徒歩・徒然

2002年3月上期


2002年3月1日(金)

月が変わって1日ですが、今日も僕は「29」と数字が出てる腕時計と共に出勤したのでした。


2月の12日に真冬日が2月にズレ込んだのは珍しいという話を書きましたが、結局、真冬日は今の所その一日だけで推移しています。今までに、真冬日が無かった冬が一度だけあったそうで、それ以来のことになりそうです。
改めて数字を見てみると、確かに気温が高いんです。何故かは知らねど。

まあ、このまま春になるのも もう仕方が無いんではないか? 時代の流れですよ。(何か違う)


2002年3月2日(土)

んなこと言ってたら途端に寒くなったですよ。

エアコンつけても、ちっとも部屋が暖まりません。これは、早く布団かぶって寝てしまいなさいということだ。明日早いんだし。


土日は郵便局のお金を扱う方の窓口が閉まっているのをすっかり忘れて大失敗。


2002年3月3日(日)

はっきり申し上げますが、ここ2年間ほど仕事が停滞したまんまです。

ダメです。
それは自分が一番わかってる。つもり。
充実? 何をどうすれば充実になるのですか。

僕の役割って、一体なんなんだろう。ここ2年間、分からなくなってるまんまです。


ようやく犯人に行き当たりそうな雰囲気。しかし、時間が掛かりましたな。

続報 (3/4 1:25am) すごい。東奥日報が全国紙や通信社に先駆けて情報出してます。

逮捕一報。1:48am NHK速報スーパー。東奥日報の速報は 1:55am。
その他は、読売 2:00am過ぎ(正確に分かりません)、朝日 2:04am、産経 2:06am、共同通信 2:07am、毎日 2:09am といったところ。
(逮捕の実際の時刻は 1:18am とのこと)

つーか、こんな夜中に何やってんだか。早く寝よ。


「秋田県デビュー」を果たしました(意味が分からない方は個別にお問い合わせ下さい)。

しかし、誤解の無いように申し上げておきますと、私が普段やってる仕事は あれじゃないです。人手不足で引っ張り出されただけなんですよ。


2002年3月4日(月)

ゲーム機でもパソコンでもCDプレーヤーでもDVDプレーヤーでも、ディスク外周部に傷がつくほどの摩擦が「自然に」生じるなんてハナシ聞いたこと無いぞ

それとも、ディスクの傷にも関わらず何の問題も無く動作する機械の能力を誇っているのでしょうか。世界に冠たる企業は違うな。


一旦は雪が姿を消した街なかでした。今日一日で逆戻り。
滑るよ。


2002年3月5日(火)

今日一日でもう一回逆戻り。
道の雪はいずこへ。


今日の夕飯は1600円のロースかつ定食で大満足。
ただし その値段は、「質より大きさ」の結果でした。でも美味しかったけどな。


「ガムバスターズ」登場

ラジオで話だけ聞いた時には、まさか GumBusters っちゅう名前の会社があるとは思いませんでした。これが立派な金儲けになっちゃうのだ。


2002年3月6日(水)

50枚以上の写真を ひたすらスキャンし続けるという経験は、ちょっとしたもんでした。あした休みだからいいや。


昨日の毎日新聞の記事は、あっと言う間に別の話題になってしまってました。この辺が、日本のニュースサイトの問題点でして。


ナゴヤドームが面白い外観の人工芝にしたようです。あの茶色い所、どうなってるんでしょう。全部 土が敷き詰めてあるようには見えないけれど。

(結局、見た目が変わっただけだとか?)


