徒歩・徒然

2012年3月


2012年3月29日(木)

やめたかと思いきや、突然 復活する 当サイトです。こんな調子で、当分は続けたいと思っております。あしからず ご了承ください。


● 松江 6:15 → 新山口 10:13 / 山陰本線・山口線 3001D(列車の始発は米子。特急「スーパーおき1号」)
― 3001D・松江駅 ―

思いがけず年度末にお暇を頂戴したので(言葉の使い方を間違えていますが)、ちょっと旅に出ます。

朝一番の「スーパーおき」号には、子供連れのお客さんも いっぱい乗っていました。松江から終点の小郡……もとい、新山口まで行く人が意外と多いのに びっくり。隣の親子連れのお子さんも「長いねー」とか言いながら Nintendo DS で遊んだりして時間をつぶしてました。特急列車なのに ほぼ4時間ですからね。でも やっぱり、九州方面に出るには、岡山経由でなくて このルートが一番いいんでしょうか。

● 新山口 10:43 → 下関 11:49 / 山陽本線 3551M
― 3551M・新山口駅 ―

前の「おき」号からの人達は競うように新幹線へ向かいますが、僕はポツンと一人、普通列車に乗り込みました。でも、クロスシートの立派な車両です。ただ、この新山口駅では何故かドアが「手動」にされていましたが……(ガラガラガラと手で開けて乗る)

30分ほど待って下関へ向けて出発。鈍行にゴトゴト揺られて1時間です。いい天気。

● 下関 11:52 → 小倉 12:06 / 山陽本線・鹿児島本線 5161M
― 5161M・下関駅 ―

下関での乗り換え時間は3分しかないのに、乗り換え先の電車は隣の隣のホームに居ました。もうちょっと何とかならないんですかね、こういうのは。というわけで、写真も、ホームに上がったところで後ろから慌てて撮影しました。

この電車に乗っている時間は15分とありません。関門トンネルを抜けるだけの電車、と言った感じでしょうか。けっこう混雑していまして、席が空いてないので立ちん坊です。

小倉駅で30分ほど空くので、ちょっと腹ごしらえ。

● 小倉 12:39 → 大分 13:59 / 日豊本線 3021M(特急「ソニック21号」)
― 3021M・小倉駅 ―

入線してきたところを勢いで撮影したら、残念ながら折り返して向こうへ走って行くのでした。二列車つづけて後ろからの撮影になってしまいました。

時刻表によると、この車両は「白いソニック」だそうです。座席が革張りだったりして、かなりな高級感を出している車両です。出入り口ドアの周りの 所謂「デッキ」も、明るく広々と造ってあって、山陰本線の薄汚れた車両とずいぶん差があるなと思ってしまいました。

● 大分 14:05 → 宮崎 17:21 / 日豊本線 5015M(特急「にちりん15号」・列車の終着は宮崎空港)
― 5015M・大分駅 ―

この前の「ソニック」号と接続を取り、すぐ向かい側のホームから発車します。特急券も「ソニック」と「にちりん」で一枚になっています。

デッキをガラス張りにして開放感を出すのは、JR九州の標準仕様な感じですね。

高架に改修された大分駅を初めて見ました。そう言えば、以前 来た(通り過ぎた)時に工事をやってたような記憶が おぼろげながら あります。

● 宮崎 17:36 → 鹿児島中央 19:42 / 日豊本線・鹿児島本線 6017M(特急「きりしま17号」)
― 6017M・宮崎駅 ―

宮崎以南の日豊本線は、もう20年ほど前に乗ったきりなので、ずいぶん久し振りです。

宮崎までの列車には随分と人が乗っていたのに、この列車に乗り換えた途端、ガクッと乗客の数が減ってしまいました。それでも、きちんと車内販売はある。(山陰本線の列車では、車内販売は すっかり姿を消しています)


と言うわけで、13時間ほどかけて松江から鹿児島に やって来ました。鹿児島中央駅に降り立つと、すっかり陽が暮れていたのでありました。
― 鹿児島中央駅西口にて ―

実は、今回の“メイン・エベント”は明日です。明日も早いので、いい加減なところで休みたいと思います。何が飛び出すやら、乞うご期待。

つづく。


2012年3月30日(金)

