昨日の朝と同じような、一点の雲も無く晴れ渡った空が窓から見えています。
しかし、この青空が ずっと信用できるものでないことは、きのう学びました。今日は、午後のそれらしい時間帯は、雨宿りの出来そうな所にいることにしようと、心に決めました。
同室の小父さんが一足先に起きていて、シャワーを浴びて帰って来ました。どうやら、スウェーデンの方みたいです。ひとしきり、お話をしました。スウェーデン、しかも、このストックホルムに3日間いただけで帰ってしまうんだと話すと、たいそう驚いていらっしゃいました。やっぱり普通の旅行者は、スカンジナビア諸国を一緒くたに巡るみたいですね。
今度また来る機会があったら、Öland や Gotland なんかに行ってみて下さい、いい所だからと言われました。そうですね、ぜひ。出来る事なら、今回行って見たかったんですが。
東京から来たんですかと言われたので、いえ、住んでるのは秋田という所ですと答えたんですが、やっぱり、こんな地方都市のことは ご存知ないみたい。そりゃそうですよね。我々が Umeå って街を知ってるかと言われてるようなもんですから(東京から600km離れてます、とだけ言っておきました)。
朝食は、昨日と全く同じ食堂で、置いてあるメニューも殆ど変わりがありませんでした。しかし、今朝はなぜか室内のテーブルが込んでいます。そこで、外へ出てみました。中庭にもテーブルと椅子が並んでいて、自由に使えるようになっているのです。真っ青な空の下で朝ご飯。なんて贅沢なんでしょう。都会の真ん中だと言うのに、空気は澄んでいるし、暑すぎず寒すぎず、丁度いい気候です。今朝は、それだけでお腹いっぱい。
食事を目いっぱい楽しんだら、このホステルともお別れです。
ベッドの上を(とりあえず)片付けて、フロントへ。部屋のカギを出して、チェックアウトをお願いしました(「チェックアウト・プリーズ」って言っただけだったけど、良かったんだよな)。
カウンターの女性(最初の晩とは違う人)は、コンピューターの端末をちょっと操作して、それから、僕に何事か問い掛けました。
始めは聞き取れず、え? といった顔をしていたら、もう一度、言ってくれました。
“Are you K.Tajima?”
あ。
あー! “tajima” を『タイマ』と発音されている!(正確に言うなら、ヤ行の『イ』でしょうか)
そうかあ。“ji” を『ジ』と読まない言語もあるんですよね。そうか、そうか。
知らず知らずのうちに、英語での発音を絶対的な標準と考えるようになってしまっていたみたいです。いかん、いかん。言語は他にも沢山あるんです。スウェーデンの皆さん、失礼致しました。
わざわざ訂正するのは気が引けたので、はいと返事をして領収書を受け取って出て来ました。次からは “tazima” とでも書くことにします。
玄関の前で、偶然 日本の人と出会い、ちょっと立ち話(言葉が通じるって、なんて素晴らしいことだろう!)。
本やネットでも情報は得られますが、少しだけ。
かつて刑務所だった建物を、ホテル・ホステルとして使用しています。僕が泊まったのはホステルの方で、相部屋(ドミトリー)、トイレとシャワーは共同 という環境でしたが、料金さえ払えば、上の階の方のホテルに泊まることが出来ます。
また、刑務所博物館というのも併設されています。僕の泊まった部屋は、その博物館のフロアにありました。昔は、どうやら独房だったようです(博物館は、夜は防犯のためにカギを掛けられるので、宿泊者だけは暗証番号を知らされる仕組みになっていました)。と言っても、部屋の面積が狭いというのと、扉がやたら重いこと以外は、独房だった当時の面影はありません。快適に過ごせます。
設備は、とても清潔です。ホテル併設ということで、食堂もそれなりの質を保っていますから、朝食も美味しく頂けました。
昨日は、Gamla Stan を目指していて、あっという間に通り過ぎてしまったので、今日は、Södermalm 地区を重点的に見て歩きたいと思いました。
