徒歩・徒然

2008年5月下期


2008年5月17日(土)

田植えを待つ田んぼと岩手山(こないだ撮ってきた写真から)

― 国道4号沿いから ―


こないだ書いた水道メーターの取替えは、どうも、今日の午前中、僕が寝てた間だったようです。蛇口をひねったら、空気を含んだ水が出てきました。


2008年5月18日(日)

全く衝動的に クリネックススタジアム宮城(以下、宮城球場)へ。

夜勤明けで、午前10時半に勤務が終わって東京駅に行って新幹線に飛び乗ったら、午後1時のプレイボール直前には球場の敷地に着いていました。現代文明は すごい。

しかし、ゲートのトコで ちょっと行列が出来ていまして、中に入って席に着いたら、1回の表をマー君が抑え終わったところでした。東北楽天×埼玉西武:第7回戦。観衆:20253人。

……しかし……

― スコアボード。許銘傑のヒーローインタビュー中 ―

ヘンな試合。

そらー、ライオンズは勝ったけども、“スミいち”ならぬ“ナカなな”とでも言うべきもので、4回の表 以外は 全然たいした攻撃してません。チャンスらしいチャンスも皆無。なぜ、4回の表に限って、出てくるピッチャー出てくるピッチャー、あんなにスコンスコン打たれたのか、さっぱり分かりません。

そして、初めての“生マー君”だったのですが、今日は 球が高めに浮いてしまって、ちょっと修正が利きませんでした。

― リックのバントで場内騒然 ―
(8回裏、一死一塁。Rick Short が一塁前へ絶妙のバント安打。捕手:炭谷銀仁朗。球審:柿木園悟)


さて、以前、第一期改修工事が終わったところで お邪魔したあと、一昨年・去年は一度も観戦に行かなかったので、今の姿になってからは 初めての宮城球場訪問になります。

立派になったなー、というのが第一印象。そして、いい感じに立派にしたなー、というのが第二印象。

スタンドの増設も、大き過ぎず小さ過ぎず、丁度いいと思います。お店の類も充実してますし、トイレも綺麗です。前回の訪問の時に感じた“Triple-A 感”は そのまま残っていて、観客席の雰囲気も とても良いです。大きくなった内野席のおかげで、ゥワーっと盛り上がった時に聞こえてくる歓声にも迫力があります。

今季の東北楽天は「内弁慶」と呼ばれていますが、この球場の雰囲気も、その大事な要素だと思います。チャンスの時の後押しや、得点が入った時の大歓声、そして、何気ない時の普通の声援にしても、本当に温かく選手を包んでいる感じがします。ここのグラウンドは 日本の球場の中では かなり広いはずなのに、外野席が あまり遠く感じない。それだけ、観客と選手が一体となっているということなのでしょう。

いつだったか、ノムさんが「仙台のファンは優しすぎる」とか言っていましたが、これは このままで良いと僕は思います。

― ネット裏から 3塁側方向 ―

あとは、あのインチキ・ツートンカラーの人工芝さえ何とかしてくれりゃ、完璧なんだけどなぁ……


ただ、座席の列などの数字の表示が ちょっとわかりにくい。今日は自分の座席がどこか、ちょっと迷ってしまいました。


2008年5月19日(月)

映画 “Fauteuils d'orchestre” (2005年・仏)

田舎の町で祖母の世話をしながら暮らす女の子ジェシカがパリにやって来ます。あちこち職探しをして、男性しか雇わないのが伝統であるはずのカフェ、Bar des Théâtres(実在するそうです)で、ムリに頼み込んで雇ってもらいます。

そのカフェは、有名な劇場やオークション会場の傍にあり、それらへの配達なども頼まれることがあります。また、店に有名人がやってくることも良くあります。

街のその一角に集う人たちの中から、ピアニストの男性・舞台やテレビで活躍する女優・オークションで自分のコレクションを全て売り払おうとする老年の男性・引退間近の劇場の管理人の女性、そして、先ほどのジェシカに焦点を当てて、みんなの姿を追います。

出てくる人たちは、みんな何かの事情や思うところを抱えている人たちですが(一部を除いて)、みんな、あまり重苦しくないのが良い。大きな声を上げて怒ったりすることも あまり無いし。最後には、それぞれに何かに気付いて、それぞれの行く方へ向かって進みます。そう、みんな優しくて、思いやりがあって、そして、強くて。見えて来るパリの空は、ちょっと曇りがちだったようですが、それを補ってくれる感じの良さに溢れています。