おはようございます。

― 鹿児島中央駅駅銘標 ―

これより、新幹線で北へ向かいます。念願だった 鹿児島〜青森 新幹線で縦断の旅を、本日決行します。この旅行をするには、まずは こうやって鹿児島か青森に やって来なくてはいけないのが大変なんですね。


● 鹿児島中央 6:09 → 博多 7:49 / 九州新幹線 5400A(「さくら400号」)
― 5400A・鹿児島中央駅 ―

で、「みずほ」とかじゃなくて「さくら」なのかよ、と突っ込みが入りそうですね。最速達列車を乗り継いで何時間で行けるか、というのも面白いんですけど、九州でN700系に乗るのもナンだなぁという思いが勝って、ほぼ各駅停車の「さくら」で800系に乗ってみることにしたのでした。

座席などに木の素材が使われていたり、なかなか他では見られない新幹線車両なのではないでしょうか。ただ、他の場所の内装への気の使い方に比べると トイレが ちょっと味気ない。

鹿児島中央を発車したと思ったらトンネルに突入しました。新八代までは、車窓からの眺めは「無い」ようなものですね。新幹線の宿命では ありますけども、この点だけは在来線に敵わないところです。ただ、熊本県に入るとトンネルの数は減ってきました。

手持ちのGPS機材 (Garmin GPSmap 62SJ) では、最高時速237kmという記録が残りました。もちろん、トンネル内での計測が出来ていませんから参考記録ですが、改めて、新幹線って速いなぁと感心します。駅に接近して80km/hくらいに減速すると ものすごく遅く感じる。

● 博多 8:00 → 東京 13:13 / 山陽新幹線・東海道新幹線 14A(「のぞみ14号」)
― 14A・博多駅 ―

博多駅では10分の待ち合わせで向かいのホームに入ってきた「のぞみ」に乗り換えます。ここから盛岡までの間は幾度と無く乗ったことがあるので新鮮味は劣りますが、一日で通して乗るのは初めてですので、やっぱりワクワクしてしまいます。

検札にやって来た車掌さんが、不思議な乗車券を見て 一瞬 固まりました(青森まで行って ぐるっと回って東海道線に戻ってくる「博多→山科」という乗車券になっている)。

さっき230km/hで感心したばかりですが、博多を出発したら いきなり300km/hが記録されました。特にスピードを出してる感じでもなく、普通に走ってるだけみたいなのに。「のぞみ」って すげぇな。

新大阪まで来て東海道新幹線に入ると、車内でWi-Fiが使えるようになります。持ってきた iPod Touch で UQ Wi-Fi にアクセスしてみました。どうも、かなり回線が細いようで、簡単なWebページの閲覧であっても思いのほか時間が掛かり、ちょっと厳しい印象があります。radiko は良好に聞けました(エリア判定は関東のようです)。NHKのらじる(略)は、細めの回線への対応が あまり考えられていないらしく、しょっちゅう「接続エラー」とやらを起こして音が途切れます。もっと頑張ってください。

● 東京 13:56 → 新青森 17:19 / 東北新幹線 3029B(「はやて29号」)
― 3029B・東京駅 ―

お久し振りの東北新幹線! しかし、新幹線から新幹線へ乗り換えるのに、なんで 一度 改札を通らなければいけないのやら。会社が違う? 九州と西日本だって別の会社じゃん。

車内アナウンスのチャイムも声も 全然 変わっていなくて、なんか安心しました。

「はやぶさ」に乗らなくていいの? という声もありましょうが、「はやぶさ」号は朝と夜しか設定が無いので、今回のような通しの旅行では ちと無理です。この「はやて」でもE5系の車両だから良いでしょう。

盛岡を過ぎたら、沿線に まだ雪が残っているようになりました。さすが北東北。ただ、九州の南の方に負けず劣らずトンネルばっかです。

こちらの「はやて」号の最高時速は、手元の計測では270km/hのようです。

● 新青森 17:27 → 青森 17:33 / 奥羽本線 667M
― 667M・新青森駅 ―

新青森の駅で降りても何も無いので、一駅乗って青森の街に出ることにします。

ドアが しっかり“半自動”モードにしてあるのが、北国を感じさせます。


そんなわけで、降り立ちました青森駅。鹿児島〜青森の通し新幹線の旅、完了です。
― 青森駅東口にて ―

今日は、陽が暮れる前に到着することが出来ました。所要時間は 11時間半、といったところでしょうか。昨日は ほぼ同じ時間を使って松江から鹿児島に移動できただけでしたから、新幹線の実力が良く分かります。