相変わらず、表通りと言わず裏通りと言わず、気の向くままに歩き通しています。
そんな中、ある公園を見つけました(ぶらっと歩いていたら辿り着いたんです)。
水際の高台。対岸の Kungsholmen 島が一望できるところで、水に映える風景が とっても素敵でした。あとから地図を見たところ、Skinnarviksparken という名前の公園みたいです。正確には、Hornstull 地区に位置しているのかも知れません。
単なる公園です。目につくものは、ほとんどありません。高台にあるせいでしょう、なにかの通信に使うアンテナが立っていたりします。全体的に岩場といっていい地面が広がっています。そのおかげで、どこにでも腰を下ろせるのがありがたいところ。
近くに観光名所なども無く、住宅街の裏手に位置することもあって、海外からの観光客の方は滅多に訪れないでしょう。が、近所の人達には おなじみの場所らしく、この時も連れ立って景色を見に来た人達がいらっしゃいました(翌日の夕暮れ時には、対岸から、沢山の人がこの公園で てんでにくつろいでいるのが見えました)。
地下鉄の Zinkensdamm 駅(中央駅から4つめ)を降りて、北へ少し。ストックホルムで自由時間が出来たら、ぜひ行ってみて頂きたい場所です。ちょっと分かり難いですけど(建ってるアンテナが目印、と言いたい所なんですが、家々の建物に遮られて 南側からは あまり見えないんです)。
Södermalm 地区の名物、お金を払って乗るエレベーターです。
実際、古くは Södermalm の丘の上に行くのに使われていたといった話もあります。観光客は普通、下の乗り場の方に行くものなんでしょうが、僕は、反対側の丘の方から入り込んでいました(例によって、ぶらっと歩いていたら辿り着いたんです)。
わざわざ乗って下へ降りていくのもナンだったので、上からの景色を堪能して、その場を後にしました。お金は1銭も……いや、1öre も払っていません(öre は krona の100分の1。現在は 50öre の硬貨が流通している最安のものなので、必ず 50öre 単位で値段が出てきます)。
中心街から少し離れた街です。広い通りも狭い通りも、人々の「普通の暮らし」の香りがします。
街の片隅にある公園、Vita Bergen の芝生の上には、日光浴をしている人たちの姿が ありました。
僕はベンチに腰掛け、途中で買ったパンを頬張りながら、日本に向けて絵葉書を書きます。
午後2時ごろになって、空に黒い雲が広がってきました。おやおや。また夕立が来そうです。
と思っていると、やっぱり降り始めました。昨日とおんなじくらいの時間帯です。市庁舎のそばの橋の下で、やり過ごすことにしました。周りには、僕と同じことを考えている若者達が何人か居ます。
二日で二度目です。これは単なる偶然ではないでしょう。この季節のストックホルムでは、午後の夕立は毎日のことなのでは。おそらく、周りが水だらけのところに陽の光がガンガン照り付けるからだと思います。日本の天気予報で良く言われる「大気の状態が不安定」ってやつ。あれに なりやすいみたいなんですね。で、雷がなって夕立が降ると。
(写真は午後4時に近くなっています。下に書いた、宿探しの最中に中央駅の近くで撮影)
雨が小降りになってきたところで、今夜のねぐらを探しに出かけました。
まずは、Skeppsholmen島の西に浮かぶ、Af Chapman へ。ただ、望みは薄いだろうと思いました。ここは、水に浮かぶ船の中を宿泊所にしています。ストックホルムでは良く見かける形式の宿ですが、なぜかこのホステルだけ やたら有名になっていて、日本のユースホステル協会を通じて予約が取れるほどなのです。
受付に行って係の女性に尋ねるも、今夜は 船の上も陸の上も、あいにく塞がっておりますという返事。そこのロビーには、貧乏旅行のベテラン達がいっぱい居て、ソファーに座って談笑していました。僕なんかの入る余地は とても無さそうです。