最初のうち、勝手にジェシカを狂言回しに格下げして見てしまっていました。でも、彼女も、立派な主役の一人だったのでした。

 邦題:「モンテーニュ通りのカフェ」
 監督:Danièle Thompson
 脚本:Danièle ThompsoonChristopher Thompson
 撮影:Jean-Marc Fabre
 音楽:Nicola Piovani
 出演:Cécile de FranceValérie LemercierAlbert DupontelClaude BrasseurChristopher ThompsonDaniLaura MoranteSuzanne FlonSydney Pollack ほか


2008年5月20日(火)

ぶっ壊した。

― AX420Sアンテナ破損 ―
(WILLCOM用のAX420S〈セイコーインスツルメンツ〉)

以前にAH-S405Cという機種を ぶっ壊したことがあって、それ以前にもデータ通信カードを折ったことがあって、これで三例目です。

アンテナが取れただけで動作には支障が無いのですが、そのまま使い続けるのは心配です。仕方が無いから、AX520Nというのに機種変更をしました。

さて、そのAX520Nは 8xのパケット通信に対応してるんですが、どうも、使ってみても あんまり早くなった気がしません。特に、“電波の状態が悪い時の ごまかし方”が あまり上手くないように感じます(専門的に どう言ったら良いのか……?)。五本立っていない場所での通信は途切れがちで、正直言って、体感的には 2xの通信にも劣ります。これが、カードの性能の所為なのか、ドライバーソフトの処理の仕方の所為なのかは、良く分かりません。

しかし、メーカーのサイトを見ても、ファームウェアは Ver.1.10、ドライバーは初期状態の1.0.0.0から 2年ちかく更新が無いようです。もう、これで完成形なのでしょうか。

ただ、最初に電話を掛けた時の繋がり方だけは速い。


サッカー:J1 サポーター衝突 レッズ2万人、ガンバ1500人を包囲−−埼スタ (毎日新聞)

色んな会社の色んな記事がありましたが、とりあえずリンクは こちらで。

僕が一つ言いたいのは、双方の選手・サポーターが「俺等は何も悪いことはしてない」と言い合ってるうちは何も解決しないだろうなということです。

サッカーというのは、やったり見たりしていると頭に血が上ってしまうスポーツです。冷やすのは なかなか難しい。

ただ、こういうことに関して、サッカーの場だから許される、という考え方が支配的なのだとしたら、それは、やっぱり違うんじゃないかと思うわけです。世界では、死人が出たりするケースも珍しくないと聞きます。ですが、そういうのを引き合いに出して、日本は まだまだ可愛いモンですよとか言って、なんとなく肯定する方へ持って行こうとするのは おかしいと思います。騒乱状態になったり死人が出たりする方が異常なのであって、それもサッカーの一部なのですなんて言われたら、とてもじゃないけど、スタジアムに行く気なんか起こりません。全ての人が後味の悪さを感じることなくスタジアムを後にすることが出来なければ、文化として成熟しているとは とても言えない。ああいう事態が起こってしまったことに対して、全ての関係者が等しく反省をするべきです。

だいたいね、円陣組んで勝利の何ちゃらをやっていたのが気に入らないって……そんなの、勝手にやらしときゃ いいんですよ。
相手を挑発する意図があったとしたら、そんなのは単なるガキの考え方でしかない。また、挑発する意図が無かったとしても、やっぱり、相手に対する“配慮”というものが欠けた単なるガキの振る舞いでしかない。どっちにしたって、あんなの、単なるガキの集団です。そんなガキどもに付き合って わざわざ相手してやる必要など微塵もありません。“王者”なんだから、もっと威厳を持って堂々としてなさいよ。「おや。下々の者が何か はしゃいでいるのう。一試合 我々に勝ったぐらいで、おめでたいことじゃ。はっはっは」って言ってりゃ いいじゃん(これじゃ、“バカ殿”に なっちゃいますかね)。

さっきも書いたように、頭に血が上ってしまうスポーツですから、それが難しいのは良く分かりますけども。


ま、そういう面では、“野球”だって まだまだと感じることは 多々ありますが……特に甲子園とか甲子園とか。


2008年5月22日(木)