そのうち新幹線が北海道まで行くらしいので、札幌まで通ったら また やりましょう(本気か)。


2012年3月31日(土)

青森まで来て喜んでいましたが、旅はここで終わりではなく、松江に帰らなければなりません。

そのまま引き返しても面白くないので、日本海沿岸を南下して行くことにします。


● 青森 5:44 → 秋田 8:24 / 奥羽本線 2042M(「つがる2号」)
― 2042M・青森駅 ―

今朝の青森は雨模様でした。雪でないだけ良しとしましょう。

朝一番の「つがる」号で出発します。発車10分前に乗り込んだ時は ほとんど お客さんが乗っていませんでしたが、その後、北海道からの「はまなす」が到着すると、怒涛のように人が こちらの電車へ なだれ込んできました。新青森まで一駅乗って、新幹線へ乗り換えていく人たちも かなりの数いたようです。みんな朝早くから元気だ。

車窓は雪景色です。明日から4月だってぇのに。

● 秋田 9:10 → 新潟 12:57 / 羽越本線・白新線 2008M(「いなほ8号」)
― 2008M・秋田駅 ―

45分ほどの待ち合わせで次へ行きます。ちょっとだけ途中下車してみました。

お久し振りの秋田駅前でしたが、あんまり変わった感じがしませんでした。「コンフォートホテル」が出来てたくらいかな、目に付いたのは。

秋田を出発してから しばらくの間は、何故か 速くても80km/hくらいで しずしずと走っていました。余目を過ぎた辺りで本気を出し始め、110〜120km/hくらいで走るようになりました。理由は良く分かりません。鶴岡で、新潟まで行く人たちが 沢山 乗ってきて、急に車内が賑やかになりました。

● 新潟 13:02 → 富山 16:02 / 信越本線・北陸本線 1056M(「北越6号」・列車の終着は金沢)
― 1056M・新潟駅 ―

新潟駅での乗り換え時間は5分しかありません。それなのに、また嫌がらせのように隣の隣のホームに電車が居ます。しかも、「いなほ」号は新潟まで乗る人が沢山居るので、降りるときに人の渋滞が起こり、なかなかホームに出られませんでした。駅構内を走って、何とか写真を撮っても間に合うだけの余裕を作ることが出来ました。

富山に着く直前、前を行く列車が「踏み切りの安全確認」をしたとかで こちらの列車も遅くなり、富山到着は約6分遅れとなりました。次の「サンダーバード」に始発から乗りたいという理由で、富山で降りて乗り換えてしまいます。

● 富山 16:16 → 新大阪 19:32 / 北陸本線・(湖西線)・東海道本線 4038M(「サンダーバード38号」・列車の終着は大阪)
― 4038M・富山駅 ―

14分あるはずだった乗り換え時間が半分ほどになってしまったものの、今度は同じホームだったので助かりました。この日本海ルートは何度か利用していますが、「サンダーバード」は初体験です。これまで、4両編成とか6両編成とかの列車ばかりでしたが、ここで いきなり長大12両編成の列車になりました。先頭まで行くのが遠い遠い。

この列車だけ窓ガラスが曇っているのは何故なのだ。

今日のこれまでの列車は最高でも120km/hで、ゆっくりめに走っている印象がありましたが、サンダーバードは少しだけ速くて、常時125km/h出ている感じです。

本来であれば この列車は湖西線を通るのですが、今日は強風でダイヤが乱れているようで、北陸線をそのまま走って米原経由の迂回運転となりました。もともと敦賀の次の停車駅は京都でしたが、米原に停車。そして、京都以降は40分ほど遅れ。新大阪に着いたのは、夜の8時を過ぎておりました。

ちょっと中途半端な感じですが、本日は新大阪で行動を閉じます。一日で帰るのは無理かぁ。やっぱり新幹線は偉大だ。


月が変わってしまったのでページを変えます。4月に続く

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