬)から2月(中旬)までシーズンを中断するんだよ。なんで そういう大事な話を省くんだ、ボケが。こんな書き方じゃあ、オーストリアでは豪雪の中で試合やってるように読めちゃうじゃないか。

しかし、こういう考えの足らない うっかりした人たちは……

「雪国のチームは、冬場はアウェーの試合を増やせばいい。

とかいう寝言で解決すると思い込んでるわけです。増やせばいい なんて次元の話じゃないでしょう。「全部の試合をアウェイ」にしないと おそらくダメです。そうすると当然、別の時季に、「全部の試合がホーム」になるわけですよね。そんなんで公平なリーグ戦なんか出来るんですか?

最後の3つの段落のバカさ加減については、ここに引用する気にすらなりません。

だいたい、「ヨーロッパ型のスケジュール」とか、いかにも それらしいこと言ってますけど、一部の地域のことしか頭にないでしょ? さっき書いたように、オーストリアなんかは厳冬期には中断しますし、北欧諸国は 当然 春秋開催です。

そして、ここのところが一番重要なのですけど、亜熱帯から冷帯まで国土が広がってるような国がヨーロッパにありますか? そんな国、どこにも無いでしょう? それなのに、どうしてヨーロッパのやり方を日本に持ち込もうとするんですか。言葉は悪いですけど、もう、アホとしか思えない。日本でもサマータイムとか言ってるインチキ連中と一緒だ。


真面目に落とし所を考えると、北国・雪国で厳しい1月2月と、酷暑の7月8月の両方でシーズンを中断すること。僕には これしか思い付きません。

そんなことやってる国は どこにも無い、とか言われるでしょうが、こんな気候の国が どこにも無いんだから仕方がありません(同じような境遇なのは、アメリカと中国ぐらい?)。8ヶ月だと試合を消化できないとも言われるでしょうが、それは、ディビジョン内のチームの数を減らして 試合数を削減するとか、どうにか工夫するしかないでしょう。

とにかく、他に例が無い気候の国なのですから、他国のことは参考になりません。他に類を見ない制度を自分達で考えて作らなきゃいけないはずです。ですが、今のように偉い人が「ヨーロッパでは……」とか言ってる限りは、どこかに禍根を残すような制度しか作れないでしょうね。


こんなんが来た。

― 宇宙から、メリークリスマス。 ―

きずな」の実験の一環なんだそうです。Qさん、ありがとうございました。


2008年12月26日(金)

この6月にノルウェーを旅行した時には、1kr=20円ぐらいが相場でした。モノの値段を見たときに、反射的に2倍してゼロを一個増やす、というふうにしていたものです。

今、1kr=13円ぐらいになってるんですね。あの時かかった費用の6割ぐらいで、おんなじ旅行が出来ることになります。石油の値段がガタ落ちしてますから、もしかしたら、半分以下で済むかもしれません。

世の中、間違ってる。


2008年12月29日(月)

今日が今年の仕事納めでした。

新年は、2日からの出勤になります。


大井町線に急行が出来て もうすぐ9ヶ月ぐらいが経とうとしていますが、何か目に見えて効果の出た点が あるんでしょうか? 田園都市線の混雑は、少しはマシになったのかな?

ホームの長さが足らない駅があるような のどかな線に急行は似合わない、という思いは変わりませんので、せめて、何か意味があったと言ってくれないと。


2008年12月30日(火)

実家の年賀状作りに かり出されました。

大晦日じゃないだけマシか。


2008年12月31日(水)

今回の年末年始の間は 唯一と言っていい 晴れ渡った天気の東京から、良いお年を。

(ただし、明日の初日の出は どうせ寝坊して見られないと思います……)


絢香が唄ってる歌の “Sweet Home” の部分が「スイーツ……」と聞こえて どうしようもないのであります。

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written by tardy@k.email.ne.jp