メモ

「サマータイム制度」と日本-1 (中上英俊 / nikkei BPnet)

相変わらず分からないサマータイム制度について、ちょっとは答えてくれそうな、分量がありそうに思えるコラムなので……


しかし、第一回目から良く分からないところが頻出してきますな。

夏の間、時計の針を1時間進めてやることによって、夕方の明るい時間が1時間増える。そのため、夕方から夜間にかけての照明の点灯時間が減り、照明用エネルギー需要を削減できるというのがサマータイム制度の狙いであり、効果でもある。

今の日本では、夏場の電力消費は、照明需要よりも冷房需要に大きく偏っています。毎年夏に報道される「電力利用のピーク」は、決まって「やたら暑い日の昼間」に現れ、「灯りが必要な夜」に現れることはありません。サマータイムによって削減される照明用エネルギー需要が、果たして冷房用に使われるエネルギーの分を補えるほど多いのでしょうか?

現在、OECD(経済協力開発機構)加盟国では、日本と韓国、そして夏は白夜の国となるアイスランドを除く、すべての国々で実施されている。

夏に白夜の国となるのはアイスランドだけでなく、その“加盟国”の中ではノルウェー・スウェーデン・フィンランドの北欧3カ国をはじめ、カナダ・アメリカ(アラスカ)も そうです。どうして それらの国では実施されているのでしょうか?

また、アメリカ・オーストラリアの中には、実施していない州があります。

主目的だった省エネルギーでは、電力の節約効果として、4カ月強の期間で、石炭換算で6万6000tのエネルギー消費の削減が報告されている。

この数字は、年間消費量の中の どれだけの割合を占めていたものなのでしょうか。1950年から30年経った時点の1980年の日本の総エネルギー消費量は、石炭換算で3.7億トンと記している記事を見付けました。1950年で どのくらいだったのか、正確な数字は調べられませんでしたが、全世界における総エネルギー消費量は その30年間で 4倍程度に増えたという資料も別に見付けました。日本だけが それより一桁多くなりました ということもないでしょうから、まあ、「1950年当時の、日本における年間の総エネルギー消費量は、石炭換算で一千万トン単位であったのではないか」と考えるのが妥当なところでしょう。

さて、そう考えると、6万6000tのエネルギー消費の削減 は、せいぜい全体の0.1%程度、ということになります。これは果たして、“省エネルギー”と胸を張って言えるような数字なのでしょうか。

この6万6000tという数字は「電力」に限った話のようですから、電力は確かに削減できたのかもしれません(先ほど書いたように、現代の日本における効果は未知数ですが)。しかし、“省エネ”という題目で議論をするのならば、やはり電力以外のものも全部ひっくるめた総消費で議論しなければ意味がないでしょう。「電力は(ほんのちょっとだけ)節約できます。あとは また別に考えます」では、掛け声倒れも良いところではないでしょうか。

当時の夜学生からは、明るい時間に登校できるのが大歓迎され、十数万件もの賛成投書があったそうだが、一方で、喫茶店や飲食店、カフェー(現在のバーと言ったらよいだろうか)などからは、例年の夏よりも客足が減り、悲鳴が上がったそうだ。

夜学生でない学生たちは何と言っていたのでしょうか。

喫茶店や飲食店じゃない店の人たちは何と言っていたのでしょうか。

この労働時間延長への不満が夏時刻法の廃止につながったと言われているが、実際は、1948年、49年の総労働時間は減少とされている。1950年からは、労働時間は増加に転じているが、これはサマータイム制度の影響というよりは特需景気によるものと考えられる。

1948年と49年の減少について、サマータイム制度以外の要因は考えられないのでしょうか。

1951年に国立世論調査所が実施した世論調査の結果では、賛成が30%、反対が53%。当時の労働省の調査結果では、賛成が35%、反対が15%、どちらでもよいが50%だった。

何故、両者の調査の間に、こんなに極端な違いが出てくるのでしょうか。

1988年(昭和63年):経済審議会・国民生活部会報告のなかで、「サマータイム制度の導入による自由時間の有効活用を図る」ことが明記された。

サマータイム制度を導入することで、何故、自由時間の有効活用が図られるのでしょうか。1日の絶対的な長さと、その中における拘束される時間の長さは、時間軸が一時間移動しただけでは変わりませんし、自由時間の過ごし方は、日差しの有無に左右されるものばかりとは限りません。

そして何より、一番最初の章の見出し……

OECD諸国で取り残された日本

これを言うなら、「OECD諸国で取り残された、アイスランド・韓国・日本」(もっと言えば、「アイスランド・韓国・日本・アリゾナ州・クイーンズランド州」)と書かなければ嘘になりませんか?