次に行きましょう。
あさっての朝が早いということを考えると、中央駅からそんなに離れていない所を見付けたいと思います。で、駅の周辺を歩いているうちに、また雨がひどくなってきました。
とある公園のそばの並木の下で雨宿りをしつつ辺りを見回していると、目に飛び込んで来たのが、ユースホステルの標識。道路標識に、そういうのがあるんです。有り難いですね。そっちへ進んで行くと、果たして、City backpackers vandrarhem という小さな宿がありました。ただ、書物の情報によるとこの宿、ベッド数が少なめ。どうだろうなと思いながら受付に行きました。
眼鏡をかけた若い女性が応対してくれましたが、ベッドは一杯との事。やはりそうですかと落胆した所、この近くにもう一軒宿があるんだけど知ってますかと言われます。あぁ、そう言えば、地図に描いてあったような。
メモ用紙に書いて場所を教えてくれました。一本西の通りに Hostel mitt i city というのがあるとのこと。そこへ行ってみたらと勧められました。この際ですから、こういうご親切には従うことにします。お礼を言って外に出ようとすると、雨が止むまでロビーで休んで行っていいですよと言われました。ありがたくお受けして上がりこみました。こちらでは珍しく、靴を脱いで上がるようになっています。日本人にはこの方が馴染みで、なんかホッとします。
雑誌や新聞が置いてあったのですが、新聞は当然のようにスウェーデンの地元紙だし、雑誌もスウェーデンのものが多い。仕方がないから TIME か何かを引っ張り出してパラパラめくってました。ほとんど読めなかったけど。
やがて、雨が弱くなってきたようなので、玄関へ向かいました。外へ出ようとしたところ、先ほどの受付の女性に呼び止められました。向こうの宿に電話をして空きがあるかどうか訊いてみましょうと言います。雨宿りさせてもらった上に、そんなことまで。お礼の言葉も無いとは、まさにこのことです。
電話での話が始まりました。スウェーデン語で喋っているので、こっちには一言も分かりません。唯一分かったのは “backpacker” という英単語のみ。「ここに宿が無くて困ってるバックパッカーみたいなのが一人居るんだが、そっちにベッドの空きは無いか」というようなことを言ってるはずですが。
しばらくやり取りがあった後、空いてるそうですよ、というお言葉。やったー。これで安心だ。
とそこで、名前を聞かれました。その途端、朝の出来事が頭をよぎりました。ファーストネームは英語圏にもある簡単な名前だから良いとして、口で「タジマ」と言って分かってもらえるだろうか。特に「ジ」が問題だよな。
返事にもたもたしていると、お姉さんは手馴れたもので、紙とボールペンを差し出し、書いてくれと言います。朝の教訓を生かし、“Tazima” と書いてみました。それを電話口で伝えるお姉さん。うん、今度は「ジ」に近い発音をされました。これからは、これで行きましょう(ただ、パスポートとの不整合が生じますが)。
お礼を言ってそこを飛び出し、貰ったメモを頼りに隣の通りへ向かいました。
そこで、相手の言うことを半分しか聞いていなかったことが災いしまして、宿を見付けるのにしばらく手間取りました。Västmannagatan という通りの13番地と口で言われ、メモにも書いてもらっていたにもかかわらず、それが頭から抜けていて しばらくさまよっていました。
やっと入り口を見つけ、インターホンを押して話し掛けます。男の人が出て来ました。スウェーデン語で何か言われます。こちらの名前を名乗った所で、その先をどう言ったらいいか分からず口ごもってしまいましたが、分かってもらえました。入り口のカギを開けてもらい、建物の中に入ります。
Hostel mitt i city は その建物の上のほうの階にあります。玄関ホールを奥へ進むと、エレベーターで上に向かうようにと書いてあります。このエレベーターが面白かった。こういうの、映画なんかでは見た事があるような気もしますが、乗るのは初めてです。