2002年3月7日(木)

夕方、スーパーマーケットに買い物に行ったら、ヨーグルトの棚がすっかり空っぽになってました。まるで店側が商品を取り除いたかのように、一つも残っていません。

えー、こんなことってあるのか。ナチュレからビヒダスからブルガリアから、全部すっかり売り切れなんて。そんなに安売りしてるわけでもないのに。まさか、こないだからの雪印騒動の所為で置かれなくなったんじゃあるまいな。
とか思っていたら分かりました……原因はこれか

普段ヨーグルトなんかに目もくれない人たちが、大挙して買って行ったに違いありません。そのおかげで普段から愛用している僕のような人間が買いそびれてしまうのは、何か納得いかんぞ。

テレビの影響力は、つくづく恐ろしいです。改めて実感。


2002年3月8日(金)

また大阪に行こうかなあ。切符が取れるかどうかは分からないけど。


2002年3月9日(土)

僕:
 なに ずーっとこっち見てんのさ。そんな上目づかいしちゃって。

相手:(※勝手な想像)
 なんで こっちの顔ずっと見てんだ。あんな真っ赤な目しちゃって。

以上、夜勤明けで通りかかった駐車場での出来事でした。
あ、「相手」は どこかのお猫さんです。寒くないかい? そんなトコに うずくまってて。


2002年3月11日(月)

買ってきたDVD2枚。


映画「NAGISA」(2000年・日)

粗筋の紹介は他に譲ります。

小学生の頃は、夏休みという長いひとときがあって、色々の特別なことが起こったものです。僕にとっては、「海で泳ぐ」のもその一つでした。浜で偶然に出会った女の子に泳ぎを教えてもらうなんて、ときめきますよね。

主人公のなぎさは何かあると走ってるような元気者で、夏の季節を迎えて 様々な体験をします。たぶん、海が青くて、人々がうきうきしてて、昼の熱い風が吹き抜ける、夏休みだから出来ること。

あの夏の出来事が、彼女に何を与えたか、それは良く分かりません。ひょっとしたら、傷を残したのではないか。でも、それを乗り越えるだけの明るさも持っていそうだ。

江ノ島を走り回った一陣の風は、決して強くはないけれど、僕の心に ちょっと懐かしい思い出を 届けてくれたのでした。

 監督:小沼勝
 原作:村上もとか
 脚本:齋藤猛、村上修
 出演:松田まどか、吉木誉絵、稲坂亜里沙 ほか

松田まどかさん、泳ぎ上手いッスね。波がそんなに高くない場所とは言え、海の上で、いわゆるクロールの泳ぎ方であれだけ前に進めるのはスゴい。


映画 “Ladyhawke”

物語は、中世欧州を思わせる世界で進みます。闘いは剣で行われ、魔法の力が所々に現れる時代です。

司教が力を振るう街、アクイラの牢獄から「ネズミ」と呼ばれるコソ泥のフィリップ (Phillipe Gaston) が脱走。彼は道中で、見事な鷹を連れた騎士に命を救われ、夜になると何処からともなく現れる美しい女性と黒い狼に出会います。
実は、その二人、ナバール (Etienne Navarre) と イザボー (Isabeau d'Anjou) は、悲しい運命の恋人同士でした。二人の仲の嫉妬に狂った司教が、地獄の力を借りて呪いを掛けていたのです。昼、イザボーは鷹に姿を変えられ、夜、ナバールは狼となる。動物の姿になっている間は、人間であったことは覚えていません。人の姿に戻っても、動物であった時の記憶は亡くしてしまいます。
二人は、いつも一緒に居ながら、決して人間の姿で出会うことは出来ないのです。日が昇り、沈む限り。昼と夜の、ある限り……

「剣と魔法の」という言い方は良く使われますが、魔法の方は、あまり表立って出て来ません。活躍するのは あくまで生身の人間達で、話を追って行くうちに夢中になった自分が居ました。非常に分かり易くて、良い話です。イタリアでロケされたという夢のような風景が、何とも言えず素敵。

スリとコソ泥の心得しかないようなフィリップが、二人に力を貸しながら旅を続ける姿に胸を打たれます。マシュー・ブロデリックはハマリ役。一見、いい加減なヤツに見えますが、彼は二人のどちらとも言葉を交わせる、大切な橋渡し役です。イザボーの魅力に心を動かされながらも、「正直に本当の事を言うより嘘をつくほうが上手い」という話術とともに、二人の希望を繋ぎ止めていく。そう、どんどんカッコよくなってく彼が、そこに居るんですね。

それと、ミシェル・ファイファー。実に美しくて、強くて、哀しみを背負って、そんな複雑な女性が、きちんと姿を見せてくれている。本当に綺麗で。

“Are you flesh? Or are you spirit?”
“...I am sorrow.”