どうも、「積極推進派が掲げる後付けのような理由」が、2回目以降のコラムで展開されて行くような予感がしてきました……第1回目から これだけ疑問点が出てくるんじゃあ、「答えてくれそうな」という前言は撤回しなきゃいけないかも。


2008年5月23日(金)

「映画 “Titanic” の主題歌で知られる Céline Dion さん」と相変わらず紹介されるのは、ちょっと可哀想な気がしますね。もう、10年以上前でない?

……と言ってる僕の知識は、“Where Does My Heart Beat Now” で止まってる(もっとひどい)。


2008年5月24日(土)

(日付が変わって25日の午前零時)

♪草津よいとこ……の方ではなくて滋賀県の草津で寝ようとしてるのですが、すごい雨。


2008年5月25日(日)

こんばんは。
広島市民球場です。

広島×千葉ロッテの第一回戦。20767人のお客様が入りました。
― 20年ぶり ―

この野球場についての僕の思い入れは、どれだけ言葉を連ねても言い尽くすことは出来ません(そんなことを言っておきながら、実に約20年ぶりの訪問なわけですが……)。

行こう行こうと思っていても、ずっと東日本に住んでる身では、なかなか広島まで足を延ばすわけにも行かず、ついつい後回しになっていました。そして気が付いたら、いつの間にか、今年で この球場は見納めということになりました。この20年間の無沙汰を詫びつつ、慌てて観戦にやってきた次第であります。

今でこそ、僕は いろいろな野球場に足を運び、時にはアメリカまで乗り込んだりして、訪れた野球場の数も増えてきました。しかし、その昔、広島に住んでいた幼い頃は、僕にとって野球場と言えば、この市民球場しかありませんでした。僕の野球観戦の全ての源は、ここにあります(主に外野席)。

20年の間に、2階席が造られ、スコアボードは電光掲示になり、応援の雰囲気も がらりと変わっていますが、やはり、市民球場は市民球場です。何の苦も無く当日券が買えます。手荷物検査なんかありません。客席の通路の数が少なくて、みんな、誰も座っていない座席を階段代わりにして 上ったり下りたりしています。

応援団がライトスタンドとレフトスタンドと一塁側内野スタンドに別々に居て、各々、勝手に音頭を取って盛り上がっています(メインとなって球場全体の雰囲気を作っているのは、やはりライトスタンドですが)。

そして何より、芝生が敷いてあります!

東日本の球場は人工芝ばっかなので、この空気を久しく忘れていました。やっぱり、野球は こうでなくては。

― スコアボード ―
しかし、何と言う試合でしょうね。さすが下位同士。両チームともメタメタです。お通夜と盆と正月とヘブン状態が一緒に来たような試合をやってるチームが、仙台から遠く離れた ここにも ありましたよ。広島の得点は、ぜんぶホームラン。こんなチームじゃなかったはずなんだけどなぁ……

まあ、でも、小うるさいこと言うのは やめときましょう。カープが勝った! それでいいじゃないか。1試合で2本の代打ホームランなんぞ、めったに見られるモンじゃないです。客席の盛り上がりは凄いもので、全体の一体感は、間違いなく20年前よりも増しています。雰囲気だけなら、宮城にも負けないぞ。

面白かったのは、最終回の千葉の攻撃のとき。
この回、当然のように抑えの永川が登板しましたが、最初の打者が早川でした。レフトスタンドのマリーンズファンからは、おなじみの応援が始まります。「はーやかわ。はーやかわ……」
そしたら、残りのカープファンは、それの真似をして永川の応援を始めました。「なーがかわ。なーがかわ……」語呂が たまたま合っちゃったんですね。