扉が、普通の部屋の入り口のような木の扉です。それを手で開けます。するとそこには、もう一つ開ける物があります。伸縮自在の菱形格子とでも言ったら良いのでしょうか、それを横にスライドさせて開け、中に入ります。扉はしっかり閉めてくれと書いてあります。間抜けなことに、格子のほうを先に閉めてしまって外の扉に手が届かなくなりました。慣れてないもんで。
扉を閉めると、行き先のボタンを押します。どうやら一番上のボタンを押せばいいみたいです。押すとすぐに、上に向かって動き出します。目の前には格子しかありませんから、エレベーターが上り下りする空間の、内側のコンクリートなんかが丸見えです。各階の床にあたるところに、2とか3とか書いてあって、それで今どこに居るか分かるようになってます。動きはとてもゆっくりで、階段を駆け上がって競争が出来そうです。
無事、受付に到着。出迎えてくれたのは、先ほどのインターホンから聞こえてきた声の主。髪の毛や肌の色を見る限り、生粋のスウェーデンの方ではないみたいでした。
あと一つしかベッドは空いてなかったんですよと言われました。運が良かったですね。向こうは一晩だけのつもりで引き受けたみたいなんですが、二晩お願いしました。ちょっとためらったすえ、OKの返事が貰えました。
2泊・朝食付きで、385kr。4000円ちょっと、です。
(結局、宿代は全部で1万円そこそこだったわけで。日本国内の旅行より よほど安くあがりました)
部屋は403と言われました。階段を下りて1階下へ向かいます。どこだどこだ、と探すうち、403Bという部屋のドアを見付けました。他のドアを確かめもせずに開けたのが大間違い。中に居た老夫婦が、ビックリしたような顔をしてこちらを見ました。事情を飲み込めてない僕に向かって、盛んに何か言ってこられます。例によって一言も分からず。おどおどしながら、入り口近くのベッドを指差して空いてるかと訊くと、いいえと言われます。どうやらこの部屋に入るべきではないらしい。みんなで、さっき僕が貰った伝票を見ながら廊下へ出て部屋を探します。
隣に403Aという部屋があり、そのさらに隣に403がありました。あ、ここだここだ。どうも、お騒がせしました。老夫婦も、ヤレヤレといった感じで部屋へ戻られました。うん、今度こそ間違いないな。
中に入ると、そこにノースリーブ姿の白人のお姉さんが! どうしてドアを開けるたんびに驚かなきゃいけないんだ。
どうやら男性も女性も無く、相部屋として詰め込まれているみたいです。頭の中が真っ白になって、また間違えたかという思いもよぎり、思わずこんなことを口走っていました。「空いてるベッドあります?」(あるから入って来たんだろうに)
相手は平然として、シーツが無いから ここは空いてるんじゃないかと、窓近くのベッドの上段を指差します。あ、さいですか。はー、良かった。今晩からの寝床はココだ。
今度の部屋は、2段ベッドが4つ。8人部屋でした。
中心街に程近く、便利な場所にあります。
下の写真にある建物の、一番上の2階分が宿になっています(写真では、最上階は陰に隠れてます)。
ちなみにエレベーターの表示によると、玄関のある階が「B」で、その上が「1」なのだそうです(初めて外出した時、「B」を「地下」と勘違いして、玄関の1コ上の階でエレベーターを降りてしまいました)。ですから、宿は「4」と「5」の階になります。
アパートメントには 普通の家も一緒に入っているので、建物の玄関ドアは錠が掛かっており、そのままでは入れません。ホステルに直接通じるインターホンで話し、遠隔操作で錠を開けてもらいます(ご主人は、英語を喋るのは あまり得意でないらしく、スウェーデン語で返事をされることが多かったです)。
街を歩きながら、こんな建物の中に入って窓から外が眺めてみたいなぁ、とか思っていたんですが、期せずして それが叶うこととなったわけでした。