「あなたは人なんですか? それとも幽霊ですか?」
「……哀しみ」

力を貸そうと思わないやつが、いるでしょうか。

 邦題:「レディホーク」(1985年・米)
 監督:Richard Donner
 脚本:Edward KhmaraMichael ThomasTom Mankiewicz
 出演:Matthew BroderickRutger HauerMichelle Pfeiffer ほか

しかし、やっぱり音楽がなぁ……この頃のファンタジー映画って、こういう感じの音楽が付けられること多かったのでしょうかね。“Never Ending Story” も そうだったような気が。とりあえず、ドラムビートは勘弁して。


1985年のフィルムより2000年のフィルムの方が状態が悪いってのは、どうしたことなのやら。何の補正もしてないな。


2002年3月12日(火)

3月9日(土)

今日書くのはちょいとズレてますが、この日、実は埼玉スタジアムに行きました。浦和×FC東京。

本格的にサッカーを競技場で見るのは初めてでして、そんな僕が、いきなり浦和サポーターのど真ん中で観戦することになったのでした。
周りの人は、前後半合わせて90分以上の間ずっと立ちっ放しで、僕もそれに合わせて立っていなければいけませんでした。ま、立つか座るかは自由なのですが、立たないと試合が全然見えないから仕方ありません。

さて、サッカーそのものは全然詳しくないので試合についての詳細は省略しますが、周りの応援風景に交じってて気が付いたことが一つ。

「サッカー見てる人は、『頑張れ』という応援をしない」

これには、様々な分析のやり方が出てくるでしょう。僕が言えることは、サッカーというものの《攻撃性》です。この攻撃性のおかげで、小学校時代から ずっと僕に蓄積されて来た ある種のトラウマが存在し、テレビで見ることにすら消極的になってたわけです。

ハッキリ書いてしまいます。サッカーをすることは、僕は大嫌いです。本式の試合だろうが、シュート練習だろうが、輪になってやるリフティングだろうが、とにかく大嫌いです。原因は、要するに自分が下手くそだということですが、上手く出来ないからというだけで嫌いになったのではありません。その伝で行くと、僕は あらゆるスポーツを嫌いにならなければいけない。
つまり、下手くそに伴う体の痛み(下手くそは、とかく変な所にボールを当てたり相手とぶつかったりします)や、相手や味方からの罵倒・罵り(ここんところが、人が陥るサッカーの《攻撃性》です)によって、恐怖心としか形容のしようがないものが僕の心に植え付けられてしまったのです。結果として、もう二度とプレーしたくないスポーツになってしまいました。
社会人になってから、人数が足りないという理由で なんと3回も試合に引っ張り出されましたが、逃げ出したくて仕方ありませんでした。案の定、ある試合で、ボールを蹴るつもりで相手の足を蹴っ飛ばしてしまい、「すいません」と謝ったのにも関わらず相手は吐き捨てるような返事しかしないという事件が起きました。小学校時代から ずっと繰り返されてきたことです。どうして僕がサッカーをやると必ずこうなるのか。既にトラウマを通り越して責め苦です。だからサッカーは厭なんだと、泣き出しそうになりながら 心の中で ぶつぶつ言ってました。

文句はこのぐらいにします。どんなに理由を書いたところで、結局、下手くそが愚痴ってるだけにしか見えませんからね。

今回わざわざ埼玉まで足を運んだのは、相当の気まぐれとしか申し上げようがございません。言ってみれば、観戦ぐらいは好きになりたいという意識の現われかも知れません。

で、観戦については、どうにか楽しんで行けるかなという感じはしました。好きになるまで時間は掛かりそうですが、周りが「頑張れ」と言わなくても僕ぐらいは「頑張れ」と言ってみたいなとか、そんなことを思いました。

「頑張れ浦和レッズ。今度 僕が見に行ったときは点を取ってくれよ」
試合は0対1でFC東京の勝ち。


2002年3月13日(水)