マリーンズファンは ちょっと気分を害した人も居るかもしれませんが、許してやってください。僕も面白がって一緒にやってましたし。

― 男・前田。カッコイイ ―
(4回裏・一死一塁。反撃の狼煙を上げる前田智徳の本塁打。捕手:里崎智也。球審:井野修)

↑ちょっとシャッターのタイミングが早かったっす。


2008年5月26日(月)

交流戦のありがたいところは、月曜日でも構わず試合をしてくれるところです。

今日の試合は、18131人のお客様。
― 平日のナイトゲーム ―

この2試合を観戦して、なんで この2チームが下位に居るのか分かりました。

― 両チーム二桁安打 ―

要するに、どっちもピッチャーが 全然ダメなんです(おかしいなぁ。広島は 4月は防御率が良かったはずなのに)。
2試合で両チーム合わせて44安打って、なんじゃそりゃ。

おかげで試合が長い長い。昨日は3時間14分、今日は3時間23分。カープが勝ってて9回の裏が無い試合で この時間ですからね。

象徴的だったのが 7回表の千葉の攻撃。ヒット3本で満塁、というところまで攻め立てておきながら、最後は二塁ランナーが牽制で刺されて終了。この回だけで20分も使ったのに、結局 0点でした。

さて、今日のカープはホームラン無しで昨日より多い8点取りました。全体的には良い攻めだったと思います。マリーンズの先発・小宮山を 出鼻の1イニングでマウンドから下ろしたのは凄かった(どうやら、急遽、登板が決まったらしいですが)。心配なのは、カープの先発だった大竹。1勝6敗の数字が示すとおり、今日もピリッとしませんでした。せっかく1回の表を簡単に終えて、味方が その裏に早々と援護してくれたと言うのに……

まあ、いいか。
気分良く球場を後に出来たことには変わりないから。


昼間、「新広島市民球場」の建設現場に行ってみました。

― 建物工事に入っている模様 ―

敷地の片隅に「見学スペース」というのが設けられていて、二階建ての小さなプレハブが建っています。しかし、既に現場は足場だらけで、二階ていどの高さでは、何が行われているやら さっぱり判りません(もっと高いところから見るには、近所のマンションに上らせてもらわねばなりません。不審者になってしまいます)。

たぶん、順調に進んでいるのでしょう。いや、そうじゃないと困ります。

完成予想の模型も置いてありました。

― ホントに出来上がったらスゴいぞ ―

模型を仔細に眺めてみると、どうやら、スタンドの前の網は ほぼ無いように見えます。ただし、バックネットは日本仕様で、横・縦とも大き過ぎます。それから、ダグアウトの上のところに、少しだけ網が設けられるようです。Clear Channel Stadium 方式ですね(注:3年前の話。今は知りません)

試合後の市電の中で、「新球場は外野席が狭いけえ、盛り上がらんよ」と話している人が居ましたが、たぶん、大丈夫だと思いますよ。そんなに言うほど外野席の数が少ないということは無いと思います(レフト側が ほとんど削られてしまってる以外は)。外野の2階席というのは今までに無かったですから、初めは違和感があるでしょうけど、すぐ慣れるでしょう。

あと心配なのは、球場の方角です。この造り方だと、ナイトゲームの試合開始直後とか、デーゲームの終盤とかで、おそらく守ってる選手の正面から陽が当たります。特にサードやレフトは大変だと思います。実は、公認野球規則(曰く、「本塁から投手板を経て二塁へ至る線は、東北東の方角に向かっていることを理想とする」)には則っていて、それを遵守する日本最初の本拠地球場となるんですが、果たして、野球規則を守ることが、吉と出るか凶と出るか。

いずれにせよ、いよいよ本物の野球場が セントラル・リーグにも出来るわけです。今から楽しみです。


2008年5月27日(火)

さて、本日は一軍の交流戦はお休みです。
そんなわけで、広島×福岡ソフトバンクの第7回戦を観戦しに行きました。ウェスタン・リーグです。首位攻防戦だったんですね。知らんかった。

場所は、「日本プロ野球最後の秘境」とか言われて面白がられてる、広島カープ由宇練習場。山口県岩国市(旧・玖珂郡由宇町 [くがぐん・ゆうちょう])の山の中にあります。