(前の宿もそうだったんですが、天井が高くて ゆったりしています。この街の建物の特徴である縦長の窓からは、向かいの建物が見えてます。窓ガラスは、当然のように2重になっていました)
もともと ごく普通の家のために作られた建物なので、部屋や廊下には、どこか、家庭的な感じが漂っていて、肩を張らずに過ごせました。朝食も、どこかの家の食堂で仲間がたくさん集まって食べてるような気分でした。部屋数やベッドの数はあまり多くないようですが、それは、致し方のないところでしょう。
従業員の方々は、ご主人を始め、北欧系でない人が目に付きます(ひとり、黒人の方がいらっしゃいました)。日本の民宿のような、個人で経営している雰囲気です。本格的なホテルと違い、マニュアルじみた接客をしないところが、またヨシ。
トイレ騒動 (3) − 「あき」か「使用中」か 分からない −
二番目にお世話になった宿は、部屋と同じ階に2ヶ所のトイレがありました。そのうち一ヶ所はシャワーと同じ部屋、もう一つはトイレだけが独立しています。
シャワーと一緒になっている方は、開いている時は外側に白い表示が見えていて、錠を掛けると赤い表示が現れる仕掛けになっています。これは、僕にも分かりやすい。
ところがもう一方は、表示が文字なんです。
UPPTAGEN
……あ、あの、いま、開いてるんですか、閉まってるんですか? ぜんぜん分かんないよ。
もしかしたら、新品の頃は二つの表示が色分けされていたのかも知れませんが、いまや掘り込まれた文字は、周囲の真鍮の色と ほとんど同化してしまっています。
こちらでは、人が入っているか確かめるためにノックをするという習慣はあるのでしょうか? そんなことも良く分からないので、最初、そのトイレには入れませんでした。
(あとから行ってみると、そこの錠は外の表示の部分だけ壊れている事が分かりました。人が入っていようがいまいが、外は UPPTAGEN の表示のままだったのです。そこで、使い終わったら ほんの少しドアを開けたままにしておくのが、宿泊者の間の暗黙の了解になっていたようです。だから、僕が最初に行った時は、人が入っていたのですね)
ちなみに、正解は以下の通りだそうです。(「地球の歩き方 北欧」より)
LEDIG :あき
UPPTAGEN :使用中
寝るには まだ早い気がしたので、荷物を置いて身軽な恰好で散歩に出ました。時刻は夜7時。
今は博物館になっている天文台がある、小高い丘の公園に来ました。
ベンチに腰掛けて、午後の日に照らされた街並みを見ながらぼんやりしていると、一人の小父さんがやって来ました。なんか覚束ない足取りで、なんかブツブツつぶやきながら。
僕のそばまで来ると、何やら話してきます。お酒が入っていい気分になっている風情です。しかし、話している言葉は丸で分からないので、僕は、きょとんとしていました。
小父さんは委細構わず、いろいろちょっかいを出してきます。僕の二の腕の肉を掴んで引っ張ったりします(けっこう痛かったっすよ、おっちゃん)。相変わらず何を言っているのか分かりませんが、突然、上着を脱いだかと思うと、懐から二本の瓶を取り出し、一本の中身を半分ぐらいドボドボと捨てて、もう一本の方の液体をそこに入れました。そして、僕の方に突き出します。どうやら、飲んでみろと言ってるみたいです。どうやら、お酒みたいです。捨てた方のやつはジュースか何かの、いわゆる「割る」ための飲み物で、お酒の方は、日本の焼酎のようなものでしょうか。小父さんが、しきりにラベルを指差して説明してくれるのですが、悲しいかな、僕には全然読めません。
しかし、僕がつれない返事ばかりしていると(と言うか、つれない返事しか しようがなかったんですが)、そのうちに飽きてきたようです。
おれはフィンランドから来たんだー、みたいな事を口走りながら、どっかに行ってしまいました。
これが、僕が旅行中に会った唯一の おかしな人でした。
(ちなみに、この公園 Observatorielunden からの街並みの眺めは、なかなか良かったです)