週末の話の続き。

1月22日に見付からないと嘆いて、その後、ホノルルの店でも見付けられなかった “The Spitfire Grill”(「この森で、天使はバスを降りた」)のサントラが、あっさり渋谷で見付かりました。今まで見落としていたのかなあ……

音楽担当は James Horner。最近では、何と言っても “Titanic” が有名になり過ぎましたが、“Field of Dreams” などでも、心に留まる暖かい音楽を作った方です。

さて、“The Spitfire Grill” の音楽ですが、米北部の小さな町で展開する冷たさと暖かさが入り混じった物語の雰囲気が、その響きによってハッキリと思い出せる、良品です。旋律がぼやけているので、口ずさんだり口笛吹いたりするのには向きません。ピアノとオーケストラ、時折聞こえる管楽器の音色が、ふんわりしていて物悲しい。

何と言っても際立つのは、10曲目の “A Healing Balm”。それまで一人歩きしていたはずのメロディが、後からやって来た Percy の歌声と、ピアノの一つの主題だけで見事に溶け合う あのシーン。まさに音楽の魔法です。

There is a balm in Gilead
To make the wounded whole

There is a balm in Gilead
To heal the worried soul...

(普段から原題尊重主義を標榜して憚らない僕ですが、この映画は邦題の方が断然良いと思います。正直言って)


春はすぐそこ……か?


2002年3月14日(木)

日本の男性(夫)は週に4時間しか家事をしない。世界最低水準。

リンク先の記事の主題は違うところにあるんですが、読んで行くと 下の方に そんなような記述があります。そうかも知れないな。うちの親父なんか殆どゼロだし。家事が出来るような余裕を持って家に帰って来ませんからね。
スウェーデンのご主人は週に24時間だとか。昨年、かの国の首都にお邪魔しましたが、何となく分かる気がします。企業戦士が日本みたいに疲れてないもの。
あと、日本の人はテレビばっか見てるようなことも書いてあります(やや意訳が過ぎておりますが)。そういや、うちの親父も 家では ずーっとテレビ見てます。あれが日本家族の典型なのか。うちの場合は、お袋が全然テレビ見ないから相殺されてるんじゃないのか。

ま、いずれも、これまでにも何度となく言われてきた話です。でも、改めてこうやって書かれると馬鹿にされてるような気分。日本の皆さん、立ち上がりましょう。

とりあえず、テレビ消す時間を ちょっと長くしてみませんか?
(強烈な皮肉だな、我ながら)


しかし、Wal-Mart Stores の方は大丈夫なんですか?
今の日本に殴りこむなんて、ある意味、冒険だなと思うのです。


2002年3月15日(金)

デジタルハイビジョン放送がフルスペックで受信できる受像機で525デジタルの衛星第一放送を見るより、うちのテレビとビデオデッキでアナログの衛星第一を見る方が圧倒的に綺麗なんですけど。

いや真面目な話、これから地上波までデジタル化しようという時に、これは由々しき事態ですよ。新しいテレビ買ったら画面が汚くなったじゃねーか、などと文句が来ちまったら、それこそ本末転倒です。ビクターその他の研究者の皆様、525画面の補間方法に一考を、是非。

遠慮の無いことを言ってしまえば、MPEG2QPSK の伝送方式にも問題があるんです。どのあたりの画質なら人間の目が誤魔化せるかという発想が表に立ってて、デジタルの性格上、誤魔化しきれない部分はハッキリと見えてしまう。もちろん、従来のNTSCの伝送でも「人間の目を誤魔化す」という発想は変わらないのですが、それが破綻したときの目立ち方に差があるんですね。

まだまだ、技術革新のネタには事欠かないことでありましょう。


今日(3/15)付けでINOさんとこにある「指摘」を実行したのは実は僕なんですが、掲示板の方の話題に全然ついて行けなくなってる自分を見るにつけ、自分の知識が偏り過ぎてるのを再確認するものであります。

てか、無断リンク失礼(今更)。


過日の一覧へ戻る


home


written by tardy@k.email.ne.jp