― 由宇練習場 ―

まあ、何という牧歌的な野球場でしょう。周りは山で、ホントに なーんにも無いです。家が何件かあって、ちょっとした田んぼがあるだけ。ウグイス嬢の声とともに 本物のウグイスの鳴き声が響き渡るプロ野球本拠地というのも珍しいです。一応、広島の二軍の本拠地ということになってますが、もうちょっと行きやすい所に造った方が、選手にも観客にも優しいんじゃないかと思うんですけど……広島市内から2時間近く掛かりましたよ。

上の写真からも分かるかと思いますが、ファウルテリトリーが異常なまでに広いです。一塁線・三塁線やホームプレートからフェンスまでは、おそらく30m以上あるでしょう。暴投や捕逸をやってしまうと、目も当てられない有様になります。また、バットボーイの少年たちはダグアウトの脇に控えているので、何かあるたびに30mのダッシュをしてボールや道具を拾いに行かなければいけません。気の毒です。

入場料は無料。ただし、駐車場代に500円。観客席は「無い」と言った方が適切でしょう。芝生の斜面に、めいめいが勝手に腰を下ろしています。

グラウンドは センター122m・両翼100mの おなじみのサイズ。スコアボードは手動式です。

― 今日の先発ラインアップ ―

森笠クンが二軍に落ちていたとは。でも、第一打席で しっかりホームランを打ちました。やっぱり、二軍レベルの選手じゃ ないんだよな。

4月27日の一軍の横浜戦で僕が散々こき下ろした 青木高広が先発ピッチャーでした。今日は、そこそこ無難な投球をしていたように見えました。問題は、セットアップで出てきた岸本。これも あの日に僕が散々こき下ろした人ですが、今日の投球もイマイチで、逆転を許してしまいました。球速は素晴らしいものを持っているんですから、何とか打開して欲しいものです。

そんなこんなで、試合は 4対3でホークスの勝ち。ゲーム差が2.5に開いたようです。

― ホークス攻撃中 ―

こんな写真を撮ると、「森の中で野球やってます」って感じですね。ちなみに、ここは ホームチームのカープが三塁側です。


行く途中の山口県道141号線でネズミ捕りに遭遇しました(制限:50km/h)。前のトラックが43km/hぐらいで走ってくれたおかげで無事に済みました。

敵もさるもの、探知機には反応しない機材を使用しています。今後、この手の機械が主流になるとしたら、こちらには打つ手無し……か?


(言ってもしょうがないから言わないけど、書くだけ書きます。理屈で言えば僕の方が完全に間違ってるのは承知の上です。理屈の話じゃありません。それに、どうすればいいかは僕は分からんです。偉い人たちが その賢い頭を使って ちゃんと考えてください。お願いします)

意地が汚いと思います。それ以外の表現は当てはまりません。

別に何も悪いことしてない市民をムリヤリ悪者にして、国庫のカネを潤すと同時に自分たちの点数を上げようと。そこには、市民のためという大義名分すら無いように見えます。

怠惰な人生送ってる僕ですが、人として真っ当な人生は送ってるつもりです。

そんな僕でも あなた方の手に掛かれば あっと言う間に前科持ちの悪者ですし、反則点数4点の悪質運転者です。まあ、それであなた方の貰う物がいくばくかでも多くなるなら、こんな僕でも人の役に立ったということになりますから、それでいいですけど。

だいたいね、走ってて ちょっと気を抜くだけで すぐ超えちゃうんですよ。そんな制限なんて、数字の決めかたの方が おかしいと思わないですかね。思わないから こうなってるんでしょうね。

欠陥品の決まりごとを金科玉条として守らされてる身のことも、少しは考えてくれると嬉しいんですがね。


2008年5月28日(水)

結局、現地では 3日間とも快晴、
その両脇の移動日だけ雨。
という、まさに理想的な空模様でした。

お天道様に大感謝です。


昨日の補足。

試合の公式記録が出てきました。試合時間が3時間21分(やっぱり長い)。観衆:291人 だそうです。チケットの半券も無いのに どうやって数えてるんでしょう。


2008年5月30日(金)

サマータイム:10年3月導入の法案提出へ 超党派議連 (毎日新聞)

待った無しの状態になってきました。

ちょっと文を書きました。これまで のらくらと態度を決めかねていましたが、もう、ハッキリと決めました。僕は反対です

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written by tardy@k.email.ne.jp